転職で落ちまくると気が滅入ってしまい「気力がなくなる」「ストレスで寝れない」など、ひどく落ち込んで転職するやる気がなくなったり不安になったりしますよね。
しかし、転職では落ちるのが当たり前。今回は転職活動で落ちるのが当たり前の理由や、面接対策しているのに受からない原因について解説します。
100社受けたのに受からなかった人も最終的には満足のいく職場に就けているので、転職の不採用通知で落ち込む必要はありません。
※転職で何度も落ちた人の口コミも紹介しています。
転職UPPPライター
T.F氏:30代前半
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
利用した転職サイト
リクルートエージェント、リクナビNEXT、Green、Wantedly、VISIONARY
転職活動は落ちるのが当たり前。100社受けたのに落ちる人もいる
dodaの調べによると、転職成功までに応募した求人数は平均21.4社。多くの方が20社以上も応募してようやく内定を得ているというわけです。
このように、転職活動で落ちてしまうのは当たり前のこと。5社〜10社落ちたところで落ち込む必要はありません。
実際、転職をした人の口コミを調べると「50社〜100社も応募したのに落ちた」という人は多くいらっしゃいました。
転職経験者の口コミにあるように、何十社と落ちても最後まで諦めないことが大切です。
選考で落ちることは「人格否定」ではない
転職活動で落ちすぎると気力を失い、ストレスや疲れで寝れないという人も多いのではないでしょうか。
さらに、「自分は必要とされていないのでは…」と感じる人もいるでしょう。筆者も過去に30社以上に落ちているので、その気持ちはすごく理解できます。
しかし、転職の選考で落ちることは「人格否定」ではありません。
選考の結果は、その時点での選考基準や企業のニーズ、他の応募者との比較など多くの要因によって左右されるもの。
自分のスキルや経験が合わなかったかもしれませんし、他の応募者よりも優れた条件を持つ方がいたかもしれません。
選考で落ちたからといって自分自身を否定するのではなく、その経験を成長の機会と捉えることが大切です。
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転職活動に落ちる、、よくある2つの理由とは?
理由①:書類選考の通過率は30%と狭き門
転職活動で落ちるのが当たり前とされる理由の一つが、選考通過率の低さ。マイナビ転職によると、書類選考の通過率はわずか30%とされています。
- 書類選考:30%
- 一次選考:30%
- 最終選考:50%
平均的な通過率はこのようになっているため、1つの企業に100人の応募があれば書類選考を通過できるのは30人。内定まで獲得できるのはたったの4〜5人というわけです。
このように書類選考の段階から選考通過率は低く狭き門なので、転職では落ちるのが当たり前になっています。
おすすめ転職エージェント
求人数 ※2024年7月時点 | 特徴・強み | 年収アップ実績 | |
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リクルート エージェント公式サイト詳細ページ | ・公開求人:42万件以上 ・非公開求人:22万件以上 |
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doda | ・公開求人:24万件以上 ・非公開求人:非公開 |
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マイナビAGENT | ・公開求人:6万件以上 ・非公開求人:1万3,000件以上 |
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理由②:年齢が上がるにつれて転職入職率が減少するから
「前に転職した時よりも落ちやすくなった」という方は、年齢が要因かもしれません。
厚生労働省の調べによると、30代以降から転職入職率は減少する傾向にあるからです。
40代になると、転職入職率は20代の半分以下。転職で見送りになる回数が多くなのも当然です。
こういった年齢の影響もあり、前述したように平均応募者数が20社以上になってしまうのでしょう。
30代以上の方は求人を絞るのではなく、気になった求人には積極的に応募してみてください。
最近では、ミドル・ハイクラス向けの転職サイトが増えてきました。
30代以上の人で「転職先が決まらない」という方は、ミドル・ハイクラス転職サイトも視野に入れてみてください。
ミドル・ハイクラス転職サイトは、社会人経験を積んできた30代以上を対象としている求人が多いため年齢とキャリアにマッチする求人が見つかる可能性が高いからです。
今回は、ハイクラス向け転職サイト・エージェントのおすすめランキングを紹介。ハイクラス転職サイトごとに求人数や強みを比較して、それぞれの特徴を解説していきます。また、“ハイクラス”の定義や基準についても解説。「どこからがハイク[…]
面接対策をしているのに転職活動で不採用になる3つの原因
原因①:応募先企業の社風や人柄がマッチしていなかった
