転職に失敗したらどうする?よくある6つの原因と、後悔しないための判断軸・立て直し方

転職したものの「思っていた職場と違う」「失敗だったかもしれない」と感じ、辞めるべきか続けるべきか悩んでいる人は少なくありません。

新しい職場でギャップや違和感を覚えること自体は、多くの転職者が経験する珍しくない悩みです。そして入社直後の不満が一時的なものなのか、それとも改善できない問題なのかを切り分ければ、状況を立て直せる可能性があります。

この記事では、よくある失敗の原因と「本当に失敗なのか」を見極めるポイント、早めに転職を検討した方が良いケースと様子を見るべきケース、さらに後悔しないための対処法までを順に解説します。

焦って結論を出す前に、まずは落ち着いて現状を整理していきましょう。

株式会社ウェヌシス代表取締役 成田大輝様

株式会社ウェヌシス代表取締役
成田大輝

株式会社ウェヌシス代表取締役として、ひとり情シス・兼任情シスなど多忙な担当者の知識アップデートをサポートする研修事業を手掛ける。自身も2度の転職経験を持ち、その体験を活かして年間100本以上の転職・キャリア記事を執筆。実務体験に基づく教育と執筆活動で、IT分野の人材育成とキャリア形成を後押ししている。

保有資格

  • 情報技術能力検定試験 2級
  • MOS Excel 2016
  • ITパスポート試験
  • 基本情報技術者試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
目次

結論:転職の「失敗」は、原因の切り分けで対処できる

転職後に感じる「失敗」やストレスは、原因を具体的に切り分けることで対処できます。漠然とした不安のまま抱え込むと打つべき手が見えませんが、転職後に悩んでいる理由を明確にできれば、対策は立てやすくなるためです。

たとえば「仕事についていけない」「人間関係に馴染めない」「入社前のイメージとギャップがある」といった理由は、それぞれ「仕事の全体像をつかむ」「信頼関係の構築には時間がかかると考える」「ギャップはあって当然と捉える」という形で対処法が異なります。

企業が早期離職を防ぐ際も、期待と現実の乖離(Gap)・上司との関係(Relation)・業務量(Capacity)の3点で整理します。

※参考:エン・ジャパン株式会社「「中途入社者の定着」実態調査(2024)」

まずは自身がどこで悩んでいるのかを切り分けることが、転職の失敗で悩んでいる状態から立て直す際に重要です。

転職後に「後悔」「失敗」を感じる人は珍しくない

転職後に「失敗したかもしれない」と感じることは、珍しくありません。新しい環境や仕事の進め方に適応するまでにはストレスがかかり、後悔の感情は多くの人が感じる自然な反応です。

実際に各種調査では、転職後に後悔や失敗を感じた経験を持つ人が一定数いることが示されています。

調査結果
GOLD CAREERの調査約2割が「転職に失敗した」と回答(理由は職場の雰囲気・人間関係が上位)
リクナビNEXTの調査転職経験者の約6割が直後に「馴染めず辞めたい」と感じた経験あり

このように、転職直後に「辞めたい」「後悔した」と感じるのは、自分だけに起きていることではありません。

※参考:
マイナビニュース「約2割「転職に失敗」 – その理由は?」
リクナビNEXT「転職して3ヶ月が過ぎても慣れない時は?【転職相談室】」

ここからは、転職後に失敗や後悔を感じる人が珍しくない理由について解説します。

転職後にギャップを感じる人は少なくない(調査データ)

入社前と入社後でギャップを感じる人は少なくありません。

※出典:エン・ジャパン株式会社「20代・30代のビジネスパーソン900人に聞いた「入社後ギャップ」調査」

エン・ジャパン株式会社の20代・30代を対象としたアンケート調査では、87%(約9割)が「入社後にギャップを感じた経験がある」と回答しました。

良い意味でも悪い意味でも、ギャップを感じた項目のトップ2は「職場の雰囲気」と「仕事内容」です。

さらに、このギャップをきっかけに約7割が転職を考えた、または実際に転職した経験を持っています。一方で、半数以上にあたる52%が「事前の企業調べでは防げなかったギャップだった」と感じています。

つまり、ある程度のギャップは避けられないものであり、感じること自体を過度に気に病む必要はありません

数か月で状況が改善するケースもある

「失敗したかも」と感じても、数か月のうちに状況が好転するケースは多くあります。転職直後は慣れない仕事や環境への適応でストレスがピークに達しやすく、職場に慣れてくると解消することも多いためです。

入社から3ヶ月前後は「転職3ヶ月の壁」と呼ばれ、つらさを感じやすい時期にあたります。

しかし、リクナビNEXTの調査によると「職場のルールを把握する」「分からないことは周囲に聞く」「上司や同僚とコミュニケーションを取る」といった工夫によって、約8割の人が半年未満で辞めたい気持ちを解消したと回答したと報告されています

※参考:リクナビNEXT「転職して3ヶ月が過ぎても慣れない時は?【転職相談室】」

※出典:リクルートマネジメント ソリューションズ「「キャリア入社者のオンボーディングと組織適応に関する現状把握調査」」

また、中途入社者が最初の成功体験を得る時期として最も多いのは入社後半年~9ヶ月未満です。3ヶ月時点で成果が出なくても、半年を過ぎると適応が進み、やりがいを感じられるようになる傾向があります。

焦って再転職を決める必要はない

「慣れない」「失敗したかも」と感じても、焦ってすぐに再転職を決断する必要はありません。

早期離職は次の転職活動で「また早期に辞めるのでは」と懸念され、不利に働く可能性があるためです。そもそもすべての希望を満たせる企業は少なく、新しい人間関係や仕事の進め方に慣れるには一定の時間がかかります。

まずはギャップがあるのは当然だと受け止め、目の前の仕事に集中することが重要です。あわせて、上司と週1回30分程度の1on1ミーティングを設け、「いつまでに」「何を」期待されているのかをすり合わせるのも有効です。

