コンサル領域別の年収ランキング|未経験からコンサルを目指す人も必見

当記事は外資系転職ブログ「Tatsuno Blog」を運営されている、たつの様に寄稿いただいております。

コンサルティング会社の年収は高いことで有名ですよね。

実際に今回の調査によると、コンサルティング会社で最も平均年収が高いのは、戦略系コンサルティングのボストン・コンサルティング・グループで約1,500万円でした。

具体的にどの会社の報酬が高いのか、コンサルティング会社の種類別の平均年収の傾向などについて、この記事では深掘りしていきます。

この記事を読めば、コンサルティング会社の平均年収ランキングだけでなく、未経験からコンサルタント職を目指すための3つのコツが手に入ります。

新卒入社した日系企業で開発職を3年経験。その後外資系メーカーへ転職し開発職を経験。外資での勤務経験は7年以上。英語が全くできない状態から独学で学習を重ね、ビジネス英語を習得。その英語力を活かして仕事に従事。これまで利用した転職サイト・エージェントは20社以上。外資系転職ブログ「Tatsuno Blog」を運営。

保有資格

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)2級

目次

コンサルティング業界の給料が高い2つの理由

他業種と比較してコンサルティング会社の年収が高いという話を耳にしたことがあるかもしれません。

東洋経済ONLINEによると、2018年の40歳のモデル年収ランキングではコンサルティング業界が1,316万円で業界トップでした。

2018年の業界別40歳モデル年収ランキング上位5位

順位業界名40歳モデル平均年収
1コンサルティング1,316万円
2総合商社1,232万円
3放送879万円
4携帯電話事業者839万円
5投資事業・投資ファンド815万円

※引用:東洋経済ONLINE|業界別40歳モデル年収ランキング

ではなぜコンサルティング業界の給料は高い傾向にあるのでしょうか。

以下の2つの理由を深掘りしてみましょう。

  • サービス単価が高い
  • 利益率が高い

理由①:サービス単価が高い業務単価が高い

コンサルティング費用は高額になる傾向があります。その理由は企業が対処できない難易度の高い課題を代わりに解決するためです。

プロジェクトにかかわる費用は、主にコンサルタントの単価と期間が大きく影響します。

費用を決める要素

  • プロジェクトの難易度
  • 役職によって異なるコンサルタントの単価
  • プロジェクトの期間

コンサルティング会社選びを支援するPROFFITによると、プロジェクト費用は数百万〜数千万円が相場なのがわかります。

コンサルティング費用の相場

※出典:PROFFIT

このようにコンサルティング会社の商品であるコンサルティングの費用は高い傾向にあります。

理由②:利益率が高い

コンサルティング会社の利益率は他業種と比べて高い傾向がみられます。

コンサルティング自体は商品在庫がなく、経費が少なくて済むのが大きな特徴です。その結果、在庫をもつ製造業などの他業種と比べて高い利益率を維持できます。

具体的に日本の小売大手のファーストリテイリングと日系の総合コンサルティング会社のベイカレントの利益率を比較してみましょう。

売上高営業利益率は、売上高に対して本業でどれくらい利益をあげているかを示す営業利益が占める割合です。

売上高営業利益売上高営業利益率
ユニクロ2兆7,665億5,720万円3,810億9,000万円13.8%
ベイカレント760億9,000万円299億1,600万円39.3%

※引用:ユニクロ|2023年8月期有価証券報告書ベイカレント|2023年2月期有価証券報告書

ユニクロとベイカレントの売上高営業利益率はそれぞれ13.8%と39.3%です。会社規模も異なるので目安ではありますが、コンサルティング会社の利益率の高さがわかりますね。

