仕事を辞めたい・疲れた20代へ|それは甘え?見分けるサインを解説

この記事では、20代で仕事を辞めるのは甘えなのか、仕事に疲れたと感じる20代はどのくらいいるのかについて解説します。

あわせて、辞めたいと感じる原因や、辞めるべきか続けるべきかを見分けるサインも取り上げます。

20代で「仕事を辞めたいけど次がない」と感じている人や、後悔しない辞め方・転職の進め方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

転職UPPP編集部ライター T氏:30代前半

転職UPPPライター
T.F氏:30代前半

ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。

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目次

「仕事を辞めたい・疲れた」と感じる20代はどれくらいいるのか

「もう疲れた」「辞めたい」と感じているのは、あなただけではありません。

20代の3人に2人近くが、今の仕事に強いストレスを抱えています

厚生労働省の令和6年の調査では、20〜29歳の64.9%が、仕事で「強い不安・悩み・ストレスとなっている事柄がある」と答えました。
※参考元:厚生労働省「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況(個人調査)」

全年齢の合計は68.3%なので、20代だけが特別高いわけではありません。それでも、若いうちから多くの人が無理をしながら働いているのが分かります。

ストレスの対象で多いのは、次の3つです。

  • 仕事の量:40.7%
  • 対人関係(セクハラ・パワハラを含む):30.8%
  • 仕事の質:21.0%

※参考元:厚生労働省「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況(個人調査)」

こういった背景もあり、実際に辞めて次へ進む20代の人も少なくありません。

同省の令和6年雇用動向調査では、25〜29歳の女性:16.8%・男性:15.1%が1年間に転職しています
※参考元:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」

20代で「仕事を辞めたい」と感じるのは甘え?

20代で「辞めたい」と感じるのは甘えではありません。前述のとおり、20代の64.9%が仕事に強いストレスを抱えています。

これだけ多くの人が同じように感じているのに、あなただけが弱いということはありません。

「真面目な人ほど、自分を責めてしまう」という傾向があります。

周りは普通に働いているように見えて、「辞めたいと思う自分が情けない」と感じてしまうのです。でも、周りも口に出していないだけで、同じ気持ちを抱えていることは少なくありません。

大切なのは、「辞めたい」という気持ちが甘えかどうかを判断することではなく、その気持ちが何のサインなのかに目を向けることです。

たとえば、次のような状態が続いているなら、心や体が出している限界のサインかもしれません。

  • 眠れない、朝起きられない日が続く
  • 食欲がわかない、好きだったことが楽しめない
  • 仕事のことを考えると気持ちが重くなる

こうしたサインが出ているときは、「甘えかどうか」を考えて我慢するより、休職したり、場合によっては転職することを考えましょう。

無理を続けて心身を壊すと、回復に時間がかかってしまいます。

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20代特有の「仕事辞めたい」「疲れた」が生まれる原因

20代が「辞めたい」「疲れた」と感じるのには、この年代ならではの理由があります。

給料や人間関係といった原因は何歳でも起こりますが、ここでは社会人経験の浅い20代だからこそ強く出やすい4つの原因を見ていきます。

原因1:理想と現実のギャップが大きくなりやすい

入社前に思い描いていた仕事と、実際の業務との差に戸惑いやすいのが20代です。

「やりたかった仕事と違う」「希望の部署に行けなかった」というギャップは、働き始めて間もない時期ほど強く感じます。

このギャップは、早期離職の多さにも表れています。令和4年3月に卒業した大学生のうち、33.8%が3年以内に会社を辞めています
※参考元:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」

およそ3人に1人が、入社して数年のうちに「思っていたのと違う」と次の道を選んでいるのです。

原因2:「初めて」が多く、心身が疲れやすい

20代、特に社会人1〜3年目は「初めて」の連続です。

ビジネスマナー、責任のある仕事、年上ばかりの人間関係など、慣れないことに毎日向き合うだけで疲れてしまいます。

実際、20代がストレスの原因として最も多く挙げたのは「仕事の量」で40.7%でした。
※参考元:厚生労働省「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況(個人調査)」

