この記事では、キャリアチェンジが難しいと言われる理由と、実現するための進め方を解説します。
実は、転職者のおよそ半数が異業種への転職を経験しています。「キャリアチェンジは難しい」というのは事実ですが、「ごく一部の人しかできない」というわけでもありません。
難しさの理由を知ったうえで、自分の年代や状況に合った進め方を選べるかどうかが結果を分けます。
ただ、「何から始めればいいかわからない」「自分のしたいことがキャリアチェンジに当たるのかさえわからない」という状態では、なかなか動き出せません。
この記事を参考に、今キャリアチェンジすべきかどうか、キャリアチェンジするならどのように進めるべきかを確認してみてください。
転職UPPPライター
T.F氏:30代前半
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
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キャリアチェンジとは?社内異動・異業種転職との違い
| 社内異動による キャリアチェンジ | 異業種転職による キャリアチェンジ | |
|---|---|---|
| 変わるもの | 職種・部署(会社は変わらない) | 会社・業界・職種 |
| 活かせるもの | 社内の人脈・業務知識・社内での評価 | 前職で培った持ち運べるスキル |
| 主な難しさ | 異動先に空きがあるか・社内調整 | 未経験者としての選考通過 |
| 収入の変化 | 大きくは下がりにくい | 一時的に下がる場合がある |
キャリアチェンジとは、これまで経験してきた職種や業種とは異なる分野へ移り、新しいキャリアを歩むことを指します。
同じ職種で経験を積み上げ、役職や年収を高めていく「キャリアアップ」とは方向性が異なり、これまでの延長線上ではない道へ進む点が特徴です。
キャリアチェンジは、大きく「社内異動によるもの」と「異業種転職によるもの」の2つに分けられます。同じ「キャリアを変える」ことでも、会社を変えるかどうかで難易度や進め方は変わります。
まずは自分がどちらを目指すのかを整理しておきましょう。両者の違いをまとめると、次のとおりです。
社内異動によるキャリアチェンジ
社内異動によるキャリアチェンジは、今の会社に在籍したまま職種や部署を変える方法で、リスクを抑えながらキャリアの方向を変えられるのが特徴です。
例えば、営業職から企画職へ、事務職から人事へといったように、勤務先は変えずに担当する仕事だけを変えていきます。
これまで築いた社内の人脈や、会社の事業に対する理解をそのまま活かせるため、まったくのゼロからのスタートになりにくい点が利点です。
一方で、希望する部署に空きがなければ実現は難しく、社内公募制度の有無や、上司との調整に左右される面もあります。
異業種転職によるキャリアチェンジ
異業種転職によるキャリアチェンジは、会社も業界も変えて新しい分野へ移る方法で、選択肢が広い反面、未経験者として選考に臨む難しさがあります。
例えば、小売業の販売職からIT業界の事務へ、金融業界からWeb業界へといったように、業界そのものを越えて転職します。
働く環境を大きく変えられるため、やりたい仕事に近づきやすい点が魅力です。
ただし、これまでの経験がそのまま評価されにくく、経験者と比べて選考のハードルは上がりやすいのが実情です。
「キャリアチェンジは難しい・無理」と言われる理由
キャリアチェンジが難しいのは、未経験の分野では、これまでの経験やスキルをそのまま強みとして評価されにくいからです
キャリアチェンジの難しさを生んでいる主な要因は、次の4つです。
- 即戦力・経験者が優先される
- 一時的に年収が下がりやすい
- 年齢が上がるほど厳しくなる
- 希望者が多く競争になりやすい
中途採用では即戦力が求められやすく、同じ求人に経験者が応募すれば、未経験者は入り口で不利になります。
前職の実績も、業種や職種が変わると新しい仕事の評価軸に当てはまらず、「どう活かせるか」を自分で示さなければ強みとして伝わりません。
年齢の影響もあります。若い世代はポテンシャルを期待されますが、年齢を重ねるほど即戦力としての専門性を求められ、未経験ではその期待に応えにくくなります。
ただし、「未経験は評価されにくい=キャリアチェンジは無理」とは限りません。
リクルートの調査では、2024年1月〜2月時点で、過去1年以内に転職した正社員のうち異業種へ転職した人は51.4%でした。
※参考元:リクルートエージェント「異業種への転職は難しい?異業種転職の動向や実現するためのポイントを解説」
転職者の半数以上が異業種へ転職しているため、戦略次第ではキャリアチェンジは不可能ではありません。
データで見るキャリアチェンジの実態|異業種転職は本当に少数派?
