今の職場環境に不満がありつつも、「子育てしながらの転職活動はできるの?」という不安を抱えている子育て中のワーママ・パパは多いのではないでしょうか。普通の転職よりも条件が多くなってしまい、選択肢が狭まってしまうなど転職のハードルが高いですよね。
しかし、ここ数年で共働きの家庭は増加傾向にあり、フレックスやリモート、時短で働ける制度の導入など、企業も仕事と家庭を両立しやすい環境を整え始めています。
また人手不足や人材確保の困難が慢性化している企業や業界も多く、求職者は自分の経験やスキルを充分にアピールできれば、転職のチャンスは少なくありません。「子育てと上手く両立したい」「今の環境ではフルタイムで働くのが辛い」――そう感じたら、積極的に転職を考えてみましょう。
この記事では、子育て中のワーママ・パパの希望のキャリアを叶えるための効率的な転職活動方法や、成功させるためのポイント、おすすめの転職エージェントサイトなどをご紹介します。
キャリアカウンセラー
鎌上 織愛
2013年にキャリアコンサルタント資格取得後、人材派遣会社やベンチャー企業にて採用担当兼キャリアカウンセラーとして勤務。その後、求人広告業界にて制作・ライターを経験。2018年にキャリアカウンセラー兼ライターとして独立し、求人広告のライティングや学生・ 女性に特化した就活支援に従事する。専門学校生や転職希望者向け就活講座やビジネスマナー講座、フリーランサー向けビジネスセミナー、ハローワーク主催のライター養成講座など、数多くの講座やセミナーに登壇。
子育てと転職の両立の重要性
出産や育児に専念したいという考えから仕事を手放す方がいますが、それは少し早計です。
一度仕事を辞めてしまうと、再び社会復帰をしようとした時に就職が難しくなるケースがよくあるからです。保育園に入れないと仕事が決まらない、逆に仕事が決まらないと保育園に入れないといった堂々巡りは最たる例でしょう。
また就職していないブランク期間が長くなればなるほど再就職の際に不利になりやすく、再就職が叶ったとしても昇給昇格などの査定に響くことも。
これは生涯年収にも影響します。IT系や医療系などの専門的な仕事や、資格が必要な仕事の場合は、知識が古くなることが考えられ、やはりブランク期間が長いほど覚え直しに時間を要するでしょう。
一度パート勤めとなると正社員へ戻るのが難しい場合もあります。
こうした再就職の難しさやキャリア継続の面から、筆者はできるだけ子育てと仕事を両立して続けることをおすすめしています。現在の職場だと両立させることが難しい場合は、転職を考えましょう。
子育て中の転職活動のステップ
転職活動のための事前準備は、時間をかけてしっかり行いましょう。
情報収集や書類作成など、やるべきことは多々ありますが、準備を万全にしできる限り短期間で終わらせることが転職成功へのカギとなります。
子育て中の転職活動は苦労も多いと思いますが、仕事や家庭のことで自分の時間が限られているからこそ、効率的に進めていきましょう。
自己分析と目標設定
まずは転職理由と志望動機をはっきりさせるために、「なぜ転職したいのか」を書き出すことをおすすめします。
言語化することで、具体的な転職の希望条件の設定にもつながるからです。現職の仕事で何が問題なのか、何を変えたいのか、今後何を優先させて働きたいのかなど、仕事だけでなく育児や家庭などのプライベートも含めて考えてみましょう。
次に「自分の中で譲れない条件」を整理します。転職活動を早く終わらせたい一心で内定を目指すあまり、当初の目標を見失うことはよく起こり得ることです。
しかし妥協して就職しては、元の木阿弥。遅かれ早かれ、転職後の後悔につながります。そうならないためにも、転職するうえで譲れない条件と優先順位は必ず決めておきましょう。
自分のスキル・経験については、資格や数字での実績など、誰もがわかる客観的な成果をまとめておきます。
ワーママ・パパの転職活動においては、単に働く環境だけでなく、「仕事として自分がやりたいことは何か」「自分のスキルをどう活かしたいか」など、仕事に対するビジョンを明確にすることも大切です。
やりがいや将来的なビジョンのない仕事では、いくら働く環境が良くても続かない場合がよくあります。長く働ける会社に転職するためにも、仕事に対するスタンスははっきりさせておきましょう。
自己分析と目標設定は転職活動の第一歩にして重要事項です。自分のこれまでの振り返りと、それをどう活かしていくかをしっかりまとめておきましょう。
情報収集
子育てしながら働ける求人を探すには、それだけで選択肢が狭まってしまいます。
そこでおすすめなのが、時短勤務やリモート勤務、フレックス制度のある求人を数多く取り扱っている専門の求人サイトや転職エージェントの利用です。ワーママ・パパ向けであれば、条件の一致もしやすく短時間での転職が叶うでしょう。
転職求人サイト
幅広い職種・業種の求人が掲載されており、職種・業界・特定の条件など、ジャンル分けをして幅広い求人から検索できます。デメリットとしては、自分で応募から日程調整など転職活動の全てをすることになります。
転職エージェント
求人サイトには掲載されていない非公開求人を扱っているケースがあり、より好条件の求人を探すことも可能です。専任のキャリアアドバイザーから転職活動のサポートを受けられ、細かなやりとりをしながら転職活動を進めることができます。
応募書類の準備
最も大切なポイントは、企業に「時短勤務でも残業ができなくても、充分に活躍してくれそうだ」と思ってもらえる履歴書・職務経歴書を作ることです。
今までの業務内容や、活かせる経験、資格は全て記載し、 業務を通じての実績も数字などを用いて客観的にわかりやすく端的にまとめておきます。
志望動機は、働きやすさや制度を一番とする内容はNGです。働きやすさだけが目当てだとネガティブな印象をもたれやすく、また他の応募者との差別化もできません。
その企業で「自分のスキル・経験をどう活かして働けるか」をアピールしましょう。そのためにも応募する企業について研究をし、どのような経験・スキルを持った人を求めているのか、実際に活躍しているのはどんな人かを把握してください。