期待値のズレを定期的に確認し合うことで、一人で抱えていた不安が整理され、状況の改善につながります。

「転職失敗」と判断する前に確認したいこと

転職失敗と判断する前に、以下の点を確認しておきましょう。

  • 入社直後は誰でもギャップを感じやすい
  • その不満が一時的なものか整理する
  • 改善できる問題かどうかを見極める

入社直後は誰でもギャップを感じやすい

新しい環境に入った直後に「思っていたのと違う」と感じることは、特別な悩みではなく、多くの転職者が経験する一般的なものです。事前の情報収集だけで、実際に働いて初めて分かる部分まで把握するのは難しいです。

※出典:エン・ジャパン株式会社「20代・30代のビジネスパーソン900人に聞いた「入社後ギャップ」調査」

エン・ジャパン株式会社の20代・30代を対象としたアンケート調査では、約9割(87%)が「入社後にギャップを感じた経験がある」と回答しています。

さらに、そのうち半数以上(52%)が「事前の企業調べでは防げないギャップだった」と感じています

事前に抱いた期待と現実のズレによる衝撃は「リアリティ・ショック」と呼ばれ、入社から3ヶ月前後はストレスがピークに達しやすい「転職3ヶ月の壁」とも言われます。入社直後にギャップを感じるのは、自然な反応といえるでしょう。

その不満が一時的なものか整理する

転職後に感じている不満が「今の時期特有のもの」なのか「今後もずっと続くもの」なのかを整理しましょう。慣れていないだけの一時的な不満を、根本的なミスマッチと取り違えてしまう可能性があるためです。

※出典:エン・ジャパン株式会社「「中途入社者の定着」実態調査(2024)」

エン・ジャパン株式会社の調査によると、中途入社者が辞めたいと感じやすい時期は「入社後3ヶ月未満」が最多となっています。

※出典:リクルートマネジメント ソリューションズ「「キャリア入社者のオンボーディングと組織適応に関する現状把握調査」」

一方で、キャリア入社者が「自分の強みを発揮して成果を出し、周囲に認められた」という最初の成功体験を得る時期として最も多いのは「入社後半年~9ヶ月未満」でした。

つまり3ヶ月時点はまだ仕事の本質をつかみきれず「合わない」と感じやすい一方、半年を越えると適応が進む可能性があります。今の不満が「慣れていないこと」由来の一時的なものでないか、一度立ち止まって考えてみてください。

改善できる問題かどうかを見極める

不満が明確になったら、それが「自分の努力や工夫で解決できる問題」なのか「自分ではどうにもならない問題」なのかを見極めることが重要です。判断の目安は次のとおりです。

区分具体例主な対処
改善できる問題仕事についていけない/能力が活かせていない/人間関係がまだ築けていない周囲に質問する・知識を学習する・時間をかけて関係を築く
自分ではどうにもならない問題組織文化や風土が根本的に合わない/ハラスメントが常態化している個人の努力では困難。戦略的撤退(再転職)も視野に

ストレスの原因を書き出し、自分主体で解決できる課題なら上司への相談などで対策を打てます。一方、努力では改善が難しい問題が根深く、心身の健康を損なう状況であれば、耐え続けず再転職を検討するのも適切な判断です。

よくある転職の失敗パターン6つ

転職での失敗としてよくあるパターンは、以下のとおりです。

  • 仕事内容のミスマッチ
  • 給与・待遇が提示されていた条件と違う
  • 残業・労働時間が長い
  • 社風・人間関係が合わない
  • スキル不足
  • 前職の方が働きやすかった

仕事内容のミスマッチ

転職の失敗として多いのは、事前の期待と入社後の仕事内容が食い違うミスマッチです。

求人情報や面接だけでは、実際の業務の中身まで正確に把握しきれず、入社後に「思っていた仕事と違う」と感じている人は少なくありません。

※出典:エン・ジャパン株式会社「「早期離職」実態調査(2025)」

エン・ジャパン株式会社の調査によると、半年以内に早期離職があった企業のうち57%が「仕事内容のミスマッチ」を退職要因の最多に挙げています。

※出典:エン・ジャパン株式会社「20代・30代のビジネスパーソン900人に聞いた「入社後ギャップ」調査」

20代・30代を対象とした調査でも、入社後に感じた「悪かったギャップ」の1位(39%)となり、転職を考えた一番の原因にもなっています。

具体的には「聞いていた仕事内容と違い、やりたいことと乖離があった」という声や、管理職として採用されたのに実際は決定済みの細かな事務作業ばかりだったというケースが多いです。

求人と実務のギャップは、転職の失敗として多いといえるでしょう。

給与・待遇が提示されていた条件と違う

給与・待遇が聞いていた条件と異なることも、転職の失敗として少なくありません。収入は生活基盤に直結するうえ、期待値が高い分だけ思っていた以上の給料がもらえなければ、不満も大きくなりやすいといえるでしょう。

※出典:アデコ株式会社「全国の会社員1,000人を対象にした「転職後の満足度に関する調査」」

アデコ株式会社の調査によると、転職先を選ぶ際に最も重視されたのは「給与・報酬」(36.4%)で、エン・ジャパン株式会社の調査では転職を後悔した原因でも第3位(33%)に給与が入っています

※出典:エン・ジャパン株式会社「20代・30代のビジネスパーソン900人に聞いた「入社後ギャップ」調査」

実例としては「賞与が想像以上に少ない」「目標を150%達成しても評価されず昇給しない」といった不満が見られます。なかには面接時に口頭で昇給を約束されたものの契約書には明記されておらず、入社後に拒否されたというトラブルもあります。

給与や待遇は、口頭ではなく書面で確認しておくことが重要です。

残業・労働時間が長い

残業や労働時間の長さも、入社後に失敗や後悔として挙げられることです。働き方の実態は求人票に表れにくく、入社前には見えづらいため、入社後に転職を失敗だったと感じる人は少なくありません。