異業種への転職は、少数派ではありません。むしろ、転職した人のおよそ半数が業種をまたいでいます。
前述したように、リクルートの「異業種転職の実態調査」によると、2024年1月〜2月時点で、過去1年以内に転職した正社員のうち、異業種へ転職した人は51.4%、同業種は48.6%でした。
※参考元:リクルートエージェント「異業種への転職は難しい?異業種転職の動向や実現するためのポイントを解説」
しかも、この流れは年々強まっています。
リクルートが転職決定者を分析したデータでは、以下のとおり「異業種×異職種」への転職(業種も職種も変える転職)の割合は、約10年間で24.2%から36.1%へと11.9ポイント増加しています。
※出典元:株式会社リクルート「『リクルートエージェント』転職決定者データ分析 10年間で起きた中途採用市場の構造変化」
反対に、業種も職種も変えない「同業種×同職種」の転職は、27.9%から19.6%へ8.3ポイント減少しています。業種や職種を越えて移る「越境転職」が、当たり前の選択肢になりつつあります。
背景には、人手不足を受けて、未経験者にも門戸を広げる企業が増えていることがあります。
これまでの経験を直接問わず、入社後の成長を見込んで採用するケースが広がっているのでしょう。
【年代別】キャリアチェンジは何歳まで可能か
キャリアチェンジに、法律上の年齢制限はありません。何歳でも挑戦はできます。
ただし、年代によって企業からの見られ方は変わり、実現のしやすさや狙うべき方向にも違いが出てきます。
20代・30代・40代〜50代で、何がどう変わるのかを見ていきます。
20代からのキャリアチェンジの可能性
20代は、キャリアチェンジが最もしやすい年代です。
経験が浅くても、企業が将来性(ポテンシャル)を見込んで、未経験の業種・職種に採用するケースが多くあります。
リクルートが転職決定者を分析したデータでも、業種も職種も同時に変える「異業種×異職種」への転職は、20〜24歳で最も高くなっています。
※参考元:株式会社リクルート「『異業種×異職種』転職が全体のおよそ4割、過去最多に 業種や職種を越えた『越境転職』が加速」
未経験の分野に思い切って挑戦するなら、20代は最も動きやすい時期だといえます。
30代からのキャリアチェンジの可能性
30代でもキャリアチェンジは可能ですが、これまでの経験を活かせる方向を選ぶと、より現実的になります。即戦力としての期待も加わり始める年代だからです。
同じリクルートのデータでは、25歳以上になると、業種は変えても職種は変えない「異業種×同職種」の転職が3割を超えます。
※参考元:株式会社リクルート「『異業種×異職種』転職が全体のおよそ4割、過去最多に 業種や職種を越えた『越境転職』が加速」
年齢が上がるほど、培った職種の経験を持ち運び、業種だけを変える形が増えていきます。
まったくの未経験を狙うよりも、経験を橋渡しできる転換のほうが実現しやすい年代です。
40代〜50代からのキャリアチェンジの可能性
40代〜50代のキャリアチェンジは難易度が上がりますが、不可能ではありません。
むしろ、この年代の転職は近年活発になっています。
※参考元:マイナビキャリアリサーチLab「転職動向調査2026年版(2025年実績)速報」
20代がピークから減少傾向にあるのとは対照的に、ミドル層の転職は年々増えています。
この年代では、これまでに積み上げたマネジメント経験や専門性を、新しい職場でどう活かせるかを示せるかどうかで結果が変わります。
キャリアチェンジすべきかどうかの判断チェック
キャリアチェンジを迷っているなら、「自分の希望がキャリアチェンジに当たるのか」と「いま転職活動を始めてよい状態か」の2つを確認してみましょう。
まず、あなたの希望が次のどれかに当てはまれば、キャリアチェンジ(未経験の業種・職種への転職)を検討するサインと言えます。
- 今とは違う業界に移りたい(例:小売からIT)
- 業界は変えず、別の職種に移りたい(例:営業から企画)
- 業界も職種も、両方変えたい
次に、いま動いてよい状態かどうかを確認します。当てはまる数が多いほど、準備を始めてよい段階です。
- その仕事に就きたい理由を、自分の言葉で説明できる
- これまでの経験で活かせる強みを、一つは挙げられる