希望する出社時間・退社時間、残業についてなど、自分がどのような働き方ができるかも具体的に書いておくと良いでしょう。選考が進んだ時に働き方でミスマッチが起きてしまっては、それまで費やした時間が無駄になってしまいます。
面接準備
面接では、「仕事と家庭を両立しつつも企業で活躍したい」というアピールをしなくてはなりません。
内定を得たいがために企業に合わせたことばかり伝えてしまうと、転職が叶っても後々自分の首を絞めてしまいます。子育てしながら働くことについての質問は、特にスムーズに答えられるように準備しておきましょう。
まずは企業が知りたい「仕事と家庭を両立できるか」については、「子どもが急病の時のサポート体制」や「残業・休日出勤は対応できるか」など、何かがあった時にどのような対応ができるかを明確にしておきます。
無理なく働ける準備をしてある、というアピールは企業の懸念点を払拭できるでしょう。
また子どもが大きくなる、5年後10年後の働き方もイメージしながら質問対策を考えましょう。小学校に入学するなど家庭環境は数年で変わっていきます。
小学校に上がって時短勤務が終了した際に学童に入れるかなど、環境が変わった時にどのような働き方ができるかのアピールも効果的です。
面接では企業に質問できる機会もあります。実際の社内の様子やどのような社員が勤めているか、子育て中の社員がどのように働いているかなども聞けるので、本当に子育てに理解がある会社か確認できるよう、あらかじめ質問を考えておきましょう。
子育てと転職を両立するための時間管理術
子育てや家事で忙しいなか、さらに転職活動をスタートするとなると、そのための時間の確保は必至です。闇雲に転職活動を始めるのではなく、まずは自分の時間を作ることから始めてみましょう。
自分のスケジュールの棚卸しや組み直しをするだけでも、家族にも自分にも負担なく転職活動ができます。
①タスクの棚卸しと優先順位の設定
子育てと転職を両立するためには、時間管理が非常に大切です。限られた時間を有効的に使うため、日々のタスクに優先順位をつけましょう。
まずは育児や家事でやること、仕事でやること、そして転職活動でやらなければならないことを全て書き出しリスト化します。
次に、そのリストから絶対に自分でやらないといけないことをチェック。
残ったタスクは、家庭のことならパートナーや祖父母に任せられること、仕事なら上司や同僚などほかの人にも任せられることを確認します。
また家事の場合は家事代行やベビーシッター、ファミリーサポートなど、外注の可否もチェックしましょう。
この時に、できるだけ自分の担当分は最小限にすることがポイントです。優先順位がわかれば、周囲の協力の方法も時間管理もしやすくなります。
②スケジュール管理
やらなければならないことが明確化できたら上記のリストをスケジュールに落とし込み、転職活動に当てられる時間がどのくらいあるか、一日単位、1週間単位で考えてみましょう。
例えばー
- 子どもが起きる前の早朝の時間
- 通勤時間やランチタイムなどの隙間時間
- 子どもが寝た後の時間
- 土日などの休日
自分がどの時間、曜日なら集中してできるかも考えながら、転職活動に当てる時間を見つけます。どの時間にしても、終了時間を決めてメリハリをつけて作業ましょう。
忙しい毎日になりますが、子どもとの時間や自分のリラックスタイム、睡眠時間は削らずに確保しておきましょう。
根を詰め過ぎると、疲労や子どもへの負い目につながりかねません。家族や地域サービスなど周囲の助けを借りながら、無理のないスケジュール管理を行いましょう。
③サポートの活用
子育てと仕事の両立のためにも周囲のサポートは欠かせません。自分の時間を確保するためにも、あらかじめどのようなサポートが受けられるかをしっかり確認しておきましょう。
まずは家族、親、親戚など、身近な人からのサポートを検討します。特にパートナーとは、育児や家事の分担、子どもが病気になった時の預け先や休みの取り方など、細かく確認してください。
また親や親戚を頼る場合も、曜日や時間、頻度など、お願いできる内容を具体的に話し合っておき、齟齬が出ないようにします。できるだけ預け先は複数考えておきましょう。
実家が遠方だという方は、地域のファミリーサポートやベビーシッター、家事代行サービスなどの利用も検討しましょう。
そのほかにも食洗機や食材宅配サービスなど、時間短縮ができる便利なアイテムやサービスは様々あります。家庭のことをどれも完璧にこなそうとすると、心身の負荷やストレスがたまります。上手に手抜きをしながらスケジュール管理をしていきましょう。
④エージェントの利用
転職活動の経験が少ない方や、転職への条件が細かくなる場合は、エージェントの活用をおすすめします。
登録すると専任のアドバイザーがつき、条件にあった求人の提案や面接日程調整など転職活動を1on1でサポートをしてくれます。
それだけで求人を探す手間から日程調整までの時間をカットすることが可能です。また書類の添削や面接対策のサポートもあるのでプロのアドバイスがもらえ、客観的に自分を見つめ直すこともできるでしょう。
エージェントがしてくれること例
- 条件に合った求人を紹介してくれる
- 一般に出回っていない非公開求人も紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書を添削してくれる
- 模擬面接で練習できる
- 応募企業の面接傾向を教えてもらえる
- 応募先企業の職場環境を教えてもらいやすい
- 面接の日程調整を代行してもらえる
- 給与などの条件交渉も代行してくれる
転職エージェントは、何百、何千人もの転職を成功させてきたプロです。ワーママ・パパの転職事情に詳しい専門性の高いエージェントを使うことで、より条件にあった転職先を早期に見つけられるでしょう。
企業がどのような人材を求めているかのリサーチもしているため、説得力のある志望動機の対策ができ、ミスマッチも減らせます。
時間がないなかで負担をできる限り軽減させるためにも、エージェントを活用しない手はありません。基本的に転職エージェントは無料サービスのため、転職活動に不安を感じているなら、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