厚生労働省の調査では、仕事で強いストレスを感じる理由の第2位に「仕事の量」(41.2%)が挙がっています

※参考:厚生労働省「「転職3ヶ月の壁」をどう乗り越える? ストレスを感じる理由と対処法」

また入社後のネガティブなギャップでは、女性が「勤務時間・休日休暇」の項目で男性より9%高く、働き方にギャップを感じやすい傾向があります。

※出典:エン・ジャパン株式会社「20代・30代のビジネスパーソン900人に聞いた「入社後ギャップ」調査」

実例としては、繁忙期と閑散期で残業時間が大きく異なり「こんなはずではなかった」と後悔するケースや、営業職に転職した直後から十分な研修もないまま12時間勤務が続いて疲弊するケースがあります。

労働時間は、平均値だけではなく繁忙期の実態まで確認しておくことが重要です。

社風・人間関係が合わない

社風や人間関係が合わない点も、転職後の失敗としてよく挙げられるパターンです。

職場の雰囲気や人間関係は自分の努力だけでは変えにくく、合わない環境の場合は転職後に後悔する可能性は高くなります。

※参考:マイナビニュース「約2割「転職に失敗」 – その理由は?」

転職に「失敗した」と感じる理由の上位には「職場の雰囲気が悪い」(17.8%)「人間関係が悪い」(12.6%)が並びます。

実例としては「挨拶がなく歓迎されていないと感じた」「ネガティブな噂話ばかり聞こえる」といった日常的なストレスのほか、派閥やポジション争いに巻き込まれて孤立し、短期間で退職に追い込まれた事例もあります。

現在は、入社前にカジュアル面談を実施している企業も多いため、人間関係で失敗しないためにも事前に雰囲気を押さえておくようにしましょう。

スキル不足

中途採用ならではの失敗として多いのが、求められるスキルについていけない点です。中途入社者は即戦力として期待されることが多く、想像以上にレベルが高いとプレッシャーが大きくなります

※出典:リクルートマネジメント ソリューションズ「「キャリア入社者のオンボーディングと組織適応に関する現状把握調査」」

近年は転職市場の活況を背景に、中途入社者の専門性レベルが全体的に低下傾向にあり、特にITエンジニアなどで職務への適応に苦労する層が増えているという調査結果もあります。

実例としては、新しい仕事の進め方についていけず「すぐに仕事ができない自分」に自信を失うケースがよく見られます。

前職の方が働きやすかった

新しい環境での苦労から、前職の方が働きやすかったと感じる人も少なくありません。前職では実績に基づく裁量や協力が得やすかった一方、新しい職場ではゼロからのスタートになり、思うように進まないストレスを感じやすいためです。

その結果「前の会社のほうが自分に合っていた」と後悔し、限界を感じてしまう人がいます。

※出典:株式会社スコラ・コンサルト「全国の一般社員・管理職2,106名へのアンケート調査 転職経験者の61.8%が転職に満足、「前の会社の方が良い」は7.8%のみ」

ただし株式会社スコラ・コンサルトの調査によると、「前の会社の方が良かった」と不満を持つ人は全体のわずか7.8%にとどまり、約6割は「今の会社の方が良い」と満足しています

過去を振り返り続けても精神面にマイナスが多いため、まずは目の前の仕事で小さな実績を積み重ね、新しい人間関係を築くことに集中するのがおすすめです。

辞めるべきケース・様子を見るべきケース

ここからは、転職後に失敗したと感じている場合に、辞めるべきケースと様子を見るべきケースについて解説します。

早めに転職を検討した方が良いケースまずは様子を見るべきケース
ハラスメントがある入社してまだ間もない
労働条件が聞いていた内容と大きく異なる業務知識の不足が原因
心身に不調が出ている人間関係がまだ構築できていない

早めに転職を検討した方が良いケース(ハラスメント/労働条件が大きく異なる/心身に不調が出ている)

早めに転職を検討した方が良いケースは、以下のとおりです。自分の努力では変えにくく、放置すると健康や経歴に深刻な影響が及ぶおそれがあるためです。

  • ハラスメントがある
    詰問調のコミュニケーションが常態化しているなど、職場の構造に問題がある場合は個人の努力で改善するのが困難です。
  • 労働条件が聞いていた内容と大きく異なる
    求人や面接での説明と実際の条件が著しく食い違うケースは、待遇の根本的なミスマッチであり、社内で解消されにくい問題です。
  • 心身に不調が出ている:眠れない、気分が落ち込むなど健康への影響が出ている場合は、何よりも自分の健康を優先すべきサインです。

ハラスメントや労働条件が悪い場合は、無理して続けると心身への不調が大きくなる可能性があります。うつ病などの病気になってしまえば、仕事への復帰にも時間を要するため、耐え続けるよりも再転職を検討するのが適切な判断です。

まずは様子を見るべきケース(入社して間もない/業務知識不足が原因/人間関係がまだ構築できていない)

一方で、次のようなケースは、すぐに結論を出さず様子を見るのが得策です。時間や慣れ、本人の工夫によって解消する見込みがある問題であるためです。

  • 入社してまだ間もない
    入社から3ヶ月前後はストレスがピークに達しやすい「転職3ヶ月の壁」の時期にあたり、この段階での判断は早すぎる可能性があります。
  • 業務知識の不足が原因
    分からないことを周囲に質問したり、必要な知識を学習したりすることで、時間とともに解決できる課題です。
  • 人間関係がまだ構築できていない
    信頼関係の構築には時間がかかるものであり、少しずつコミュニケーションを重ねることで改善に向かうことが多くあります。

これらは自分の働きかけで好転しやすい問題です。早期離職は次の選考で不利に働く可能性もあるため、まずは目の前の課題に取り組んでみることをおすすめします。

それでも迷うなら:転職すべきか判断する5つの基準

転職するかどうかをケース分けしても迷う場合は、次の5つの基準で自分の状況を整理してみてください。

  • 不満の原因が「会社の構造」にあり、社内では解決できないか
  • 改善に向けて行動し、一定期間は様子を見たか
  • 在籍期間が短すぎないか
  • 次の転職の「目的・軸」が明確になっているか
  • 経済面・時期の準備ができているか