面接対策をしているのに転職活動で落ちる原因の一つは、応募先企業の社風や人柄がマッチしていなかったというのが考えられます。
転職活動では自分にマッチしている企業だと思っていても、応募先企業の文化や価値観と自分の考え方が合わない場合、不採用にされるのはよくあることです。
面接では単にスキルや経験だけでなく、自己PRや志望動機、相手に対する熱意や興味を伝えることが重要。
しかし、それらの情報が企業の求めるものと一致していなければ採用には至りません。
また、以下のように、最近ではWeb面接が主流になったことで、採用担当者からも「職場環境や社員の雰囲気を伝えにくい」「面接以外の部分を判断材料にできない」というデメリットがあがっているようです。
出典:doda「対面面接かWeb面接(オンライン面接)は選べるならどっちがいい?メリットとデメリットを解説」
こういったデメリットもあり、余計に面接であなたと企業の雰囲気がマッチしているかを判断しづらくなっているのかもしれません。
落ちたからといって諦めるのではなく、次の転職活動に向けて経験を活かし、より適切な企業を見つける努力を続けることが大切です。
リモートへの転職で求められるスキルを今すぐ見る
このページでは、在宅ワーク・リモートワークで求められる必要スキルについて解説。ワークライフバランス確保のために在宅ワーク・リモートワークを希望する人も増えてきています。その分、競争倍率も高いため在宅ワークで求められる能力を面接でアピ[…]
原因②:仕事のスタイルや考え方が合わなかった
面接対策をしているのに落ちるのは、あなたの仕事のスタイルや考えた方が企業と合わなかったことも考えられます。
転職活動ではスキルや経験だけでなく、自分の仕事のスタイルや考え方が応募先企業とマッチしているかも重要な要素。
そのため、仕事のスタイルや考え方が企業のビジョンや文化と合致していない場合、採用の決定に影響を与える可能性があります。
自己分析を行い、自分が求める仕事のスタイルに合致する企業を選ぶことがポイント。社員インタビューや企業の事業に対する考え方などをリサーチしてみるといいでしょう。
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原因③:企業の条件にマッチする求職者の選考がすでに進んでいる
人気企業の場合、企業が求める人物像に近い求職者の選考がすでに進んでいるかもしれません。
企業が求める条件に合った求職者がすでに選考されている場合、面接対策をしていても転職活動で落ちる可能性があります。
このような状況では面接対策だけではなく、自分自身のスキルや経験をアピールすることが重要。
企業の事業内容や社風から「この会社で自分の経験・スキルをどう活かせるのか」を考え直すことで、内定候補にあがる可能性がグッと高まるでしょう。
転職で活かせる強みの見つけ方を今すぐ見る
当記事は転職の家庭教師/キャリアコンサルタントの丸井沙紀様に寄稿いただいております。転職活動を始めると考えなければいけないことが自己PRです。履歴書や職務経歴書、Webからの応募の際にも書く欄があります。面接では「自己P[…]
転職の選考通過率を上げるための5つの対策
面接対策を行っているのに転職で受からない人は、次のような点を見直してみてください。
- 転職サイトに複数登録して紹介してもらう求人数を増やす
- 転職エージェントを利用していない人はエージェントを利用する
- エージェントを利用している人は、担当エージェントに相談する
- 別の業界も視野に入れて求人を探してみる
- 応募先企業に見送りの理由を聞いてみる
転職エージェントに複数登録して紹介してもらう求人数を増やす
転職の成功率を上げるなら、転職エージェントに複数登録するのがポイント。複数の転職エージェントに登録することで、紹介してもらえる求人数を増やすことができます。
紹介してもらえる求人数が増えることで選択肢が広がり、気になる求人へ積極的に応募しやすくなるというわけです。
上述した通り書類選考通過率は30%なので、選考通過率アップには積極的な応募が欠かせません。
リクルートエージェントの調べによると、転職成功者は平均2.3社の転職エージェントに登録していたそうです。
「1社」と答えた人は全体の26.6%にとどまり、転職経験者の多くが転職エージェントを複数利用していることがわかります。平均の登録社数は、2.3社という結果でした。
転職エージェント
求人数 ※2024年7月時点 | 特徴・強み | 年収アップ実績 | |
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リクルート エージェント公式サイト詳細ページ | ・公開求人:42万件以上 ・非公開求人:22万件以上 |
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マイナビAGENT | ・公開求人:6万件以上 ・非公開求人:1万3,000件以上 |
| 転職成功者の61.1%が年収アップ |
doda X | ・公開求人数:5万4,000件以上 ・非公開求人数:非公開 |
