平日休めない!在職中に転職面接する方法7選。日程調整してもらうメール例文も紹介

転職活動では「平日に面接を行う」のが基本。しかし、在職中の方だと「平日は休めない」という人が多いでしょう。

そこで今回は、在職中の転職活動で平日に休めないときの対処法について解説。平日に休みを取得する方法だけでなく、面接の日程を業務時間外や土日に変更してもらえるのかについても詳しく触れていきます。

面接の日程調整をお願いする際のメール例文も紹介しているので、在職中に転職しようと検討している方は参考にしてください。

 

この記事を書いた人
T.F氏:30代前半

転職UPPPライター

T.F氏:30代前半

ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。

利用した転職サイト

リクルートエージェント、リクナビNEXT、Green、Wantedly、VISIONARY

目次

在職中に転職活動!平日に休めない時の対処法

「転職活動のために平日休めない」という人も多いはず。仕事が忙しくて面接の日程調整が難しい方は、以下の対処法を参考にしてください。

  • 具体的な理由を伝えずに有給・半休を取る
  • 体調不良(仮病)で休む・早退する
  • 身内の事情を理由にする
  • 個人的な都合を理由にする
  • 上司に転職のことを正直に伝えて勤務時間の調整を相談する

対処法①:具体的な理由を伝えずに有給・半休を取る

在職中なら有給で面接!優雨級取得の理由を会社に伝える義務はない

平日に面接を行う際のスタンダードな対処法が、有給休暇を取得すること。リクナビNEXTのアンケート調査では、面接のために仕事を休んだ方法でもっとも多かったのが「有給休暇の取得」だったそうです。

有給取得の理由を会社に伝える義務はないため、安心して平日に面接を行えます。有給取得の理由は「私用のため」「自己都合」と伝えるだけでOKです。

有給休暇を取得する際には、会社に理由を伝える必要はありませんし、会社から理由を求められたとしても単に「私用のため」と伝えればよいです。(「私用のため」と伝えても、会社が納得せずしつこく理由を聞かれても、申告する義務は一切ありません。)

※引用:ベリーベスト法律事務所「有給の理由は「私用」でOK? 有給休暇のウソ・ホント」

どうしても取得理由を伝えなければいけない場合は、以下のようなウソの理由を伝えるといいでしょう。

  • 知り合いの結婚式がある
  • 旅行に行く
  • 通院のため
  • 役所の手続きがある
  • 住居の修理や点検の立ち合いが必要

対処法②:体調不良(仮病)で休む・早退する

在職中の転職活動で、平日に会社を休めないなら可能な範囲で早退する

リクナビNEXTのアンケート調査で有給取得の次に多かった転職のための休みの理由が「仮病」。仕事が忙しくて有給を取得するのが難しい方は、体調不良を装って休みにしたり早退したりしているそうです。

体調不良であれば、同僚や上司も「仕方ない」となるでしょう。

ただし仮病で休みすぎると転職活動を疑われたり、信用を失ったりすることもあるため注意してください。転職活動のスケジュールをしっかりと計画することが重要です。

対処法③:身内の事情を理由にする

平日に会社を休めないなら、身内事情を理由にして休むのも手段の一つ

平日に休めない人は、家族などの身内の事情を理由にするのも手段の一つ。たとえば、以下のような理由を伝えて休みをもらうといいでしょう。

  • 親や子どもの通院の付き添い
  • 子どもの体調不良
  • 妻or夫の体調不良

具体的な状況や必要な期間を明確に伝えることで理解を得やすくなります。

また身内の事情を面接のための理由にする場合は、その後のフォローアップも欠かせません。休みをもらった後に改めて上司や同僚に状況を報告し、感謝の意を伝えることで信頼関係を保つことができます。

対処法④:個人的な都合を理由にする

一人暮らしの人は、役所の手続きや工事の立ち会いなども理由にできる

一人暮らしだったり親族が遠方にいる場合は、以下のような個人的な都合を理由にして面接のための休みを得る方法もあります。

  • 役所手続きがある
  • マンションの工事/点検に立ち会わないといけない
  • 通院の必要がある

「役所手続きがある」「マンションの配管工事に立ち会わないといけない」という具体的な事情は理解されやすい内容。特に役所は平日しか対応していない場合が多いため、了承を得やすいでしょう。

ただし、突然の休みは職場の業務に影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ早めに相談して理解を得るよう努めてください

対処法⑤:上司に転職のことを正直に伝えて勤務時間の調整を相談する

信頼できる上司がいれば、転職活動のために休めないか相談してみる

信頼できる上司がいるのであれば、正直に「転職活動のために休ませてほしい」と相談してはどうでしょうか。

上司に転職の意向を伝える際には、転職理由やそして今後のキャリアプランをしっかりと説明することが大切。また「早めに出勤する代わりに、前倒しで退勤させてもらえないか」といった代替案を提案することで、業務への影響を最小限に抑えることができます。

キャリアアップのための転職であれば、上司も応援してくれるかもしれません。

もし、出勤・退勤の時間を調整してもらえることになり、会社から自宅に帰るのに時間がかかる場合は会社近くのコワーキングスペースを活用するのがおすすめです。

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有給を取れない場合、面接の日程調整は可能?