子育て中の転職に適したエージェントの選び方
転職活動をサポートしてくれるエージェントは多数あります。
まずはそのエージェント選びから始めなくてはいけません。最初から自分に最適なエージェントを見つけ出すことは難しいので、複数の転職エージェントを並行して利用し、比較するのがおすすめです。
まずは2〜3社登録してみましょう。エージェントそれぞれに特徴・強みがあり、求人数や内容も異なります。
自分の希望する求人を多く扱っているか、サポート内容は自分にあっているかなど、比較検討してください。
ワーママ・パパが転職エージェントを選ぶ際にチェックしておきたいポイント
- リモートワークや時短勤務といった求人が多いか
- 子育てや女性の転職に理解があるアドバイザーが在籍しているか
- 企業の産休・育休の取得実績を教えてもらえるか
エージェントを利用するうえで何より重要なのは、転職支援を直接してくれる担当キャリアアドバイザーとの相性です。
人柄も含め相性が良ければ良いほど、スムーズに転職活動ができます。特に子育て中の転職に理解があるか、実際に子育て中の求職者の転職実績があるかも参考になります。
プロの視点から求職者の状況を理解し、的確な求人を提案してくれるアドバイザーを見つけ出しましょう。
【総合型】子育て中の転職におすすめのエージェント・サイト8選
転職エージェントは鎌上様が推奨しているものではありません。転職UPPP編集部が独自調査した情報をもとに執筆しています。
子育て中のワーママ・パパが働きやすい職場を見つけられるように、リモート(在宅勤務)求人・フレックス制度の求人・時短勤務求人を転職UPPP編集部が調査しました。
リモート(在宅勤務)求人・フレックス制度の求人・時短勤務求人が多く、転職支援サービスが充実した転職エージェント・サイトをピックアップしています。
それぞれの特徴を見比べて、利用するエージェントを見極めていきましょう。
右にスライドできます→
おすすめ度 | リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 特徴・強み | 対応エリア | 年収アップ実績 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
doda | 5.0 | ◎ 10万件以上 | ◎ 6万7,000件以上 | ○ 3万2,000件以上 |
| 全国 | 年収アップの可能性大 ※50万円〜200万円以上の年収アップ実績あり |
リクルートエージェント | 4.8 | ○ 2万9,000件以上 | ◎ 8万9,000件以上 | ○ 1万3,000件以上 |
| 全国 | 転職成功者の62.7%が年収アップ |
マイナビAGENT | 4.7 | ○ 1万7,000件以上 | ○ 1万件以上 | 不明 |
| 全国 | 転職成功者の61.1%が年収アップ |
type女性の転職Agent
| 4.5 | △ 2,600件以上 | △ 1,800件以上 | × 140件以上 |
| 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫 | 条件次第で年収アップの可能性大 |
doda X | 4.3 | ○ 3万4,000件以上 | ○ 2万6,000件以上 | △ 7,800件以上 |
| 全国+海外 | 年収100万円以上の年収アップ実例あり |
リクルートダイレクトスカウト | 4.3 | ○ 1万8,000件以上 | △ 4,500件以上 | × 900件以上 |
| 全国+海外 | 転職後の平均年収925万円以上 |
リクナビネクスト | 4.0 | △ 6,700件以上 | ○ 2万7,000件以上 | △ 9,700件以上 |
| 全国 | 転職成功者の約60%が年収アップ |
ハタラクティブ | 4.0 | 不明 | 不明 | 不明 |
| 全国 | 条件次第 (転職成功者の86.5%が大企業に内定) |
1:doda
基本情報 | |
---|---|
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
タイプ | ・転職サイト ・転職エージェント ※2つのサービスを利用可能 |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 10万件以上 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 6万7,000件以上 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 3万2,000件以上 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 年収アップの可能性大 ※50万円〜200万円以上の年収アップ実績あり |
リモート可やフレックス導入企業の求人が豊富
ワーママに最適なリモート求人やフレックス求人が多いから、条件に合った職場を見つけやすい
職場環境や求める人物像まで教えてもらえる
企業によっては職場環境がわかるから、子育てと両立できる職場か判断しやすい
転職サイトとエージェントを使い分けられる
子育てで忙しくても、自分のペースで活動したりプロのアドバイスを受けたりできる
dodaは、現代にマッチした働き方の求人を豊富に扱っている特徴。リモート可の求人は10万件以上、フレックス制度導入の企業求人は6万件以上も扱っています。
「自宅で子育てをしながら働きたい」「子どもの送迎に間に合うように勤務時間を調整したい」というワーママ・パパさんでも働きやすい職場を見つけやすいです。
また、dodaでは企業ごとに採用担当者がついているため、企業の職場環境や求める人物像まで提供可能。子育て中の方が働いているか、子育てと両立できる環境なのかを把握できるので、入社後のギャップが少ないです。
dodaはこんな人におすすめ!