不満の原因が「会社の構造」にあり、社内では解決できないか

再転職するか悩んだ場合は、不満の原因が会社の構造そのものにあり、社内では解決できないかどうかを確認しましょう

配属や担当業務に起因する不満であれば部署異動などで解消できる一方、給与制度や事業の方向性といった構造的な問題は、個人の働きかけでは変えにくいといえるでしょう。

たとえば人間関係や一時的な業務量の偏りは、相談や異動で改善する余地があります。しかし、評価制度そのものが報われにくい設計になっている、事業の将来性に根本的な不安があるといった場合は、社内でいくら努力しても状況が変わりにくいといえます。

まずは不満の原因が「動かせるもの」なのか「会社の前提として固定されたもの」なのかを切り分けることが、再転職するべきか悩んだ際の判断軸として重要です。

改善に向けて行動し、一定期間は様子を見たか

改善に向けて自分なりに行動し、一定期間様子を見たかも、辞めるべきかを判断する基準になります。何も手を打たないまま「合わない」と判断すると、環境を変えても同じ不満を繰り返す可能性があります

具体的には、分からないことを周囲に質問する、上司と定期的に期待値をすり合わせる、必要な知識を学習するといった工夫が挙げられます。

こうした働きかけをしたうえでも状況が変わらないのであれば、その不満は環境にあるといえるでしょう。一方で、まだ行動を起こしていない段階であれば、再転職を決めるのは早いといえます。

「やれることはやった」と言える状態をつくってから判断することで、後悔のない選択につながります。

在籍期間が短すぎないか

在籍期間が短すぎないかどうかも確認しておきましょう。早期離職は次の転職活動で「またすぐ辞めるのではないか」と懸念され、選考で不利に働く可能性があります

在籍期間の目安は次のように考えられます。

  • 入社3ヶ月前後:ストレスがピークに達しやすく、適応の途上。判断は早すぎる場合が多い
  • 入社半年~9ヶ月未満:中途入社者が最初の成功体験を得る時期として最も多い

この時期を待たずに動くと、本来得られたはずのやりがいや評価を逃すこともあります。よほど深刻な事情がない限りは、一定の在籍期間を確保してから判断するようにしましょう。

次の転職の「目的・軸」が明確になっているか

次の転職で実現したい「目的・軸」が明確かどうかも判断基準のひとつです。目的が「今の職場から逃げたい」だけにとどまると、転職先でも別の不満が生まれ、失敗を繰り返す原因になるためです。

転職の目的と軸が明確でない場合は、以下のことを考えてみてください。

  • 何を解決したくて転職するのか
  • 次の職場で最も重視するのは何か(給与・働き方・仕事内容など)
  • 自分が譲れない条件は何か

これらを言葉にしておくと、求人選びの基準が定まります。反対に目的があいまいなまま動くと、同じミスマッチに陥りかねません。前向きな目的を軸に据えられているかが、再転職の成功につながります。

経済面・時期の準備ができているか

経済面と転職の時期についてしっかり準備できているかどうかも判断基準のひとつです。

収入が途切れる不安を抱えたまま焦って活動すると、条件を十分に吟味できず、納得のいかない決断をしてしまうおそれがあるためです。動き出す前に確認したい点は以下のとおりです。

  • 在職中に転職活動を進められる状態か
  • 当面の生活費を確保できているか
  • 自分の市場価値や年代ごとの求人動向を把握できているか

在職中に転職活動を進められれば、収入を得ながら転職活動を進められるため、経済的な余裕が生まれます。準備が不十分な段階であれば、すぐに退職せず、まずは情報収集と土台づくりから始めるのがおすすめです。

転職に失敗した際の対処法

転職に失敗した場合は、以下の対処法を確認してみてください。

  • 転職に失敗した理由を明確にする
  • 周囲に相談してみる
  • 不足スキルを埋めるように努力する
  • 現職で経験を積む
  • 再就職や前職へ戻ることを検討する

転職に失敗した理由を明確にする

転職に失敗した場合は、まず何に対して「失敗した」と感じているのか、理由を明確にしましょう。原因があいまいなままでは、適切な対処法を選べないためです。

整理するときは、次の観点で書き出してみるのがおすすめです。

  • 不満の中身は何か(仕事内容・給与・人間関係・働き方など)
  • それは一時的なものか、今後も続くものか
  • 自分の工夫で改善できるか、自分ではどうにもならないか

こうして原因を切り分けると、打つべき手が見えてきます。たとえば改善できる課題なら社内での対策が有効ですし、構造的な問題なら再転職も視野に入ります。

まずは現状を言語化することが、立て直しの第一歩です。

周囲に相談してみる

一人で抱え込まず、周囲に相談してみることも有効な対処法です。客観的な意見を得ることで、自分では気づけなかった視点や解決策が見えてくるためです。

相談先として挙げられるのは、以下のとおりです。

  • 上司・人事:業務量の調整や部署異動など、社内での改善につながる可能性がある
  • 家族・友人:気持ちを整理し、精神的な支えになってくれる
  • 転職エージェントなどの専門家:キャリアの観点から客観的な助言が得られる

特に上司との相談では、週1回30分程度の1on1を設け、期待値や業務のゴールをすり合わせることで、ズレが解消することもあります。悩みを言葉にして共有するだけでも、不安が整理されやすくなります。

不足スキルを埋めるように努力する

不満の原因が自分のスキル不足にある場合は、不足スキルを埋める努力が有効な対処法です。「仕事についていけない」という悩みは、知識や経験を補うことで解決できます

具体的な取り組みとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 分からないことを早めに周囲へ質問する
  • 業務に必要な知識を計画的に学習する
  • 小さな業務から確実にこなし、成功体験を積む

中途入社者が最初の成功体験を得る時期は入社後半年~9ヶ月未満が多く、新しい職場になれるまでには一定の時間がかかります。すぐに成果が出なくても、コツコツと積み重ねることで、自信と評価を取り戻していくことが可能です。