慣れない仕事に量も加わると、心も体も追いつかなくなります。

20代は体力があるぶん無理がきいてしまい、疲れに気づかないまま走り続けてしまう点にも注意が必要です。

原因3:周囲と自分を比べて焦りやすい

同期の活躍やSNSでの発信を見て、「自分だけ遅れている」と焦るのも20代に多い悩みです。

経験が浅いうちは成果が見えにくく、つい他人と比べて自分を低く評価してしまいます。

本来、成果が出るスピードは人それぞれです。それでも比べてしまうのは、評価の基準が「自分」ではなく「他人」になっているからです。

原因4:キャリアの先が見えず将来に不安を抱きやすい

「この仕事が何につながるのか分からない」「目標になる先輩がいない」といった将来への不安も、20代を疲れさせます。

これからのキャリアが長いぶん、先が見えないことへの不安も大きくなりがちです。

特に20代後半になると責任ある仕事を任され始め、「このままでいいのか」と立ち止まる人が増えます

漠然とした不安は、自分のキャリアを見つめ直すきっかけにもなります。

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「仕事が続かない」「すぐ辞める」20代が知っておきたいこと

「仕事が続かない」「すぐ辞めてしまう」と悩む20代は少なくありません。

ただ、続かない理由を「自分が悪い」と決めつける前に、以下の点については知っておくといいでしょう。

「仕事が続かない」のは性格より環境やミスマッチが原因のこともある

仕事が続かないのは、あなたの性格や根性のせいだとは限りません。

仕事内容が合っていない、職場の雰囲気が向いていないといった「ミスマッチ」が原因のこともあります。

「人は良いのに続かない」という人もいます。周りとの関係は悪くないのに、業務そのものが自分に合っていないケースです。

この場合、同じ職種を続けても苦しさは変わりにくく、環境を変えたほうが力を発揮できることもあります

まずは「自分が悪い」と「職場が合っていない」を分けて考えてみてください。

入社2年目で辞めたいと感じるのは珍しくない

「2年目で辞めたいなんて早すぎる」と感じる必要はありません。厚生労働省のデータを見ても、2年目で辞める人は一定数います。

令和4年3月に卒業した大学生の離職率を年ごとに見ると、1年目が12.1%、2年目が11.9%でした。
※参考元:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」

1年目と2年目で、辞める人の割合はほとんど変わりません。

仕事に慣れてきた2年目だからこそ、「この先も続けられるのか」と立ち止まる人が多いのでしょう。

短期間で辞めることが今後の転職にどう影響するか

20代のうちにすぐ辞めること自体が、その後のキャリアを決定づけるわけではありません。

ただし、短い期間での退職が続くと、採用する企業から「またすぐ辞めるのでは」と見られやすくなる点は知っておきましょう。

大切なのは、辞めた理由を面接で前向きに説明できるかどうかです。

「職場が合わなかった」で終わらせず、その経験から何に気づき、次にどう活かすのかを言葉にできれば、短期間の退職もマイナスばかりではありません。

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同じ理由で辞めないために事前に整理しておくこと

転職してもまた「続かない」を繰り返さないために、辞める前に自分の状況を整理しておくことが役立ちます。

整理しておきたいのは、次の3つです。

  • 何がつらくて辞めたいのか(仕事内容・人間関係・働き方など)
  • その原因は、今の会社を辞めれば本当に解決するのか
  • 次の職場で何が変われば、続けられそうか

この3つを言葉にしておくと、勢いで辞めて後悔することを防げます

仕事を辞める前に一度、上記の3つを書き出してみてください。

20代で仕事を辞める・転職するメリットとデメリット

20代で仕事を辞めるメリット

20代で仕事を辞めて転職するメリットは次の通りです。

  • 未経験の職種・業界にも挑戦しやすい
  • 第二新卒として若さとポテンシャルを評価されやすい
  • 早く動くほど、その後のキャリアの選択肢が広がる

20代の転職市場では、これまでの実績よりも、これからの伸びしろ(ポテンシャル)が重視されます

これまでと違う職種や業界にも挑戦しやすいのが特長で、「やりたい仕事が他に見つかった」という20代は方向転換しやすい年代です。

特に社会人3年目までは「第二新卒」として扱われ、若さや意欲を評価して採用する企業が多くあります。

スキルや実績がまだ少なくても「育てる前提」で評価されるため、早く動くほどキャリアチェンジの可能性が高まります

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20代で仕事を辞めるデメリット

一方で、20代で仕事を辞めることには次のようなデメリットもあります。

  • 社会人経験が浅く、転職先で評価される実績やスキルが少ない
  • 20代前半は早期離職と見られ、定着性を不安視されやすい
  • 同期より一度キャリアが途切れ、焦りや遅れを感じやすい