- リモートワークやフレックス制度のある企業を探している人
- 事前に職場環境を知ってギャップを防ぎたい人
- 自分でも求人を探したり応募したりしたい人
◎会員数700万人以上
◎いつでも退会可能
今回は、doda(デューダ)での転職に関する評判を解説。利用者からの評価を転職UPPP編集部が集計し、良い口コミ・悪い口コミに分けて紹介していきます。dodaは会員数700万人以上の大手転職サービス。一般的な転職サイトのよう[…]
今回は転職でdodaの利用を検討している方に向けて、転職UPPP編集部の私(女性:20代)がdodaを実際に使って転職活動をしていた時の体験談を紹介。公式サイトではわからないメリット・デメリットや、おすすめの人・おすすめじゃない人に[…]
2:リクルートエージェント
基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
タイプ | 転職エージェント |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 2万9,000件以上 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 8万9,000件以上 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 1万3,000件以上 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 転職成功者の62.7%が年収アップ |
フレックス制度導入企業の求人を8万件以上も保有
子どもの送迎に合わせて勤務時間を調整しやすい企業を見つけやすい
「面接でよく聞かれる質問」「過去採用になった人の特徴」まで共有
徹底して面接対策ができるので、人気のワーママ向け求人でも選考が有利になりやすい
転職支援実績No.1&38年以上の運営実績
書類添削・面接対策・各種日程調整までサポートするので忙しいママさんでも効率的に進む
リクルートエージェントは転職支援実績No.1の大手転職エージェント。フレックス導入企業の求人が8万件以上とトップクラスに多いのが特徴です。
フレックス導入企業の求人が豊富なので、保育園などに預ける4〜5歳のお子さんがいるワーママ・パパにおすすめ。出退勤の時間を調整して、子供の送り迎えができます。
また、リクルートエージェントでは、「面接でよく聞かれる質問」「過去採用になった人の特徴」まで提供。
ピンポイントで面接対策ができるため、ワーママから人気のリモート求人やフレックス制求人でも選考が有利に進みやすいです。
リクルートエージェントはこんな人におすすめ!
- 保育園に子どもを預けていて送り迎えが必要な人
- 面接に自信がなく、徹底的に対策したい人
- ワーママ向け求人を幅広くチェックしておきたい人
◎転職支援実績No.1
◎いつでも退会可能
今回は、RECRUT AGENT(リクルートエージェント)の評判・口コミを解説。良い評判・悪い評判に分けて紹介しつつ、口コミだけでは見えてこないリクルートエージェントを転職で利用する上でのメリット・デメリットも深掘りしていきます。[…]
転職でリクルーエージェントの利用を検討している人のために、転職UPPP編集部のライターがリクルーエージェントを利用した時の体験談をご紹介。公式サイトには載っていない、使ってみないと分からない良い点・悪い点をレビューします。「そこ[…]
3:マイナビAGENT
基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社マイナビ |
タイプ | 転職エージェント |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 1万7,000件以上 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 1万件以上 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 不明 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 転職成功者の61.1%が年収アップ |
女性の転職に精通したキャリアアドバイザー在籍
出産・子育てを経験したアドバイザーもいるため、女性の転職への理解が深い
転職後の定着率は97.5%と高水準
社内の雰囲気や社員の様子まで教えてくれるから、子育てに理解のある会社に入社しやすい
「企業が書類のどこに注目しているか」までアドバイス
企業ごとの書類選考の着眼点がわかるから、ワーママ向け人気企業でも書類選考が通りやすい
マイナビAGENTには、女性の転職活動に詳しい女性アドバイザーが在籍。実際に出産から子育てまで経験した方もいるため、女性の転職活動を多方面でサポートしてくれます。
ワーママ目線で、子育てと両立できる会社を紹介してもらえるでしょう。
また、マイナビAGENT利用者の転職後の定着率は97.5%。社内の雰囲気や社員の様子まで教えてくれるため、子育てに理解のある会社やワーママが活躍している会社に転職しやすいです。
子どもが保育園に預けられる年齢になり、長く働ける職場を探している方はマッチング力の高いマイナビAGENTがおすすめです。
マイナビAGENTはこんな人におすすめ!