結果的に人材に投資できる資金に余裕があるコンサルティング会社では、高い専門性やスキルが要求されるコンサルタントに対して高い給料を支払えるのです。

【種類別】コンサルティング会社の平均年収ランキング

コンサルティング会社を6つの特徴に分けて、それぞれの平均年収をランキング化しました。

全体的な年収水準の傾向は以下の通りです。

  • 平均年収は高い順に戦略>財務系>総合>シンクタンク系・組織人事・IT
  • 外資系の方が日系よりも平均年収が高い

種類別に会社の平均年収をランキング化しているので、どの会社が高いのかを知るための参考にしてください。

平均年収の引用元:openwork

戦略系コンサルティング会社

社名平均年収
ボストン・コンサルティング・グループ
(外資系企業)
1,502万円
A.T.カーニー
(外資系企業)
1,368万円
ローランド・ベルガー
(外資系企業)
1,314万円
マッキンゼー・アンド・カンパニー
(外資系企業)
1,266万円
ベイン・アンド・カンパニー
(外資系企業)
1,236万円
アーサー・ディ・リトル・ジャパン
(外資系企業)
1,099万円
ドリームインキュベータ1,078万円

戦略系コンサルティング会社は企業の経営層から中長期的な事業戦略に関する相談を受け、事業計画やM&A、マーケティング戦略などの立案・提案をします。

戦略系コンサルティング会社の年収の特徴

  • コンサルティング業界でトップクラスの報酬水準
  • ドリームインキュベータ以外はすべて外資系企業

リストアップした7社のうち6社が主に米国の外資系企業で、戦略系コンサルティング会社はコンサルティング業界でも特に年収が高いことで有名です。

総合コンサルティング会社

社名平均年収
クニエ1,145万円
ライズ・コンサルティング・グループ1,025万円
デロイトトーマツコンサルティング
(外資系企業)
958万円
PwCコンサルティング
(外資系企業)
956万円
日本IBM
(外資系企業)
915万円
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
(外資系企業)
904万円
KPMGコンサルティング
(外資系企業)
901万円
日立コンサルティング889万円
ベイカレントコンサルティング880万円
アクセンチュア
(外資系企業)
864万円
アビームコンサルティング813万円
シグマクシス744万円
リブ・コンサルティング737万円
スカイライトコンサルティング731万円
ビジョン・コンサルティング715万円
船井総研527万円

総合コンサルティング会社は経営戦略や組織改革、マーケティングなど、企業活動のさまざまな経営課題の解決に向けて、提案から実行までを総合的に支援しています。

総合コンサルティングの年収の特徴

  • コンサルティング業界のなかでは中間の水準
  • 外資系企業の平均年収が高い傾向

日本IBMは米IBMの日本支社でITソリューションを主に提供する会社ですが、コンサルティング部門があるため一覧に含めています。

総合コンサルティング会社の平均年収は、戦略系・財務系コンサルティングに次ぐ高い水準です。特にBig4と呼ばれる外資系総合コンサルティング会社の報酬は高い傾向にあります。

世界4大監査法人グループ「Big4」

  • デロイトトーマツ
  • PwC
  • EY
  • KPMG

財務系コンサルティング会社

社名平均年収
KPMG FAS
(外資系企業)
1,230万円
経営共創基盤1,088万円
PwCアドバイザリー
(外資系企業)
1,060万円
フロンティアマネジメント1,036万円
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
(外資系企業)
1,004万円
山田コンサルティンググループ645万円
エスネットワークス602万円
みらいコンサルティング596万円

財務系コンサルティング会社は企業の財務戦略や資金調達、M&A、事業再生といった財務に関する課題解決に特化して支援しています。

財務系コンサルティングの年収の特徴

  • 戦略系の次に給与水準が高い傾向
  • 特に平均年収が高いのは外資系企業

平均年収は戦略系の次に高い傾向がみられます。日系企業の2社と外資系コンサルのグループ企業3社はいずれも平均年収は1,000万円を超えています

シンクタンク系コンサルティング会社

社名平均年収
野村総合研究所
985万円
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
925万円
三菱総合研究所859万円
NTTデータ経営研究所817万円
大和総研742万円
日本総合研究所703万円
みずほリサーチ&テクノロジーズ691万円
富士通総研674万円