- 一時的に収入や役職が下がっても受け入れられる
- 新しい分野で学び直すことに前向きになれる
- 志望する分野の大変な面も調べている
2つ目のリストに半分以上当てはまるなら、迷っている時間より、動き出して情報を集めたほうが判断は早く進むはずです。
条件がすべてそろっていなくても、不足分は準備の中で補えます。
当てはまる数が少なかった場合は、「なぜ変えたいのか」がまだ定まっていない可能性があります。次の章の「後悔・失敗しやすい人の特徴」で、自分に引っかかる点がないかを確認してみてください。
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キャリアチェンジで後悔・失敗しやすい人の特徴とリスク
キャリアチェンジで失敗する人には、共通したパターンがあります。
難しさそのものより、準備や考え方に問題があるケースがほとんどです。自分に当てはまる点がないか、確認してみてください。
「なんとなく変えたい」で動機があいまいなまま動く人
「なぜその仕事をしたいのか」を説明できない状態で動くのは、失敗のリスクが高いです。
選考では必ず「なぜこの職種を選んだのか」を問われます。その答えが用意できなければ、書類や面接の段階で弾かれやすくなります。
仮に入社できたとしても、動機がないまま仕事を始めると、思い通りにいかない場面に直面してしまうでしょう。
その結果、「やっぱり違った」と早期に辞めてしまうと、職歴に一貫性がなくなり、次の転職がより難しくなります。
「仕事に対して不満があるけど、これは辞めどき?」と迷っている方のために、仕事の辞めどきがわかるサインについて解説。社内環境や待遇面はもちろん、体調面も仕事を辞めるかどうかを判断する基準となります。記事の後半では、「仕事を辞める前に確[…]
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現職の不満から逃げることが目的になっている人
「今の職場がつらいから」が転職の主な理由になっている場合、転職先でも同じ不満を繰り返しやすいです。
職場環境や人間関係への不満は、業種・職種を変えても解決しないことが多くあります。
逃げることで状況が一時的に改善されても、問題の原因が自分の働き方や価値観にある場合は、環境を変えても同じパターンに陥りやすくなります。
転職先を選ぶ理由が「前職の不満の裏返し」になっていないか、一度整理が必要です。
「仕事が続かないのはメンタルが弱いせいかもしれない」と感じている方は少なくありません。ですが、実際には「自分に合わない働き方」が原因になっていることも多くあります。この記事では、メンタルが弱いと感じやすい人の特徴や働きづらさの原因を[…]
年収や役職など、今の待遇を下げたくない気持ちが強い人
未経験での転職では、少なくとも一時的に年収や役職が下がる可能性があります。
それを受け入れられないと、条件に合う求人が見つからず、転職活動が行き詰まります。
譲れない条件が多いほど選択肢は狭まります。
「年収は絶対に下げない」「役職も維持したい」という状態でキャリアチェンジを進めると、妥協を迫られる場面で判断が狂いやすく、結果的に納得のいかない転職になりかねません。
これまでの経験の活かし方を考えず、ゼロから始めようとする人
前職の経験を無視して転職活動を進めると、選考で強みを示せず、経験者との差がそのまま結果に出ます。
どんな職種からどんな職種へ変わっても、持ち運べるスキル(ポータブルスキル)は必ずあります。
たとえば、営業経験者がエンジニアを目指す場合でも、顧客折衝力や要件整理の経験は職種を越えて通用します。
それを言語化せずに「未経験です」だけで臨むと、採用側から見たメリットが伝わらず、選考を突破しにくくなります。
志望する業界・職種の良い面しか調べていない人
入社前に企業の良い面しか見ていないと、実際の仕事とのギャップで早期離職につながりやすいです。
「思っていたのと違った」は、キャリアチェンジで後悔する理由としてよく聞かれるパターンです。
マイナス面を事前に把握し、「それでも進む」と判断できる企業の方が転職後のギャップも最小限です。
業界の労働時間・給与水準・求められるスキルの現実など、調べれば分かる情報を見落としたまま動くのはリスクが高いので、事前にリサーチしておきましょう。