- 女性の転職活動に理解のあるアドバイザーからサポートを受けたい人
- 入社後のギャップを防いで長く働いていきたいと考えている人
- 転職にブランクがあり、応募書類の内容に自信がない人
マイナビのプロモーションを含みます
◎社内環境・働いている人の様子まで共有
◎いつでも退会可能
今回は、転職UPPP編集部がマイナビAGENTの口コミを独自調査して良い評判・悪い評判を解説。マイナビAGENTのメリット・デメリットや転職者の体験談(成功事例)も紹介します。マイナビは様々な就職・転職サービスを展開しているので[…]
4:type女性の転職エージェント(ワーママ向け)
基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
タイプ | 転職エージェント |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 2,600件以上 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 1,800件以上 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 140件以上 |
対応エリア |
|
年収アップ実績 | 条件次第で年収アップの可能性大 |
年間1万2,000名以上の女性の転職をサポート
多数の女性転職者をサポートしてきた実績を活かし、ワーママさんの条件に合ったサポートを提供
女性ならではの転職を熟知した女性アドバイザーが中心
女性の転職ノウハウを熟知しているため、子育て中の女性の転職アドバイスも受けやすい
「女の転職type」のノウハウも活用
転職サイト「女の転職type」の情報も活かして、ワーママさん向けの転職情報を教えてもらえる
type女性の転職Agentでは、年間1万2,000人以上の女性の転職希望者をサポート。女性向けの転職エージェントなので、ワーママさんをはじめとする女性の転職ノウハウを持っています。
さらにtype女性の転職Agentの運営実績は25年以上。長い運営の中で築いてきた企業との繋がりもあるため、ワーママさんが活躍できる求人を紹介してもらいやすいです。
もちろんキャリアアドバイザーは、女性の転職を熟知した女性中心のチーム。女性アドバイザーが多いため、女性ならではの転職の悩みも気兼ねなく相談できます。
リモート求人やフレックス制度の求人は少なめですが、女性向けサポートが充実した転職エージェントです。
type女性の転職Agentはこんな人におすすめ!
- 女性の転職に精通したエージェントを利用したい人
- 女性アドバイザーに転職の相談をしたい人
- 子育て中の女性も活躍している企業を効率良く見つけたい人
◎年間1万人以上の支援実績
◎いつでも退会可能
5:doda X
基本情報 | |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
タイプ | ハイクラス転職サイト (スカウト中心) |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 3万4,000件以上 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 2万6,000件以上 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 7,800件以上 |
対応エリア | 全国+海外 |
年収アップ実績 | 年収100万円以上の年収アップ実例あり |
ハイクラス求人へ応募から内定まで一括サポート
書類の見せ方や面接のアドバイスも受けられるので、はじめてのハイクラス転職でも安心
企業やヘッドハンターからのスカウトを待つだけ
出産・子育てでブランクがあっても、あなたを求める案件に出会いやすい
スカウトを待たずに自分から応募可能
人気の高いリモート可やフレックス制の求人にいち早く応募できる
doda Xは、年収800万円以上の案件をメインに扱うハイクラス転職サイトです。
ハイクラス転職というとハードルが高いイメージがありますが、doda Xではヘッドハンターが面接の日程調整・選考結果の連絡・入社手続きまでサポート。
子育てでブランクがあったり、初めてのハイクラス転職が不安だったりする人でも、安心して転職活動を進められます。
登録後はスカウトを待ってもいいですし、気になる求人があれば自分から応募も可能。出産・子育て前のキャリアやスキルを活かせる企業へ転職したい人におすすめです。
doda Xはこんな人におすすめ!
- 初めてのハイクラス転職を内定までサポートしてほしい人
- 採用枠が埋まる前に自らハイクラス求人に応募していきたい人
- 子育てのブランクが心配で活躍できる会社があるか不安な人
◎応募から内定までサポート
◎いつでも退会可能
今回は、doda Xの評判は実際どうなのかを口コミを集めて解説。doda Xをハイクラス転職で利用すべきかどうかも、メリット・注意点から深掘りして解説していきます。doda Xは2021年には会員数が7万人を突破し、グングンと拡[…]
6:リクルートダイレクトスカウト
基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
タイプ | ハイクラス転職サイト (スカウト中心) |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 1万8,000件以上 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 4,500件以上 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 900件以上 |
対応エリア | 全国+海外 |
年収アップ実績 | 転職後の平均年収925万円以上 |
「子育て世代活躍中」「リモートワーク可」のハイクラス求人多数
子育て世代が活躍する求人も扱っているので、子育てと両立できる職場が見つかりやすい
条件を選ぶだけでレジュメが完成
子育てが忙しい人でも、スキマ時間にレジュメを作ってスカウトを受け取れる
1ヶ月の平均スカウト受信数23通
ブランクがあったり子育て中であったりしても、あなたのスキルを求める企業のスカウトが届きやすい
リクルートダイレクトスカウトは、スカウト中心のハイクラス転職サイト。「子育て世代活躍中」「リモートワーク可」といった求人も扱っているため、ワーママ・パパでも世代にあったポジションへ転職しやすいです。
年収800万円以上の求人がメインなので、「産休・育休前のキャリアを活かして、子育てに困らない年収のポジションへ転職したい」という方におすすめです。
項目を選ぶだけレジュメが完成するので、子育てが忙しくい人でもサクッと登録してスカウトを受け取れます。1ヶ月に平均23通のスカウトが届くため、まずは登録してスカウトを受け取ってみてはどうでしょうか。
リクルートダイレクトスカウトはこんな人におすすめ!