シンクタンクは、政治や経済などの分野において調査研究・分析をおこなう専門機関です。また、経営やITコンサルティング部門を配置していて、いわゆるシンクタンク系コンサルティング会社とも言われています。

シンクタンク系コンサルティングの年収の特徴

  • 総合コンサルに近い給与水準
  • シンクタンク系はすべて日系企業

リストアップした代表的なシンクタンク系コンサルは全て日本の企業です。平均年収は総合コンサルに近い水準を誇ります。

ITコンサルティング会社

社名平均年収
ガートナー ジャパン
(外資系企業)
1,276万円
キャップジェミニ
(外資系企業)
931万円
ウルシステムズ801万円
アバナード746万円
マネジメントソリューションズ746万円
シグマクシス744万円
スカイライトコンサルティング731万円
フューチャー698万円
シンプレクス694万円
日本タタ コンサルタンシー サービシズ643万円
ビジネスブレイン太田昭和603万円

ITコンサルティング会社は、IT戦略や情報システムの構築・導入などIT分野に特化して企業を支援するのが特徴です。

ITコンサルティングの年収の特徴

  • 平均給与が900万円以上の上位2社は外資系企業
  • 日系企業は600〜800万円程度

平均年収はシンクタンクや組織人事と同様の水準です。特に外資系企業の上位2社の平均年収が高い傾向にあり、日系企業よりも高い水準です。

組織人事コンサルティング会社

社名平均年収
コーン・フェリー・ジャパン
(外資系企業)
1,066万円
マーサージャパン
(外資系企業)
948万円
リクルートマネジメントソリューションズ858万円
コーチ・エィ795万円
グロービス696万円
アルー497万円

組織人事コンサルティング会社は、組織再編や人事制度の見直しなどの企業が抱える人事に関する課題解決をおこなっています。

組織人事コンサルティングの年収の特徴

  • 平均給与が900万円以上の上位2社は外資系企業
  • シンクタンク・ITと同程度の水準

平均年収が900万円を超える上位2社は外資系企業で、日系企業と比べると年収は高い傾向にあります。全体の水準としては、シンクタンクやITと同程度です。

コンサルティング会社の年収にまつわる3つの注意点

紹介した通り、コンサルティング会社の平均年収は1,000万円を超える会社も多く、業界全体として高水準であることがわかりました。

ただ、コンサルティングの年収をよく理解するうえで気をつけたいことが3つあります。

  • 役職ごとの年収範囲が決まっている
  • コンサルタントまではみなし残業になる
  • 入社初年度は賞与が満額支給されない可能性がある

それぞれ詳しく解説します。

①役職ごとの年収範囲が決まっている

コンサルティング会社では役職ごとに年収の範囲が決まっている

コンサルティング会社では役職ごとに年収の範囲が決まっているため、紹介した平均年収はあくまでも目安として考える必要があります。

戦略系と総合系コンサルティング会社の役職別の年収の目安は以下の通りです。

役職別の年収目安

戦略系コンサルティング会社総合系コンサルティング会社
アナリスト600〜1,000万円500〜800万円
コンサルタント1,000〜1,500万円700〜1,000万円
マネージャー1,500〜2,500万円1,000〜1,500万円
シニアマネージャー