入社後の学び直しや下積みを受け入れられない人
キャリアチェンジの難しさは、転職が決まった後にも続きます。
新しい分野では知識ゼロからのスタートになる場面が多く、年下の同僚に教わることも珍しくありません。
前職でのキャリアやプライドがあるほど、この状況を受け入れにくくなります。それが職場との摩擦になり、早期離職につながると、また一から転職活動をすることになります。
「入社してからが本番」という前提で、定着するまでの期間を見越して動くかどうかが納得のいくキャリアチェンジにつながります。
キャリア迷子から抜け出す自己分析のポイント
キャリアチェンジを考えているのに、何がしたいのかわからない。そもそも自分に何が向いているのかさえ整理できていない。そういった状態を「キャリア迷子」と呼びます。
行き先が決まらないまま転職活動を始めると、軸がないまま求人を眺めるだけになり、いつまでも動けません。
まずキャリアチェンジの際に押さえておくべきポイントは次の4つです。
- 過去の仕事で、苦にならずに続けられたことを書き出す
- やめたい理由ではなく、やりたいことを言語化する
- 仕事に何を求めているかの優先順位をつける
- 興味のある分野に、実際に触れてみる
「苦にならずに続けられたこと」は、自分では当たり前すぎて強みと気づいていないことが多いです。
人より早く覚えられた作業、頼まれやすかった役割、時間を忘れて取り組めた業務など、評価の高低に関わらず「自然とできた」ことを書き出すと、自分の傾向を洗い出せます。
また、「どんな仕事をしているときに充実感があったか」「どういう状態で働いていたいか」という問いに答える形で、やりたいことを言語化します。
「〇〇がやりたい」ではなく「〇〇な状態で働きたい」という形で整理すると、職種の候補を絞りやすくなります。
仕事に求めるものは人によって異なります。やりがい・年収・働く時間・人間関係・成長できる環境など、複数の要素が絡み合っているため、すべてを同時に満たそうとすると身動きがとれなくなります。
自分が何を最優先にするかを一つ決めると、求人を選ぶ軸ができます。
何から始めればいい?難しいキャリアチェンジを成功させる進め方
キャリアチェンジを成功させるためには、やみくもに求人を探し始めるより、段階を踏んで準備を進めたほうが選考通過率が上がります。
何から手をつければいいかわからない人は、次のSTEPに沿って進めてみてください。
STEP1:まずは経験の棚卸しから始める|活かせる強みを言語化する
最初にやることは、これまでの仕事経験を書き出し、持ち運べるスキル(ポータブルスキル)を言語化することです。
自分の強みを把握しないまま応募しても、面接で「なぜあなたを採用すべきか」を説明できません。
職種や業界が変わっても通用するスキルを「ポータブルスキル」と呼びます。
たとえば、営業職なら顧客折衝力・課題整理力、事務職なら正確性・業務改善の視点、経理職なら数字への強さ・コンプライアンス意識など、職種をまたいで評価されるスキルは必ずあります。
「前職と関係ない仕事だから強みがない」と考えず、活かせるスキルや経験がないか棚卸ししてみてください。
STEP2:異業種か社内か、変える範囲を決める
業種と職種を同時に変えるほど、選考難易度は上がります。まず「どこまで変えるか」を決めることが、現実的な求人選びにつながります。
変える範囲は大きく3パターンです。
- 業種のみ変える(職種は同じ):選考ハードルが比較的低く、前職の経験を活かしやすい
- 職種のみ変える(業種は同じ):業界知識を活かしながら新しい職種に挑める
- 業種・職種を両方変える:可能性は広いが、未経験として見られるため難易度が最も高い
社内異動という選択肢も忘れずに確認してください。
社内公募制度がある企業なら、転職よりも低いリスクで職種を変えられます。
STEP3:志望先のマイナス面まで調べて情報のギャップを埋める
企業の良い面だけ調べて入社すると、現実とのギャップで早期離職につながりかねません。
志望分野の大変な面を事前に把握し、それでも進むと判断できてこそ、入社後も長く活躍しやすいです。
調べる方法としておすすめなのは、OpenWorkやエンカイシャの評判などの企業の口コミサイトです。
実際に働いている人やOB・OGからの口コミが寄せられているので、求人票には載っていないリアルな情報が得られます。