- 子育て世代が活躍しているハイクラス案件を探している人
- レジュメ作りが億劫で転職活動に踏み出せていない人
- スカウトをたくさん受け取って転職先を選びたい人
◎1ヶ月の平均スカウト受信数23通
◎いつでも退会可能
今回は、リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)の評判を良い口コミ・悪い口コミに分けて徹底解説。リクルートエージェントとの違いや年収アップの体験談まで詳しくお伝えしていきます。リクルートダイレクトスカウトはスカウト特化[…]
7:リクナビネクスト
基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
タイプ | 転職サイト |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 6,700件以上 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 2万7,000件以上 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 9,700件以上 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 転職成功者の約60%が年収アップ |
未経験歓迎求人はなんと4万5,000件以上
国内最大級の求人サイトなので、未経験OKの求人を見つけやすい
プロフィールをAI分析して求人を紹介
子育てと両立しやすい、ぴったりな職場と出会いやすい
プロフィールを見た企業から直接オファーが届く
プロフィールに興味を持たれているので、内定につながりやすい
リクナビネクストは会員数1,000万人以上の国内最大級の転職サイト。リクルートの持つビッグデータを高精度AIが分析して求人を紹介してくれるので、ワーママ・パパ向け案件の選択肢が広がります。
また、国内最大級の転職サイトというだけあり、未経験歓迎求人は4万5,000件以上。「産休・育休を機に未経験の業界や業種で働きはじめたい」という方でも、新しい職場を見つけやすいです。
プロフィールを見た企業から直接オファーが届くこともあるので、メインの転職エージェントと併用するのにおすすめの転職サイトと言えます。
リクナビネクストはこんな人におすすめ!
- 幅広く未経験OKの求人をチェックしたい人
- これまでのキャリアを分析してマッチする求人を提案して欲しい人
- プロフィールに興味を持った企業からオファーを受け取りたい人
◎会員数1,000万人以上の大手転職サイト
◎いつでも退会可能
8:ハタラクティブ
基本情報 | |
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運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
タイプ | 転職エージェント |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 不明 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 不明 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 不明 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 条件次第 (転職成功者の86.5%が大企業に内定) |
未経験OKの企業が8割以上
未経験業種も視野に入れて、子育てと両立できる職場を探しやすい
転職成功率80.4%で転職できる可能性が高い
産休・育休でブランクがあっても、キャリアに合った企業を提案してもらいやすい
平均2〜3週間以内で内定獲得
子育ての費用がかかる時期でも、スムーズに新しい職場を見つけやすい
ハタラクティブは、未経験者向けの転職エージェント。提携している企業の8割以上が未経験OKなので、「子育てと両立できる企業が未経験業種」という場合でも転職しやすいです。
未経験向けというだけでなく、ハタラクティブの転職成功率は80.4%。産休・育休のブランクが不安でも、これまでのキャリアを求めるマッチング力の高い案件を紹介してもらえる可能性が高いです。
転職成功率がこれほど高いのは未経験向け求人が多いだけでなく、1社ずつ面接対策をする充実のサポート体制も理由としてあげられます。
ハタラクティブはこんな人におすすめ!
- 未経験業界や業種への転職も視野に入れている人
- 子育て中の転職でお見送りが続いている人や不安な人
- 養育費のためにできるだけ早く転職したい人
◎転職成功率80.4%
◎いつでも退会可能
【ワーママ専門】子育て中の女性におすすめの転職エージェント3選
転職エージェントは鎌上様が推奨しているものではありません。転職UPPP編集部が独自調査した情報をもとに執筆しています。
1:リアルミーキャリア
基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社リアルミー |
タイプ | ワーママ向け転職エージェント |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
対応エリア | 東京、大阪 |
年収アップ実績 | 非公開 |
時短正社員の転職支援実績No.1
週5日で働きながら、子育てを両立できる職場へ転職しやすい
入社からすぐに時短勤務可能な求人がメイン
入社時から時短勤務ができるので、転職直後から子どもを預けやすい
育児中のキャリアアドバイザーがサポート
育児中・時短勤務経験のあるアドバイザー在籍で、ワーママのリアルな働き方を教えてもらえる
時短勤務の正社員転職を希望している方には、リアルミーキャリアがおすすめ。時短正社員の転職支援実績No.1を誇っており、時短勤務可能な正社員求人をメインに扱っています。
週5日でしっかり働きながらも、時短勤務なので子どもの送迎や子育ての時間も確保しやすいです。
しかも入社後すぐに時短勤務可能な案件ばかりなので、転職後すぐの慣れない時期でも無理なく子育てと両立できます。
もちろんキャリアアドバイザーは育児中の方が在籍。子育て中の働き方や時短勤務の実情まで、リアルなアドバイスを受けられます。
リアルミーキャリアはこんな人におすすめ!