ディレクター

2,000〜3,000万円1,500〜2,000万円
パートナー3,000万円〜2,000万円〜

※引用:コンコード

なお、会社によって独自の年収範囲が決められていて、役職名も異なります。

全体の傾向としては、やはり戦略系コンサルティングの方が総合系よりも各役職で20%から50%ほど高い傾向がわかります。

②コンサルタントまではみなし残業になる

コンサルタントの役職では給与にみなし残業代が含まれていることが多い

マネージャーまでのコンサルタントの役職では、基本的には一定の残業時間を想定したみなし残業時間手当がもともと毎月の給与に含まれている給与構成になっています。

たとえば、基本給が30万円に対して、毎月45時間相当分のみなし残業手当15万円が支給され、合計45万円が毎月給与として支払われるようなケースです。

この例の場合、45時間を超える残業をした際は超えた時間に対して残業代が支給される仕組みです。

そのため、確定している月額給与は高く見えますが、はじめから残業時間の手当が含まれていることを覚えておきましょう。

③入社初年度は賞与が満額支給されない可能性がある

コンサルティング会社の入社時期によっては賞与が満額支給されない可能性がある

入社のタイミングによっては、入社年度の賞与が満額支給されない可能性があります。内定時に通知される想定年収と実際の支給額が異なる場合があるので注意が必要です。

ほとんどの企業では、賞与の支給条件として「一定期間の在籍」が就業規則に規定されています。

つまり、評価期間の途中に入社した場合、賞与は在籍日数に応じて日割り計算され、満額は支給されません。

一方で、選考時の年収交渉次第では業績賞与や個人の成果に対する賞与とは別に、入社初年度のみ一時金が支払われることがあります。

入社年度の賞与が満額支給されないことが予想される場合は、選考の段階で入社一時金を支給してもらえるように交渉しておくことをおすすめします。

入社一時金を得ることで、賞与の不足分を補うことができますよ。

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コンサルティングとは?コンサルタントの役職別の仕事内容

そもそもコンサルティングとは、専門的な知識と経験をもつ専門家の立場から企業の課題を分析し、最適な解決策を提案するサービスです。

最も一般的なのが、決められた期間内に課題解決をおこなうプロジェクト型です。

パートナーやマネージャー、コンサルタントの大きく3つの役職のそれぞれの職務は以下の通りです。

役職主な職務
パートナー会社の共同経営と営業の責任
マネージャークライアントワークとプロジェクトの遂行
コンサルタントプロジェクトの各タスクの実行

これから役職ごとの仕事内容について詳しく解説するので、コンサルタントがどんな仕事なのか理解を深める際の参考にしてください。

①コンサルタント

コンサルタントはプロジェクトの実務の中核を担う立場で、一定範囲の業務に責任をもちながら、自らプロジェクトの作業を主導的に進めていきます。

コンサルタントの主な業務内容

  • データの分析・検証
  • 課題を解決する仮説の設定・検証
  • 関係者へのインタビュー
  • 報告書の作成

課題を解決するために必要なデータを分析したり、クライアントの関係者へヒアリングをおこなったりとコンサルタントの業務範囲はさまざまです。

華やかなイメージが強いコンサルタントですが、常に思考をめぐらせながら、泥臭くクライアントの課題を解決するための行動が必要な仕事です。

②マネージャー

プロジェクト全体の遂行に責任を負うのがマネージャーです。

マネージャーの主な業務内容

  • プロジェクトマネジメント
  • 顧客との連絡窓口
  • 予算管理

プロジェクトで必要なタスクを見極めて、コンサルタントに役割を振り分けます。定期的に進捗確認をおこない、予定通りにプロジェクトを進めるのが中心的な役割です。

クライアントと日々連絡を取り合うのもマネージャーの役割で、社内外の円滑なコミュニケーションが欠かせません。

③パートナー

パートナーはコンサルティング会社の経営を担う最高位の役職です。

パートナーの主な業務内容

  • 会社の経営
  • 新規顧客獲得とプロジェクトの受注営業

主な業務は会社経営と新規ビジネス獲得を目的とする営業活動です。会社では営業を担う専門部隊を置くのが一般的ですが、コンサルティング会社ではパートナーが営業活動をするという特殊な仕組みです。

また、全プロジェクトの最終責任者として、チームによる成果物の品質を常に担保する役目も担っています。

コンサルタントに求められる3つの能力・スキル

コンサルタントとして働くには、これから紹介する3つの能力・スキルが欠かせません。

  • プロフェッショナルマインド(責任を果たそうとする意識)
  • 柔軟な思考力
  • コミュニケーション力

これらの資質を備えることができれば、コンサルタントとして高い報酬を得る土台ができあがります。一つずつ詳しくみていきましょう。

①プロフェッショナルマインド(責任を果たそうとする意識)