現職で経験を積む

すぐに動くのではなく、まずは現職で経験を積むという選択も対処法のひとつです。入社直後の不満には慣れによって解消するものが多く、一定期間続けることで状況がよくなる可能性があります

現場で経験を積むことは、以下のようなメリットがあります。

  • 仕事への適応が進み、やりがいを感じやすくなる
  • 在籍期間が伸び、次の転職でも経歴上の不利を避けられる
  • 実績が積み上がり、自分の市場価値が高まる

現場で経験を積むうちに、やりがいを感じられたり、市場価値を高められたりするなど、さまざまなメリットがあります。

焦らず目の前の仕事に向き合うことが、結果的にキャリアの安定につながります。

再就職や前職へ戻ることを検討する

社内での対処を試しても状況が変わらない場合は、再就職や前職への出戻りを検討するのもひとつの方法です。

自分の努力では改善できないほど問題が大きく、心身に影響が出ているような状況では、環境を変えることで解決できる可能性が高いです。検討する際のポイントは次のとおりです。

  • 再就職:今回の失敗の原因を踏まえ、転職の目的と譲れない条件を明確にしてから動く
  • 出戻り(アルムナイ採用):以前お世話になった上司などに相談し、再入社できる可能性や条件を確認する

いずれの場合も、勢いで決めるのではなく、自分の市場価値を見直したうえで進めることが重要です。環境を変える選択肢を持っておくこと自体が、心の余裕にもつながります。

【年代別】転職失敗の傾向と立て直し方

転職で求められるものや、やり直しのしやすさは年代によって大きく変わります。ここからは、年代別に転職失敗の傾向と立て直し方について解説します。

20代:ポテンシャル採用で挽回しやすい

20代は、転職で失敗しても挽回しやすい年代です。

経験の浅さよりも、これからの伸びしろや成長意欲が評価されやすいためです。とくに卒業から数年以内の「第二新卒」は、ポテンシャルを期待されて未経験の業界・職種にも挑戦しやすい立場にあります。

立て直しのポイントは次のとおりです。

  • 「逃げ」ではなく「前向きな目的」を言語化して伝える
  • 短い在籍期間でも、そこから何を学んだかを説明できるようにする
  • 挽回しやすい時期だからこそ、勢いで動かず次の軸を固めてから動く

選択肢が広い時期だけに、目的を定めてから動き出すことが、同じ失敗の繰り返しを防ぐことにつながります。

30代:スキル・実績が問われる

30代は、ポテンシャルよりも実務経験と実績が問われるようになる年代です。企業から即戦力としての活躍を期待される場面が増えるためです。

「成長したい」という意欲だけでは評価につながりにくく、これまでの経験を具体的な成果として示す必要があります。立て直しのポイントは次のとおりです。

  • 担当業務を並べるだけでなく、定量的な成果や再現性を示す
  • プレイヤーからマネジメントへの移行期として、後輩育成やチーム運営の経験もアピールする
  • 未経験分野を目指す場合も、これまでのスキルをどう活かせるかを言語化する

これまでの経験を実績として採用担当者に伝えられるかどうかが重要です。

40代以降:求人が絞られ即戦力性が鍵

40代以降は、対象となる求人が絞られ、より高い即戦力性が求められる年代です。企業の採用基準が厳しくなり、実務能力に加えてマネジメントや組織への貢献が期待されるためです。

一方で、豊富な経験や人脈は、この年代ならではの大きな強みになります。立て直しのポイントは次のとおりです。

  • 実務能力に加え、リーダーシップや組織への貢献をプロセスとともに示す
  • 培ってきた人脈や調整力など、年代ならではの強みを活かす
  • 自分の市場価値を見極め、求められる人物像と合致する企業に絞って狙う

求人が絞られる分、自分の強みとターゲットを見極めた戦略的な動きが重要になります。実務能力だけではなく、リーダーシップや培ってきた人脈など、年代ならではの強みを活かしましょう。

【再発防止】転職に失敗しやすい人の3つの共通点

転職に失敗しやすい人の特徴は、以下のとおりです。

  • 「逃げ」が動機になっている
  • 情報収集・企業研究が足りていない
  • 転職そのものが目的化している

「逃げ」が動機になっている

共通点として挙げられるのは、転職の動機が「今の職場から逃げたい」という気持ちだけになっていることです。現状の不満から逃れることだけが目的になると、転職先でも別の不満が生まれやすく、同じ状況を繰り返してしまうためです。

たとえば「人間関係がつらい」「残業が多い」といった不満の解消だけを目指して転職すると、「では新しい職場で何を実現したいのか」という前向きな目的が抜け落ちがちです。

その結果、入社後に「思っていたのと違う」と感じやすくなります。再発を防ぐには、何から逃れたいかだけでなく、次の職場で何を得たいかというプラスの目的をあわせて言葉にしておくことが重要です。

情報収集・企業研究が足りていない

転職先についての情報収集・企業研究が足りていないことも、転職に失敗しやすい人の特徴です。「早く転職したい」という焦りから事前のリサーチが不十分なまま決めてしまうと、入社後にギャップを感じやすくなるためです。

給与や残業の実態、社風や働き方など、求人票だけでは分からない部分を確認しないまま入社すると、「聞いていた話と違う」という失敗につながります。再発を防ぐためには、次のような工夫が有効です。

  • 口コミサイトや企業の発信から、実際の働き方を多面的に調べる
  • 面接の場で、労働条件や業務内容を具体的に質問する
  • 転職エージェントなどを活用し、内部情報を補う

事前の確認を丁寧に行うことが、ミスマッチを減らすことにつながります。企業の公式サイトや求人サイトに加え、口コミや転職エージェントなどから企業の内情についても確認しておくと良いでしょう。

転職そのものが目的化している

転職すること自体が目的になってしまっている人も注意が必要です。本来、転職はキャリアの課題を解決するための手段ですが、「転職さえすれば状況が良くなる」と考えてしまうと、肝心の「何を解決したいのか」が曖昧になるためです。