- 子どもとの時間を確保するために時短勤務の職場を探している人
- 時短勤務の職場なのに残業が多くて困っている人
- 子どもが大きくなり正社員として転職希望の人
◎毎月2,000人以上が登録
◎いつでも退会可能
2:QOOLキャリア
基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社QOOLキャリア |
タイプ | ワーママ向け転職エージェント |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 求人の98%が時短勤務可 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 非公開 |
取扱求人の98%が時短勤務可能
子育てによる時間の制限で不採用になる可能性が限りなく低い
子育て中のコーディネーターも在籍
同じワーママ目線で転職の悩みを相談できたり、子育てと両立できる職場を紹介してもらいやすい
正社員求人から副業案件まで幅広く紹介可能
子育て中のライフスタイルに合った働き方を選べる
QOOLキャリアは子育てをしている人向けの求人を扱う転職エージェント。取扱求人の98%が時短勤務可能なので、時間の制限で不採用になる可能性が限りなく低いです。
ワーママ向け求人が厳選されているので、「“女性活躍中”と書いてあったけどワーママ向けではなかった」ということもありません。
また、コーディネーターの中には子育て中の方も在籍。女性の転職に理解のあるプロコーディネーターが揃っているので、相談しやすいだけでなくワーママ転職のコツも教えてもらえるでしょう。
正社員求人だけでなく副業案件も扱っているので、ライフスタイルに合った働き方を選べるのも特徴です。
QOOLキャリアはこんな人におすすめ!
- 時短勤務可能な職場への転職を希望している人
- 子育て中の女性の転職に理解のあるアドバイザーに相談したい人
- まずは副業から働き始めようと考えている人
◎求人の98%が時短勤務可能
◎いつでも退会可能
3:ママリブラ
基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社mog |
タイプ | ワーママ転職エージェント |
リモート可の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
フレックス制の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
時短勤務の 公開求人数 ※2024年5月時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 非公開 |
運営メンバーは全員ワーママ・パパで構成
全員子育て中なので、ワーママに寄り添った提案やアドバイスを受けられる
時短勤務・リモート・フレックス勤務の求人がメイン
ライフスタイルに合った働き方をかなえられる職場を紹介してもらいやすい
エージェント紹介だけでなく自分から求人へ応募も可能
気になったワーママ向け求人にいち早く応募できる
ママリブラの特徴は、運営メンバーが全員ワーママ・ワーパパであること。子育て中の方々が運営しているので、子育ての苦労を理解した上で求人を紹介してくれます。
また運営メンバーが全員子育て中なので、ワーママさんが活躍しやすい企業と取引している可能性が非常に高いです。
求人は時短勤務・リモート・フレックス勤務がメイン。保育園にお子さんを預けてフルタイムで働くこともできますし、自宅で子育てをしながらリモートで働ける職場も見つかりやすいでしょう。
実際、子どもが2〜3人いるママさんの転職成功事例も多数あるため、子育てと両立しやすい職場が見つかる可能性が高いです。
ママリブラはこんな人におすすめ!
- 子育て経験のある人たちで運営されているエージェントを利用したい人
- 子どもの成長に合わせた柔軟な働き方のできる職場を探している人
- 自分でも積極的に求人へ応募していきたい人
◎運営メンバーは全員ワーママ・パパ
◎いつでも退会可能
子育て中の転職を成功させるためのエージェントの賢い利用方法
実際に転職エージェントを利用する際のポイントを5つご紹介します。
①複数の転職エージェントを利用する
求人の選択肢が増え、エージェントを比較して自分に合ったエージェントを選べます。
また、複数のエージェントを利用すれば、各社の持つ非公開求人にもアプローチ可能。
1社だけでは見つからなかった求人も見つけられるため、求人の選択肢がグッと広がります。そのため、内定獲得までがスピードアップします。
またエージェントごとの求人やワーママ・パパ向けのサポートなどを比較できるのも利点です。子育ての事情を理解してくれるエージェントを見つけやすくなるでしょう。
リクルートエージェントの調査でも、転職経験者は平均2.3社のエージェントを利用していたそうです。
「1社」と答えた人は全体の26.6%にとどまり、転職経験者の多くが転職エージェントを複数利用していることがわかります。平均の登録社数は、2.3社という結果でした。
②担当アドバイザーに応募先の職場環境をしっかり聞いておく
アドバイザーに、応募先の企業が育児休業や時短勤務などの子育て支援制度をしっかり整備しているか確認しましょう。
仮に制度があっても、社内では利用しにくい雰囲気だとワーママ・パパには働きづらい職場となってしまいます。
制度の有無だけでなく時短社員がいるかなど、実際に制度を利用している社員がいるか率直に聞いてみてください。