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JACリクルートメント | ・公開求人数:1万7,000件以上 ・非公開求人数:非公開 |
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IT・Web業界専門レバテックキャリア | ・公開求人数:2万5,000件以上 ・非公開求人数:非公開 |
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フリーター向け DYM就職 公式サイト詳細ページ | ・公開求人数:非公開 ・非公開求人数:非公開 |
| 条件次第 |
転職エージェントを利用していない人はエージェントを利用する
転職サイトしか使っていない方は、専門エージェントが支援してくれる「転職エージェント」も利用してみてください。
転職エージェントでは、無料で次のようなサービスを受けることができるからです。
- 条件に合った求人紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 模擬面接
- 応募企業の面接でよく聞かれる質問の共有
- 応募企業の面接の雰囲気や面接官の人柄のアドバイス
- 面接の日程調整
- 面接後のフィードバック
- 内定後の条件交渉
転職エージェントでは、登録後にまずは転職者と面談(Webまたは対面)を行い、転職の希望条件をヒアリング。
ヒアリングした条件を参考に、あなたに適した求人を紹介してくれます。
それだけでなく、書類の書き方のアドバイスや応募企業の面接でよく聞かれる質問なども提供。
応募企業ごとに徹底した対策ができるため、一人で転職するよりもずっと有利に選考を進めることができるというわけです。
担当エージェントから、面接後に採用担当者から受け取ったフィードバックも受けられるため次の面接に役立てることもできます。
これだけのサービスを無料で受けられるため、転職エージェントを利用したことがない人は登録して損はありません。
年代別のおすすめ転職エージェント(サイト)をチェックする
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エージェントを利用している人は、担当エージェントに相談する
すでに転職エージェントを利用している方は、担当のエージェントに「なかなか決まらない」ことを相談してみてください。
エージェントは求人情報に詳しいため、他に適した企業がないか再提案してくれるでしょう。
自分のキャリアやスキルに合った求人を再提案してもらうことで、選考通過のチャンスが広がります。
また、エージェントに相談することで、面接での自分の不足点や改善すべき点の具体的なフィードバックを得られるかもしれません。
別の業界も視野に入れて求人を探してみる
転職活動で落ちまくる人は、職種は変えずに“業界”だけ変えて求人を探してみてはどうでしょうか。
別の業界にも、あなたのスキルや経験が活かせる求人があるはず。そうした求人を見つけることで、新たな可能性やキャリアパスを発見できるでしょう。
また、あなたの希望する業界の競争率が高い場合、他の業界で再検討することで競争率が低い求人が見つかるかもしれません。
自分のキャリアやスキルを考慮しながら、幅広い求人情報を探求してみてください。
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応募先企業に見送りの理由を聞いてみる
面接で不採用となった場合、応募先企業に見送り理由を聞くことが可能です。
見送りとなった理由を聞くことで、自分では気づいていなかった面接時の欠点がわかるかもしれません。
また、応募先企業の見送り理由を知ることで、他の企業と比較して自分に合った求人を再検討するための判断材料にもできます。
単に落ちたことで落ち込むのではなく、その体験から成長に繋げるためのフィードバックをもらえるよう心掛けることも大切です。
【まとめ】落ちた企業は「自分に合わなかった企業」と割り切って次へ進もう
今回解説したように、転職では落ちまくる人は実は多いです。
100社も受けたのに落ちる人もいるので、転職は落ちるのが前提と言っても過言ではないでしょう。
転職に成功した人の平均応募求人数は21.4社と多くの求人に応募しているので、気になる企業があれば積極的に応募するのがポイントです。
気が滅入るし焦りからストレスになるのもわかりますが、ここで妥協しては本末転倒。落ちた企業は「自分に合わなかった企業」と割り切って次の求人にチャレンジすることで満足のいく職場に転職できるはずです。
退職理由を好印象に伝えるテクニックもあわせてチェック
当記事は転職の家庭教師/キャリアコンサルタントの丸井沙紀様に寄稿いただいております。ここでは、退職理由の好印象となる伝え方について事例を交えながら解説していくと共に、ただこう伝えればいいという事だけではなくマインドや考え方も含めてお[…]
参考サイト
転職UPPPライター
T.F氏:30代前半
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
利用した転職サイト
リクルートエージェント、リクナビNEXT、Green、Wantedly、VISIONARY