「仕事が忙しくて有給取得が難しい」「何度も有給を取れない」という方は、応募先企業に面接日程の調整を相談してみてはどうでしょうか。

実は、業務時間外や土日に面接日程を調整してくれる企業も少なくありません

平日に休めない・有給を取れないという方は、以下で解説するように業務時間外や土日に日程調整してもらえないか企業に相談してみてください。

業務時間外で面接の日程調整をしてもらう方法【メール例文あり】

ほとんどの企業では平日9時〜18時の間に面接を実施。しかし、前述の通り業務時間外に面接を行なってくれる企業は実は多いです。

企業側も転職者が在職中で平日の日中に面接を行うのが難しいことはある程度理解しているので、夜の19時以降に面接調整してくれる企業も少なくないというわけです。

平日に休めない旨を伝えて、業務時間外に面接を行なってもらえないか相談してみてください。業務時間外で面接の日程調整をお願いするメールの例文がこちら。

【件名】
面接日程の調整の件/氏名(フルネーム)

株式会社〇〇 人事部採用担当 〇〇様

お世話になっております。
貴社の求人に応募いたしました〇〇と申します。

この度は面接のご案内をいただきまして、誠にありがとうございます。

ぜひ面接を受けさせていただきたいのですが、
在職中で9:00〜18:00まで仕事があり、面接にお伺いするのが難しい状況です。

朝であれば8:30まで、夕方であれば18:30以降でしたら確実に伺えます。

お手数をおかけしてしまい申し訳ございませんが、
ご検討いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

==================
氏名

電話番号

メールアドレス
==================

参考:リクルートエージェント「在職中の面接はどう調整する? 平日の面接を調整する際のメール例文つき」

例文にあるように「平日の日中は難しい」と伝えるだけでなく、「いつの時間帯なら面接可能か」といった代案も伝えるのがポイントです。

土日で面接の日程調整をしてもらう方法【メール例文あり】

仕事を定時で終われるか不安定な場合は、土日に変更してもらえないか相談してみてください。

土日に面接の日程調整をお願いする際のメール例文が以下の通りです。

【件名】
面接日程の調整の件/氏名(フルネーム)

株式会社〇〇 人事部採用担当 〇〇様

お世話になっております。
貴社の求人に応募いたしました〇〇と申します。

この度は面接のご案内をいただきまして、誠にありがとうございます。

ぜひ面接を受けさせていただきたいのですが、
在職中のため、平日に面接へお伺いするのが難しい状況です。

お休みの日にお時間を頂戴するお願いとなり大変恐縮ではございますが、
土曜日または日曜日に面接を行っていただくことは可能でしょうか。

これらの曜日でしたら時間に関係なく、伺うことができます。

お手数をおかけしてしまい申し訳ございませんが、
ご検討いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

==================
氏名

電話番号

メールアドレス
==================

参考:リクルートエージェント「在職中の面接はどう調整する? 平日の面接を調整する際のメール例文つき」

土日に調整してもらう際は、平日に面接できない具体的な理由や候補日を伝えることが大切。応募先企業の担当者は休みの日に面接を行うことになるため、しっかりと申し訳ないという気持ちを伝えましょう。

在職中に転職を成功させるための3つのポイント

ポイント①:有給の日に複数社まとめて面接を行う

平日に有給をとってまとめて面接すれば何度も有給を取らなくて済む

平日に有給を使って面接を受ける場合は、可能な限り複数社まとめて面接を行うといいでしょう。一日で複数の企業との面接を済ませることができれば、何度も平日に休みを取得しなくて済むからです。

また、一日にまとめて面接を行うことで、転職活動の効率化を図ることができるのもメリット。転職活動期間を短縮でき、早期に転職できる可能性が高まります

有給休暇の日にまとめて面接を受ける際には、対面での面接であれば十分な移動時間や休憩時間を確保すること、各企業の十分な企業研究や面接対策を行うことが大切です。

ポイント②:有給休暇の残り日数を考慮してスケジュールを立てる

在職中の転職面接は、有給日数を把握することで計画的に活動を進められる

有給休暇の残り日数を確認して転職活動のスケジュールを立てることで、効率的に活動を進めることができます。

残りの有給休暇が少ない場合、「複数の企業との面接や情報収集をまとめて行なった方がいい」とスケジュールを考えることができます。逆に十分な有給休暇がある場合は、それを分散して転職活動に充てることで長期間にわたり計画的に活動を進めるというわけです。