転職がゴールになっていると、内定を得ることに意識が向き、入社後にどう働きたいかまで考えることができません。その結果、転職を成功させたつもりでも、しばらくして同じ不満に直面してしまうことがあります。

再発を防ぐためには、転職を手段として考え、「転職によってどんな状態を実現したいのか」というゴールを先に描くことが重要です。

次の転職で同じ失敗を繰り返さないための準備

転職の失敗を防ぐためには、次の一歩を踏み出す前の準備が必要です。次の転職で同じ失敗を繰り返さないためには、以下のような準備をしておくようにしましょう。

  • 自己分析を徹底する
  • 企業研究や業界分析を行う
  • 転職理由をポジティブに言語化する
  • 転職エージェントを利用する

自己分析を徹底する

まずは、自己分析を徹底して行うようにしましょう。自分の強みややりたいこと、譲れない条件が曖昧なままだと、求人選びの軸が定まらず、ミスマッチを繰り返しやすいためです。

自己分析では、次のような観点で整理してみるのがおすすめです。

観点具体例
できること(強み)折衝・調整が得意/データ分析が得意
やりたいこと(志向)企画に携わりたい/専門性を深めたい
譲れない条件年収◯万円以上/リモート可/転勤なし

このように書き出すことで、自分が何を重視するのかが明確になります。軸が定まれば、条件だけで飛びつくことなく、自分に合った求人を選びやすくなります。

企業研究や業界分析を行う

企業研究や業界分析も転職を成功させるために重要です。求人票の情報だけで判断すると、入社後に「聞いていた話と違う」というギャップが生まれやすいためです。

実際の働き方や社風など、表面的な情報では見えにくい部分まで調べておくことが、ミスマッチの予防につながります。確認しておきたい項目と手段の例は次のとおりです。

確認したいこと調べる手段
実際の労働時間・残業口コミサイト/面接での質問
社風・人間関係社員の発信/カジュアル面談
事業の将来性業界ニュース/企業の公開情報

求人サイトだけではなく、口コミや業界ニュースなど複数の情報源を組み合わせることで、企業の実像をより正確につかむことができます。

また、転職エージェントを活用してプロから最新の情報をキャッチアップする方法もおすすめです。事前に企業研究や業界分析を徹底し、ミスマッチを防止しましょう。

転職理由をポジティブに言語化する

転職理由を前向きな言葉に整理しておくことも、転職で失敗しないために重要な準備です。

「逃げ」だけが動機になっていると転職先でも不満を抱えやすく、選考でも評価につながりにくいためです。不満を否定するのではなく、それを「次に実現したいこと」へと変換することがポイントです。変換の例は次のとおりです。

ネガティブな本音ポジティブな言い換え
残業が多くて辛い効率よく成果を出せる環境で働きたい
評価されない成果が正当に評価される環境で力を発揮したい
仕事がつまらないより裁量を持って主体的に取り組みたい

このように言語化しておくと、面接で説得力が増すだけでなく、自分の転職の軸も明確になります。

転職エージェントを利用する

転職エージェントの活用も、転職を有利に進めるために有効です。一人での転職活動には限界があり、客観的な視点や非公開の情報を得ることで、ミスマッチのリスクを下げられるためです。

転職エージェントを利用する主なメリットは次のとおりです。

  • 自分では気づきにくい強みやキャリアの方向性を、客観的にアドバイスしてもらえる
  • 一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる
  • 企業の社風や内部事情など、求人票に載らない情報を得られる
  • 書類の添削や面接対策など、選考突破のサポートを受けられる
  • 年収や条件の交渉を代行してもらえる

転職エージェントでは、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策といった充実したサポートが受けられるため、転職準備が苦手な人でも安心です。

こうしたサポートを活用することで、自分一人では見えなかった選択肢や情報をもとに、納得感のある転職を進めやすくなります。

転職を成功させたい人におすすめの転職エージェント

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企業名おすすめ度公開求人数
※2026年6月時点
特徴・強みサポートの特徴対応エリア
リクルートエージェントのロゴ

リクルートエージェント

公式サイトはこちら

4.8◎ 76万件以上
  • 業界最大級の求人数で選択肢が圧倒的に多い
  • 全国・全業界・全職種に対応し、知らなかった仕事に出会える
  • 支援実績が豊富で初めての転職でも相談しやすい
キャリアの棚卸しから方向性の整理まで幅広く対応全国
ビズリーチのロゴビズリーチ

公式サイトはこちら

4.6◎ 63,716件
  • 企業・ヘッドハンターから直接スカウトが届く審査制サービス
  • 自分では探さない求人に出会え、「出会えていない」状態を解消できる
  • 思わぬ業界・職種からの声で新たな可能性が見つかる
客観的な市場価値をスカウト経由で把握できる全国
dodaロゴ

doda

公式サイトはこちら

4.6◎ 277,370件
  • 転職サイトとエージェントの両方を利用できる
  • 幅広い業界・職種を網羅し、適性に合う求人を見つけやすい
  • 自己分析ツールや診断コンテンツが充実している
診断ツールで強み・適性の整理をサポート全国

1:リクルートエージェント

リクルートエージェントの画像

基本情報
運営会社株式会社リクルート
タイプ転職エージェント
公開求人数
※2026年6月時点
76万件以上
対応エリア全国
内定・就職実績求人数・転職支援実績No.1(※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における、有料職業紹介事業者が報告した「4か月以上有期および無期」の就職者数(2025年度実績)2026年5月時点)
リクルートエージェントがおすすめの理由

業界最大級の求人数で選択肢が圧倒的に広い

公開求人は約76万件と国内トップクラス。やりたい仕事が見つからない人でも、希望に合う求人に出会える可能性が高い。

一般には出回らない非公開求人が豊富

登録者だけが見られる非公開求人を多数保有。自力では探せなかったチャンスに巡り会える。

蓄積されたノウハウによる書類添削・面接対策

35年以上の支援実績で培ったノウハウを活用。転職理由や志望動機の整理まで具体的にサポートしてくれる。

次の転職こそ失敗したくないと考えている人に検討して欲しいのが、リクルートエージェントです。

業界最大級の求人数と長年の支援実績により、選択肢の広さとサポートの手厚さを両立できます。公開求人は約76万件と国内トップクラスで、登録者だけが見られる非公開求人も多数保有しているため、自力では出会えなかった求人まで幅広く比較できます

やりたい仕事が見つからないと感じている方でも、希望に合う一社に巡り会える可能性を高められるでしょう。

さらに35年以上の支援で培ったノウハウをもとに、書類添削や面接対策に加え、転職理由や志望動機の整理まで具体的にサポートしてくれます。多くの求人を比較しながら、実績豊富な大手で選考対策まで受けたい方に適したサービスです。

リクルートエージェントはこんな人におすすめ!