20代は伸びしろを評価される一方で、アピールできる実績やスキルがまだ少ない時期です。

特に1〜2年での退職だと、「仕事を覚えきる前に辞めた」と受け取られ、即戦力を求める求人では不利になることがあります。

また、勤続年数が短いうちの退職は、企業から定着性を不安視されやすい点も20代ならではです。

先ほど述べたように、大学を卒業した人の3人に1人が3年以内に辞めていますが、採用する側はやはり「長く働いてくれるか」を気にします

退職理由を前向きに説明できるよう備えておくことが欠かせません。

さらに、転職で一度キャリアが途切れると、順調に働く同期と比べて「自分だけ遅れている」と焦りを感じやすくなります

20代だからこそ、勢いではなく準備して動くことが後悔を防ぐカギとなります。

20代が「辞めるべき」か「続けるべき」か迷ったときの判断材料

「仕事を辞めたい」と思っても、本当に辞めていいのか迷う20代は多いはずです。

迷ったときは、辞めた方がいいサインと、もう少し続けた方がいいサインの両方を知っておくと判断しやすくなります。自分の状況がどちらに近いかを見比べてみてください。

20代でも仕事を辞めた方がいいサイン

次のような状態に当てはまるなら、辞める方向で考えてよいサインです。

特に心身の不調は我慢するほど回復に時間がかかるため、早めの判断が自分を守ります。

  • 眠れない、朝起きられない、気分の落ち込みが続くなど、体や心に不調が出ている
  • 長時間労働やハラスメントなど、職場の環境そのものに問題がある
  • 改善を相談しても状況が変わらず、今後も変わる見込みがない
  • 仕事内容が自分に合わず、続けても力を発揮できる気がしない

なかでも、体や心に不調が出ているときは見逃さないでください。健康を崩してしまうと、転職活動どころか日常生活にも支障が出ます。

このサインが出ているなら、休職や退職を検討してもよいでしょう。

20代で仕事を辞めるのを避けた方がいいサイン

一方で、次のような場合は、すぐ辞めずに少し様子を見た方がよいこともあります。辞めても同じ悩みを繰り返す可能性があるためです。

  • 一時的な忙しさや、特定の出来事への一時的な感情で辞めたくなっている
  • 異動や担当替えなど、近いうちに環境が変わる見込みがある
  • 辞めたい理由が自分でもはっきりせず、言葉にできない
  • 不満はあるが、心身の健康や生活には支障が出ていない