また二次面接では部長クラス・役員クラスが面接官になる可能性が高いです。業務時間外での面接調整が難しい場合もあるため、〈一次面接:業務時間外に変更⇒二次面接:有給を使って平日に面接〉といった有給の使い方がいいでしょう。

ポイント③:面接の日程調整を企業任せにしない

面接の日程調整をお願いするなら、候補日は自分から提案

日程調整を企業任せにしているとスケジュール調整が長引いたり、印象が悪くなったりする可能性もあります。そのため、日程調整をお願いする際は、自分から候補日をいくつか提案しましょう

面接の日程調整に応じてもらっても、いつならあなたが面接可能なのか企業側はわかりません。自身の都合が考慮されず、無理なスケジュールになる可能性も考えられます。

面接の調整日を自分から提案することでスケジュールを把握しやすく、企業研究のための猶予を確保できるのもメリットです。

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転職エージェントなら面接の日程調整を任せることができる

転職エージェントなら、面接の日程調整もエージェントが代行

「自分で企業と面接日程の調整をするのに抵抗がある」「仕事が忙しく、企業とやり取りする余裕がない」という方は、転職エージェントに任せるのがおすすめ。転職エージェントなら、企業との面接日程の調整を担当エージェントが行ってくれるからです。

そのため、業務時間外に日程調整をお願いする精神的な負担もなくスムーズに面接日程を調整できます

さらに求人紹介はもちろん、面接対策や社内雰囲気、求められる人物像なども共有してもらえるので、転職エージェントなら条件にマッチする転職先を見つけやすいです。

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在職中の転職活動でよくある質問

Q1:有給を取ったり休みすぎたりすると転職活動がバレる?

有給を使いすぎたり休みすぎたりすると、転職活動がバレる可能性はあります
在職中の転職活動が社内でバレる原因として、以下のような行動が挙げられます。
  • いつもより早く退勤するようになった
  • 有給を使う頻度が多い

急に早く退勤するようになったり有給を使う頻度が多くなると、誰しも「転職?」と疑問を抱くでしょう。

有給や休みすぎで会社に転職活動がバレたくない人は、有給取得の具体的な理由を伝えたり退勤後に面接調整してもらったりしてください。

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Q2:在職中の面接で「いつから働けるか」と聞かれたら場合どう答えたらいい?

雇用契約の内容や引き継ぎ期間を考慮して、目安となる日にちを伝えましょう。
在職中の面接で「いつから働けますか?」と聞かれる可能性は十分あるため、目安となる日にちを決めておいた方がいいです。
まずは、今の会社の雇用契約書(労働条件通知書)の退職通告の期間をチェック。「退職の1ヶ月前までに通告が必要」と記載があれば、最短で内定の約1ヶ月後から働けると想定できます。
民法627条では「退職申請から2週間すれば会社を辞められる」と定められていますが、基本的には会社の労働契約が優先されるそうです。
※参考:厚生労働省「退職の申出は2週間前までに」

在職中に入社日を聞かれた際は〈内定から1ヶ月半〜2ヶ月後〉が目安になるそうですが、まずは現職の労働条件や引き継ぎに必要な期間から検討してみてください。

Q3:在職中よりも退職後に転職活動した方がいい?

離職期間や金銭面から焦りが生まれるため、可能であれば在職中の転職をおすすめします
在職中に平日休めない人は退職してから転職活動するのも手段の一つ。しかし、退職後の転職活動は「離職期間が長くなる」「金銭的な余裕がなくなる」といったデメリットもあります。
そのため、退職後の転職活動は“最後の手段”にした方がいいでしょう

転職活動が長引いて離職期間が長くなったり貯金が減ったりするリスクを避けたい方は、有給や転職エージェントを活用して在職中に次の職場を見つけてください。

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【まとめ】在職中の転職は有給取得・エージェントによる日程調整で対応

在職中で平日に休めない人は、やはり有給を活用するのがおすすめ。ウソをついてバレる心配もなく、安心して転職活動できます。

また、仕事が忙しくてどうしても平日の日中に休めない人は、転職エージェントを利用してみてください。エージェント経由なら、精神的な負担もなく業務時間外や土日への面接の日程調整を相談してもらえます。

在職中の方は有給の残り日数を考慮したり、転職エージェントを活用したりして転職活動を進めていきましょう。

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T.F氏:30代前半

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T.F氏:30代前半

ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。

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