  • とにかく多くの求人を比較し、選択肢を最大限に広げたい人
  • 非公開求人も含めて、自力では出会えない求人を探したい人
  • 実績豊富な大手で、書類・面接対策をしっかり受けたい人

◎業界最大級の求人数
◎いつでも退会可能

2:ビズリーチ

ビズリーチのトップページ

基本情報
運営会社株式会社ビズリーチ
タイプハイクラス転職サイト
公開求人数
※2026年6月時点
63,716件
対応エリア全国
年収アップ実績100万円以上の年収アップ実績多数
ビズリーチがおすすめの理由

IT・WEB業界のハイクラス求人に強い

IT・WEB業界の求人が求人全体の半数以上を占めているので、IT業界を希望する人におすすめ

年収1,000万円以上の求人が3分の1以上

ハイクラス求人は年収800万円〜1,000万円の案件も多くなっており、年収アップやキャリアアップを目指しやすい

登録後はスカウトを待つだけで求人と出会える

企業やヘッドハンターからスカウトが届くので、自分のスキルを求める企業と出会いやすい

これまでの経験を活かして年収アップやキャリアアップを目指したい方には、ビズリーチが適しています。ビズリーチは、ハイクラス求人に強く、登録後はスカウトを待つだけで自分の市場価値に合った企業と出会えます

とくにIT・WEB業界の求人が全体の半数以上を占めており、この分野を希望する人にとって魅力的といえるでしょう。

年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上を占め、800万円〜1,000万円の案件も多いため、待遇面の改善を目指しやすい点も特徴です。

登録しておけば企業やヘッドハンターからスカウトが届くので、自分のスキルを求める企業と効率よく出会えます。スカウトを通じて転職を進めたい人や、自分の市場価値を客観的に知りたい人に適したサービスです。

ビズリーチはこんな人におすすめ!

  • スカウトを受け取って効率よく転職したい人
  • 年収800万円クラスを目指している人
  • 自分の市場価値を知りたい人

ビズリーチ公式HP

◎年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
◎いつでも退会可能

もっと詳しく知る

今回は、BIZREACH(ビズリーチ)の評判・口コミについて解説。転職後にどの程度年収アップするのか・登録に審査があるのかなど、メリット・デメリットに分けてお伝えしていきます。ビズリーチは基本的にスカウトを待つだけという仕組[…]

ビズリーチの評判・口コミを独自調査。“悪質”の真相、メリット・デメリットを解説

3:doda

dodaの画像

基本情報
運営会社パーソルキャリア株式会社
タイプ転職エージェント・転職サイト一体型
公開求人数
※2026年6月時点
277,370件
対応エリア全国
内定・就職実績オリコン顧客満足度「転職エージェント20代」上位の実績
dodaがおすすめの理由

業界最大級の求人数で選択肢を広げられる

公開求人は約30万件と豊富。幅広い業界・職種から自分に合う求人を比較検討できる。

未経験歓迎求人が6万件以上と挑戦しやすい

全求人のおよそ5件に1件が未経験OK。職種・業界を変えたい人でもチャレンジしやすい。

エージェント・求人サイト・スカウトを一体で利用できる

担当者の紹介に加え、自分で求人を探したりスカウトを受けたりと、複数の方法で活動を進められる。

幅広い選択肢のなかから、自分のペースで転職を進めたい人はdodaがおすすめです。

業界最大級の求人数に加え、エージェント・求人サイト・スカウトを一体で使える柔軟さがあります。公開求人は約30万件と豊富で、幅広い業界・職種から自分に合う求人をじっくり比較検討可能です。

さらに未経験歓迎の求人が6万件以上あり、全求人のおよそ5件に1件が未経験OKとなっているため、職種や業界を変えたい方でも挑戦しやすい点が魅力です。

担当者からの紹介を受けながら、自分でも求人を探したりスカウトを受けたりと、複数の方法を組み合わせて活動を進められます。多くの求人を比較しつつ、キャリアチェンジも視野に入れたい人に適したサービスです。

dodaはこんな人におすすめ!

  • まずは多くの求人を比較し、選択肢を広げてから決めたい人
  • 未経験の業界・職種へのキャリアチェンジも検討している人
  • エージェントの紹介と自分での求人探しを併用したい人

◎業界最大級の求人数
◎いつでも退会可能

転職失敗に関するよくある質問

Q1:転職失敗で立ち直れないときは?

転職の失敗で気持ちが落ち込み、立ち直れないと感じるときは、一人で抱え込まないことが重要です。
客観的な視点を得ることで、現状を整理でき、次の一歩が見えやすくなるためです。まずは信頼できる家族や友人、元同僚などに気持ちを話してみましょう。話して気持ちを整理するだけでも、心が軽くなることがあります。
また、心身に不調が出ている場合は、無理をせず休養を取ることも必要です。状況を冷静に振り返れるようになったら、「何が失敗だったのか」「次にどう活かせるのか」を考えていきます。
失敗はキャリアの終わりではなく、次の選択をより良くするための材料になります。焦らず、自分のペースで立て直していくことが重要です。

Q2:転職に失敗する確率・割合はどのくらい?