コンサルタントに求められる能力1:クライアントに貢献するためのプロフェッショナルマインド

コンサルタントには常にプロフェッショナルマインドが求められます。

プロフェッショナルマインド:クライアントに貢献するために自分の責任を果たそうとする意識

コンサルタントは企業から報酬をもらい、専門家の立場で課題解決をおこなう仕事です。いかにクライアントに貢献できるかを常に考え、行動に移していく姿勢が大切です。

ただし、プロフェッショナルマインドは簡単に身につくものではなく、コンサルティング会社に身を置き、上司やチームメンバーがクライアントに向き合う姿勢を見てはじめて学ぶことができます。

そのため、まずはプロフェッショナルマインドがコンサルタントになるために必要な思考であることを心にとめておいてください。

②柔軟な思考力

コンサルタントに求められる能力2:コンサルタントに最も求められるスキルの一つが柔軟な思考力

柔軟な思考力はコンサルタントに最も求められるスキルの一つです。具体的に代表的な思考力を3つ挙げます。

コンサルタントに必要な思考

  • 論理的思考
  • クリティカル思考
  • ゼロベース思考

上記の思考力はそれぞれ以下のように具体化できます。

  • 状況を正しく整理してわかりやすく第三者に説明できる力
  • 複数の選択肢を比較検討し、最善策を立案する力
  • 既存の概念にとらわれない発想力

クライアントから依頼されるのは、大企業の経営層でも解決が難しい問題ばかりです。上記の思考力をフル活用して、企業が置かれている状況を分析し、課題の解決策を仮定して検証するのがコンサルタントの仕事です。

このようにクライアントに価値を提供するためには、柔軟な思考力は必要不可欠なスキルです。

③コミュニケーション力

コンサルタントに求められる能力3:社内外の人とプロジェクトを進めるコミュニケーション能力

社内外の人と円滑なコミュニケーションもコンサルタントにとって重要視される能力です。

社外ではクライアントにヒアリングして今置かれている状況を整理したり、より価値のある成果物を提供するために何ができるかを得るヒントにしたりします。

クライアントの立場になって傾聴し、本質的な課題をとらえることが欠かせません。

また、社内ではプロジェクトチームのメンバーと協働しながら、全員でプロジェクトを遂行します。

決められた期日のなかでメンバーと協議を重ね、より良い提案をクライアントにおこなうなどコミュニケーション力を活かせる場面は多岐に渡ります。

コミュニケーション力を活かす場面

  • クライアントの立場になって傾聴し、本質的な課題を捉える
  • チームメンバーと議論を重ね、より良い提案をする
  • 難解な内容でもわかりやすく説明する

そのためプロジェクトを成功させるために、コンサルタントのコミュニケーション力は重要です。

未経験からコンサルタントになるには?転職の3つのコツ

コンサルタントは未経験からでも転職で目指せる職種の一つです。しかし、内定を獲得する難易度が高い業界でもあるため、転職活動には戦略が必要です。

ここでは未経験から転職でコンサルタントを目指す際の3つのコツをご紹介します。

  • 自分に合う転職エージェントを選ぶ
  • コンサルにマッチする強みとスキルをアピールする
  • 面接対策を徹底する

未経験からコンサルタントになるためには、コンサルタントとしての資質とポテンシャルがあることを採用企業へ示せなくてはなりません。

採用選考を乗り切るために重要なポイントを押さえましょう。

①自分に合う転職エージェントを選ぶ|おすすめエージェントも紹介

未経験からコンサルタントに転職するコツ1:自分に合う転職エージェントを選ぶ

転職エージェントの選び方が非常に重要です。

なぜなら、あなたの希望に合ったコンサルティング会社を紹介してもらい、内定を獲得するための適切なサポートをしてもらえるかがカギとなるからです。

転職エージェントを選ぶポイント

  • 自分のバックグラウンドや強み、志向性などを正確にヒアリングしてくれるか
  • 希望に合う求人を紹介してもらえるか
  • コンサル業界の知識と理解があるか
  • 実際にコンサルへの転職支援実績があるか