ただし、これは「我慢し続けるべき」という意味ではありません。様子を見るあいだに辞めたい理由を整理しておくと、本当に辞めるべきかどうかが見えてきます。

仕事を続けながら転職活動を始めて、いつでも動ける状態にしておくのも一つの方法です。

「仕事を辞めたいけど次がない」と感じる20代がやるべきこと

「辞めたいけど次の仕事がない」という不安から、動けないまま我慢を続けている20代は少なくありません。

ただ、次がないと感じる理由を整理し、順番に動けば、不安は少しずつ小さくできます。心や体が限界に近いときの対応も含めて見ていきます。

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「次がない」と感じる原因を分けて考える

「次がない」という不安は、原因を分けると対処しやすくなります。多くの場合、次の2つのどちらかです。

  • スキルや経験が足りないと感じている
  • そもそも転職活動をまだ始められていない

前者なら、これまでの仕事で身につけたことを書き出すだけでも見え方が変わります。

20代は実績よりこれからの伸びしろを見てもらえるため、スキル不足を過度に気にする必要はありません。

後者なら、まず求人を見てみるだけでも「次がない」という思い込みがほぐれていきます。

仕事を辞める前に転職活動を始めておく

次がない不安が強いときほど、仕事を辞める前に転職活動を始めておくと安心できます。

在職中なら収入が途切れず、焦らずに次を選べます。

退職してから探すと、収入が止まる不安から「とにかく早く決めたい」と気持ちが急ぎ、希望と違う職場を選んでしまうことがあります。

働きながらでも、求人を見る、応募してみるといったように少しずつ転職活動を進められます。

次が見つかってから今の会社を辞めれば、「次がない」という不安そのものがなくなります。

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心身が限界なら休職・退職を先に検討してよい

心や体がすでに限界に近いなら、次の職場を決めるより先に休むことを優先してください。「次が決まるまで我慢」が、正解とは限りません。

眠れない、朝起きられない、気分が落ち込み続けるといった状態が続くときは、無理に働き続けると回復に時間がかかってしまいます。

休職という選択肢もありますし、退職して心身を整えてから動き直すこともできます

一人で判断が難しいときは、医療機関や公的な相談窓口など、専門家の力を借りてください。

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一人で抱えず相談先を持つ

「次がない」という不安は、一人で抱えるほど大きく感じます。

誰かに状況を話すだけでも考えが整理され、見えていなかった選択肢に気づけます。

家族や友人に話すのもよいですが、転職に関する具体的なアドバイスを得たいなら、転職エージェントに相談する方法もあります

転職エージェントなら求人を紹介してもらえるだけでなく、自分の経験がどんな仕事で活かせるかを一緒に整理してもらえます

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20代で後悔しないための転職の進め方

STEP1:辞めたい理由を「不満」と「希望」に分けて書き出す

まずは、辞めたい理由を頭の中で考えるだけでなく、紙やスマホに書き出してみてください。

書き出すときは「不満」と「希望」の2つに分けると、次に進む方向が見えてきます。

たとえば「残業が多い」というのが不満なら、希望は「定時で帰れる職場」になります。

この希望が、次の仕事を選ぶときの基準になります。基準がはっきりしないまま転職すると、また同じ不満を抱えてしまいかねません。

STEP2:転職サイト・転職エージェントに登録して求人を見てみる

次に、転職サイトや転職エージェントに登録し、まずは求人を眺めてみましょう。

転職サイトやエージェントは無料で登録・利用ができるので、今すぐに転職の意思がなくても手軽に利用できます。

求人に応募するかどうかは後で決めればよく、見るだけでも十分に意味があります。

自分の経験で応募できる求人や、給与・休日の相場を知ると、「自分には次がない」という思い込みが和らいでいきます。

在職中に登録だけでも済ませておくと、本格的に動きたくなったときにすぐ動けます。

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STEP3:転職エージェントに相談して書類・面接の準備を進める

転職先への応募を考え始めたら、転職エージェントに相談して選考の準備を進めます。

転職エージェントは、求人紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策まで無料でサポートしてくれます。

20代は経験が浅く、「何をアピールすればいいか分からない」と悩みがちです。転職エージェントに相談すれば、自分の経験のどこが強みになるかを一緒に整理してもらえます

一般に出回っていない非公開求人を紹介してもらえることもあり、一人で探すより選択肢が広がります。

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STEP4:次の職場の内定を得てから退職を申し出る

転職先の内定を得たら、今の会社に退職を申し出ます。

在職中に内定を獲得できれば収入が途切れず、焦って次の職場を妥協することもありません

退職を申し出るときは、引き継ぎの期間を考えて、辞めたい時期の1〜2か月前には伝えておくと円満に進みやすくなります。

心身が限界で在職中の活動が難しい場合は、先に辞めて体を休めることを優先してかまいません。その場合も、退職前に転職エージェントへ登録しておくと、回復後にスムーズに動き出せます。

まとめ

20代で「仕事を辞めたい」「疲れた」と感じるのは甘えではありません。

今回紹介したように、20代の64.9%が仕事に強いストレスを抱えており、多くの人が同じ気持ちを抱えながら働いています

「辞めたいけど次がない」と感じるときも、まずは辞めたい理由を不満と希望に分けて書き出し、在職中に求人を見るところから始めれば不安を少しずつ解消できるでしょう。

一人で抱え込まず、転職エージェントのような第三者に相談すれば、自分の強みや次の職場を効率よく見つけられます。

「仕事に疲れて辞めたいけど、踏みとどまっている」という方は、まずは転職のプロであるエージェントに相談してみてください。

転職UPPP編集部ライター T氏:30代前半

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