転職後に不満や後悔を感じる人は一定数いますが、強い不満を抱く人は多数派ではありません。
厚生労働省の調査によると、転職先の職場生活全体に「やや不満」「不満」と回答した人はおよそ10人に1人(合計11.4%)です。不満の項目は「賃金」が最も多く、次いで「労働時間・休日・休暇」「人間関係」と続きます。
また、入社後半年未満で離職する人の割合は全体の7.8%(20代前半では14.6%)となっており、一定数の人が早期退職に至っていることがわかります。

Q3:経歴で不利になりますか?

早期離職は、次の選考で不利に働くリスクがあります。
短期間での退職は、採用担当者から「採用してもまたすぐ辞めるのでは」「困難な場面で踏ん張れないのでは」と懸念を持たれやすいためです。しかし、短期間の在籍を履歴書に書かないでおくことは経歴詐称にあたるリスクがあります。
社会保険や雇用保険の加入履歴から後日発覚する可能性が高いため、原則として正直に記載する必要があります。経歴上のマイナスを完全になくすことは難しいものの、退職に至った経緯を整理し、「次はどう違うのか」を説明できれば納得してもらえる可能性が高いでしょう。

Q4:転職1か月で辞めても問題ない?

転職して1か月での退職は可能ですが、慎重に判断すべきです。
経歴への悪影響に加えて、失業保険(基本手当)の受給条件である「原則として被保険者期間12か月以上」を満たさず、収入が途絶えてしまうデメリットがあるためです。

離職の日以前2年間に、被保険者期間(※補足2)が通算して12か月以上あること。
ただし、特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。

※補足2 被保険者期間とは、雇用保険の被保険者であった期間のうち、離職日から1か月ごとに区切っていた期間に賃金支払いの基礎となった日数が11日以上又は賃金の支払の基礎となった時間数が80時間以上ある月を1か月と計算します

※引用元:ハローワークインターネットサービス

そのため、すぐに辞めるのではなく、まずは「辞めたい理由」を整理し、部署異動の相談など社内での解決策を探ることが先決です。一般的には、仕事に慣れるまで3か月〜半年程度は様子を見ることが推奨されます。

ただし、違法な労働条件やパワハラ・セクハラが横行しているなど、心身の健康に危険が及ぶ環境の場合は別です。その場合は体調を崩す前に、早急に退職を検討したり、第三者機関へ相談したりすべきです。

Q5:2回連続で転職に失敗したらどうする?

転職を2回連続で失敗したと感じる場合は、過去の失敗の要因を振り返り、次へ活かすことが重要です。同じパターンを繰り返している背景には、共通する原因が潜んでいることが多いためです。
失敗は「なかなか内定が出ない焦りから妥協してしまった」「事前の労働条件や業務内容の確認が不足していた」といった原因から起こりやすくなります。同じ失敗を繰り返さないためには、次の職場で実現したい望み(転職の軸)を明確にすることが欠かせません。
そのうえで、複数の企業から内定をもらって冷静に比較検討したり、内定面談で疑問点を遠慮なく質問し、必要なら職場見学を依頼して実態を見極めたりすることが重要です。

Q6:出戻り転職はできる?

退職した会社へ戻る「出戻り転職」は、十分に可能です。人材不足を背景に、企業が一度退職した社員を再び迎え入れる動きが広がっているためです。
株式会社マイナビの調査によると、企業の40.9%がアルムナイ(出戻り)採用を実施しており、中途入社経験者のうち12.3%が出戻り転職を経験しています。
直接連絡がしづらい場合は、在籍時に仲の良かった元同僚とランチに行って社内の状況を探ったり、元上司に「キャリアの相談」という名目で連絡を取ったりするアプローチが有効です。
面接の際は、前職を辞めた根本原因が今は解消できているかを整理し、他社で得た知見を活かせることを謙虚な姿勢でアピールしましょう。

Q7:転職失敗を面接でどう説明する?

転職の失敗を面接で説明するときは、前職の悪口や不満をそのまま伝えるのは避けるべきです。
ネガティブな伝え方は「またすぐ辞めるのでは」という懸念を強めてしまうためです。ポイントは、事実をベースにしながら、前向きな「未来志向」の理由へ変換して伝えることです。具体的には、次の3ステップで構成すると伝わりやすくなります。
  1. 事実を簡潔に述べる
  2. そこから得た学びや自分の改善努力を伝える
  3. 転職先で実現したいことに結びつける

このように、退職理由と今回の志望動機に一貫性を持たせることで、面接官を納得させやすくなります。失敗を成長の糧として語れれば、むしろ誠実さや自己分析力を示す機会になります。

まとめ

転職後に「失敗したかもしれない」と感じることは、決して珍しいことではありません。重要なのは、すぐに失敗だと決めつけて焦るのではなく、まず現状を冷静に切り分けることです。

入社直後のギャップは多くの人が経験するものであり、その不満が一時的なものか、自分の努力で改善できるのかを見極めれば、対処の方向性は見えてきます。

社内での相談や工夫で解決できることも多く、ハラスメントや心身の不調など深刻な場合には、無理をせず再転職という選択肢もあります。

仮に再び転職するとしても、失敗の原因を振り返り、自己分析や企業研究を丁寧に行えば、同じ失敗を防ぐことが可能です。転職の失敗はキャリアの終わりではなく、次の一歩をより良くするための糧になります。

株式会社ウェヌシス代表取締役 成田大輝様

株式会社ウェヌシス代表取締役
成田大輝

株式会社ウェヌシス代表取締役として、ひとり情シス・兼任情シスなど多忙な担当者の知識アップデートをサポートする研修事業を手掛ける。自身も2度の転職経験を持ち、その体験を活かして年間100本以上の転職・キャリア記事を執筆。実務体験に基づく教育と執筆活動で、IT分野の人材育成とキャリア形成を後押ししている。

保有資格

  • 情報技術能力検定試験 2級
  • MOS Excel 2016
  • ITパスポート試験
  • 基本情報技術者試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験

参考サイト