転職エージェントに相談するのも、現場の実態を把握する有効な手段のひとつです。
STEP4:不足スキルを補い、未経験を埋める準備をする
未経験での転職では、「学ぶ意欲と行動」を示せるかどうかも選考の分かれ目になります。
資格取得・オンライン学習・副業など、志望分野に関連する準備を始めることで、書類や面接での説得力が増します。
スキルや経歴に自信がない方は、資格取得をしながら転職活動を進めるといいでしょう。
今の会社しか知らないから不安 もし今転職をすることになったら自分は他の会社から求められるのだろうか? 市場価値はあるのだろうか?と不安になったことはありませんか?そもそも市場価値は、何でどうすれば[…]
STEP5:経験を”橋渡し”する形で応募書類・面接に落とし込む
未経験分野への応募では、前職の経験と志望職種の接点をアピールする必要があります。
採用側は「なぜ未経験なのにこの職種を選んだのか」「前職の何が活かせるのか」を必ず確認します。
たとえば「営業職からエンジニアへ」の場合、「顧客の課題をヒアリングして解決策を提案してきた経験を、システム設計の上流工程で活かしたい」という形で接点を言語化できます。
「未経験ですが頑張ります」では通過できません。前職の経験を志望職種の文脈で語れるよう、アピールポイントを準備しておくことが重要です。
当記事は転職の家庭教師/キャリアコンサルタントの丸井沙紀様に寄稿いただいております。書類が通過してやっと訪れた面接の機会。社会人経験の中で面接を受ける機会はそうそうない為、学生時代以来という方や久しぶりに受けるという方も多い[…]
STEP6:応募先を絞りすぎず、幅広く応募する
未経験での転職は、経験者に比べて選考通過率が下がります。
1〜2社に絞って応募すると、すべて不採用になった場合に手詰まりになります。
選択肢を広く持ち、複数社に並行して応募することで選考の場数が増えて、面接の精度も上がります。
ただし、手当たり次第に応募しても準備が薄くなります。志望度の高い企業を軸に、関連する企業を広めに応募するのが理想です。
STEP7:1社で決めず、2段階転職も視野に入れる
理想の職種に一足飛びで到達できない場合は、段階を踏む方法があります。
いきなり未経験の職種へ移るより、関連性のある職種を経由してから目標の職種を目指す「2段階転職」です。
たとえば、まったく未経験の状態からデータサイエンティストを目指すより、まずデータ分析を扱う業務職に転職し、実務経験を積んでから改めて専門職へ移るほうが、採用されやすく定着もしやすくなります。
遠回りに見えても、実績を積んでからのほうが条件のよいポジションに就ける場合もあります。
未経験からキャリアチェンジを目指しやすい職種・難しい職種
職種によって、未経験からの転職難易度は異なります。
目指す職種の難易度を把握したうえで、準備の方向を決めましょう。
| 職種 | 未経験から狙えるか | 理由の概要 |
|---|---|---|
| 営業職 | ○ 狙いやすい | 業界を問わず未経験可の求人が多く、ポテンシャル重視の採用が多い |
| 事務・カスタマーサポート | ○ 狙いやすい | 未経験可の求人が幅広く、基本的なPCスキルがあれば応募しやすい |
| IT・Webエンジニア | △ 学習が必要 | 人手不足が続き門戸は広いが、基礎的な学習・資格取得が求められる |
| Webマーケター | △ 実績が必要 | 未経験可の求人はあるが、ポートフォリオや副業実績があると有利 |
| SE(上流工程) | × 難しい | 要件定義・設計など上流工程は実務経験者が優遇されるケースが多い |
| 経理 | × 難しい | 日商簿記2級以上が実質的に求められるケースが多く、資格なしは厳しい |
表の中で特に注意が必要なのはITエンジニアと経理です。
マイナビの中途採用状況調査によると、職種別の人手不足感は「ITエンジニア」が3年連続で最多となっており、未経験可の求人も他職種に比べて多く出ています。
※参考元:マイナビキャリアリサーチLab「中途採用・転職 総括レポート 2025年版(2024年実績)」
ただし、門戸が広いからといって準備なしで通過できるわけではありません。