上記のポイントを押さえた上で、2〜3社の転職エージェントと面談し、自分に最適なサポート体制が期待できるところを選びましょう。

コンサルティング会社への転職におすすめの転職エージェントを3社挙げるので、選ぶ際の参考にしてくださいね。

コンサルティング会社の転職におすすめの転職エージェント・サイト

この項目は転職UPPP編集部が執筆しています。おすすめ転職エージェントは丸井様が推奨しているものではありません。

ここではたつの様が解説してくださった〈転職エージェントを選ぶポイント〉を参考に、転職UPPP編集部がおすすめするコンサルタント業界に強い転職エージェント・サイトを紹介。

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②コンサルにマッチする強みとスキルをアピールする

未経験からコンサルタントに転職するコツ2:コンサルにマッチする強みとスキルをアピールする

コンサルタント未経験の場合、何をアピールしたら良いか迷うかもしれません。

未経験のため、採用企業からコンサルタントとして活躍できると思ってもらえる強みや経験をアピールすることが不可欠です。

コンサルにマッチする強みやスキル

  • 問題解決力
  • プロジェクト管理
  • リスク管理
  • 会計スキル

コンサルティング会社では、問題解決力やプロジェクトマネジメントをはじめとしたスキルが評価される傾向にあります。

顧客の抱える経営課題を解決するための問題解決や、決められた期間でプロジェクトを遂行させることが求められるためです。

このようにコンサルタントの仕事を理解して、「自分のどんな強みを仕事で活かせるか」を意識しながら強みやスキルの棚卸しが大切です。

経験はなくても今の仕事で身につけた強みやスキルを適切にアピールしましょう。

③面接対策を徹底する

未経験からコンサルタントに転職するコツ3:コンサルティング会社の選考は難しいため面接対策する

論理的思考を問われるケース面接と言われる特殊な選考が行われる会社もあり、コンサルティング会社の選考は難易度が高いことで知られています。適切な対策をしないと内定は獲得できません。

面接対策の4つのポイント

  • ケース面接がある場合は転職エージェントのサポートを受けて問題に十分に慣れる
  • 未経験からコンサルタントを目指す明確な理由とコンサルタントに活かせる強みのエピソードを準備する
  • 最新の業界情報を頭に入れて面接に臨む
  • 常に質問には結論から簡潔に回答する

上記のポイントを押さえて、書類選考を通過した会社のうち志望度が低い会社から順に面接に臨むことが面接を成功させるために重要です。

未経験からでも熱意と選考の準備次第でコンサルタントへの転職は十分可能です。納得感のある明確な志望動機と面接対策をおこない、戦略的な転職活動を進めましょう。

まとめ:コンサルタントへ転職できれば高年収が期待できる

コンサルティング会社の平均年収ランキングやコンサルティング業界の給料が高い理由などについて解説しました。

平均年収が他業種と比べて高く、コンサルタントになれたら高年収を期待できるのがコンサルティング業界の大きな魅力です。

その一方で、高い専門性とプロフェッショナルマインドを求められるコンサルティング会社へ入社するのは簡単なことではありません。

未経験からコンサルタントを目指すのであれば、コンサルタントに活かせる自分の強みを理解し、戦略的に転職活動を進めるのが内定獲得のカギをにぎりますよ。

新卒入社した日系企業で開発職を3年経験。その後外資系メーカーへ転職し開発職を経験。外資での勤務経験は7年以上。英語が全くできない状態から独学で学習を重ね、ビジネス英語を習得。その英語力を活かして仕事に従事。これまで利用した転職サイト・エージェントは20社以上。外資系転職ブログ「Tatsuno Blog」を運営。

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