プログラミングの基礎学習やITパスポート・基本情報技術者試験などの資格を取得してから臨むかどうかで、選考結果に差が出ます。
経理は一見、事務職の延長に見えますが、採用の判断基準が異なります。
財務諸表の読み方・仕訳・決算業務など、即戦力として動けるかが問われるため、日商簿記2級以上を持っていることが応募条件になっている求人が少なくありません。
営業職は、業界未経験でも採用されやすい職種のひとつです。
前職の業界知識をそのまま武器にできる場合もあり、たとえば小売業での販売経験者がメーカーの営業に移るケースなど、経験を活かした形のキャリアチェンジが成立しやすい職種でもあります。
未経験からキャリアチェンジを検討している方は、上記にある職種やその業界から求人を探してみるのもいいでしょう。
キャリアチェンジの相談は転職エージェントを活用しよう
転職エージェントは求人紹介だけでなく、転職活動全体をサポートするサービスです。
転職エージェントを通じて受けられる主なサポートは次の通りです。
- キャリアカウンセリング:これまでの経験・スキルを整理し、転職の方向性を一緒に決める
- 求人紹介:希望条件に合った求人を紹介。非公開求人にアクセスできる場合もある
- 応募書類の添削:履歴書・職務経歴書を選考を意識した内容に仕上げるサポート
- 面接対策:よく聞かれる質問への回答準備や、模擬面接によるフィードバック
- 条件交渉・入社手続きのサポート:内定後の年収交渉や、退職・入社のスケジュール調整
これらのサポートはすべて無料で受けられます。
転職エージェントは採用が決まった際に企業側から紹介料を受け取る仕組みのため、求職者側に費用は発生しません。
キャリアチェンジで特に効果的なのが、キャリアカウンセリングと応募書類の添削です。
現在のあなたの強みや適性を棚卸ししてくれるので、自分の市場価値を客観的に把握できます。
また、履歴書や職務経歴書の書き方もアドバイスしてもらえるので、異業種へ転職する際の書き方やアピール方法も、効果的に整理できます。
そして、転職エージェントによって得意な業種・職種・年代が異なります。
IT・Web系への転職を目指すならその分野に強いエージェント、30代以上のキャリアチェンジなら年代別の支援実績があるエージェントを選ぶと、的確なアドバイスを受けやすくなります。
複数の転職エージェントに登録して、担当者の提案内容や相性を比較しながら進めるのがおすすめです。
この記事では、おすすめの転職サイトや、年齢・職種・目的別のおすすめ転職サイトまで詳しく解説します。転職サイトは、自分で求人を探せる自由度が高く、登録すればスカウトやオファーが届くなど、チャンスを広げやすいのが特徴です。一方で[…]
今回は、スカウト型のおすすめ転職サイトを紹介します。転職サイトのスカウトとはどのような仕組みなのか、怪しいオファーはないのか、本当に年収アップにつながるのか。このような疑問を持ちながら情報を探している方も多いはずです。スカウ[…]
まとめ
キャリアチェンジは難しいと言われますが、異業種への転職は転職者のおよそ半数が経験しており、特別なことではありません。
年代を問わず実現している人はいますが、年齢が上がるほど「業種だけ変える」「経験を橋渡しできる職種を選ぶ」という戦略が重要になります。
納得感のあるキャリアチェンジを目指すなら、転職のプロである転職エージェントにまずは相談してみてください。
転職エージェントへの相談は無料ででき、職務経験の棚卸しから書類添削・面接対策まで一貫したサポートを受けられます。
複数の転職エージェントを比較しながら、自分の転換方向に合ったエージェントを選ぶことが、納得のいくキャリアチェンジへの近道になります。
転職UPPPライター
T.F氏:30代前半
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
運営会社情報
- 運営会社:UPPGO株式会社
- 所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田7-20-9 KDX西五反田ビル5F
- 有料職業紹介事業 許可番号:13-ユ-313755
- プライバシーマーク登録番号:第21004733(03)号
- お問い合わせ:contact@tenshoku-uppp.com