また急な残業は、保育園や学童のお迎えに間に合わないなどの大きな障害となります。応募前に残業の実態を確認しておくことも大切です。
転職エージェントによっては取引企業とコンタクトを取ったり、直接足を運んで情報収集したりしています。
入社後のギャップを可能な限り防ぐためにも、事前に担当アドバイザーから社内環境などを聞いてみてください。
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③気になる求人には積極的に応募する
ワーママ・パパの転職では、積極的な応募が内定につながるチャンスを広げることにもなります。産休・育休制度が整っている優良企業は人気が高く、採用枠もすぐに埋まる傾向が強いです。
そのため「もっと良い求人が出てくるかも」と応募をためらっていると、その間にどんどん求人が埋まってしまうリスクがあります。
企業に入社するかどうかは、最終的に採用が決まったあとに決めれば良いことです。限られた採用枠を勝ち取るためにも、早め早めに行動しましょう。
dodaの調査でも、利用者が内定までに応募した求人数は平均27社とわかっています。
※引用:doda「転職成功者の「平均応募社数」」
気になる求人は積極的に応募して、担当アドバイザーにどんどん面接日程を調整してもらう方法が賢い使い方です
書類選考や面接を通して、自分に合う会社や自分の強みや弱みがわかってくるので、仮に内定がもらえなかったとしても転職活動にはプラスに働くでしょう。
④担当者からの連絡は早めに返す
担当者へのレスポンスを早くすることで転職意欲の高さが伝わり、優先的にワーママ・パパ向けの求人を紹介してもらえる可能性は大いにあります。
転職エージェントでは意欲の高い転職者が優先される傾向があるため、「この人なら企業に推薦しても内定を獲得できるだろう」と期待されるからです。
また担当者からのレスポンスを早くすることで、以下のような恩恵を受けられる可能性もあります。
- 新着求人などタイムリーな情報を紹介してもらいやすくなる
- 担当者との信頼関係が深まり、手厚いサポートを受けやすくなる
転職者の意欲の高さは担当者のモチベーションアップにもつながり、「この人の転職を成功させたい!」と担当者が心から応援してくれやすくなります。
採用枠が限られているワーママ・パパ向け求人へいち早く応募するためにも、担当者からの返信は早めに行うことを意識しましょう。
⑤担当者と相性が合わない場合は変更してもらう
もし担当者と相性が合わないと感じたら、遠慮せずに変更をお願いしましょう。
相性が悪い担当者とやり取りを続けていると、以下のようなデメリットが生じる可能性があるからです。
- 希望が伝わりづらく、ミスマッチな求人ばかり紹介される
- 担当者への相談がしにくくなり、悩みを一人で抱え込んでしまう
- モチベーションが下がり、転職活動が長引いてしまう
- 担当者との信頼関係が築けず、自分をアピールしてもらえない
- ストレスがたまり、仕事や育児に悪影響が出てしまう
多くの転職エージェントでは、問い合わせフォームから担当者の変更申請が可能です。担当者と相性が合わないと感じたら、すぐに変更申請を行いましょう。
子育て中の転職成功例
子育てと転職活動の両立は、そう簡単なことではありません。
ここでは子育て中に転職を果たし、充実したキャリアと家庭生活を実現した成功例をご紹介します。具体的な戦略や工夫など、ぜひ参考にしてください。
Sさんの事例
3歳と7歳の子どもを育てているSさん(40歳)。もともと一般事務職として働いていたSさんは、子育てをしながらも自分のスキルを活かせる仕事に就きたいと考え、リモートワークが可能なWebデザイナーへの転職を目指しました。
Webデザイナー未経験のSさんは、子どもが寝た後の時間を活用してWebデザインのオンラインコースを受講。時間管理がカギとなり、毎日少しずつでも学習を進めることでスキルを磨きました。加えて学んだスキルを実践に移すため、副業として業務委託で小さな案件を受注。実績を積み上げたことで、転職活動時に強力なポートフォリオを提示できました。
転職活動が初めてだったSさんは、エージェントを利用。職務経歴書やポートフォリオのアドバイスをもらいました。担当者にはリモートワークやフレックスタイム制度を提供している企業を中心に求人を探してもらい、自分のライフスタイルに合った働き方ができる職場を見つけました。
Sさんは、最終的にリモートワークを前提としたWebデザイナーのポジションへの転職に成功。新しい職場では、子育てと仕事をバランス良く両立させるための柔軟な働き方が認められており、以前よりも充実した日々を送っています。
Tさんの事例
Tさん(38歳)は、1歳と2歳の子どもを育てながらヘルスケアコンサルタントへの転職を成功させた例です。子どもたちがまだ小さいため、働き方の柔軟性と自分のスキルを活かせる職種を模索しました。
離職中だったTさんは複数のエージェントを利用し、最も自分の気持ちや状況に寄り添ってくれる担当者を見つけキャリアアドバイスを受けました。前職の医療事務の経験を活かしたヘルスケアコンサルタントという職があることや、資格取得のための具体的な方法も教えてもらいました。
パートナーの協力を得たTさんは、週末を利用しヘルスケアコンサルティングに関連するオンライン学位プログラムを修了。エージェントから紹介された人脈でヘルスケア業界のプロフェッショナルと積極的にネットワーキングを行い、業界の最新情報や転職のチャンスを掴みました。
転職活動中、子どもの預け先がなかったTさん。オンラインで面接してくれる企業や、子どもが後ろで騒いでしまう可能性をエージェントが事前に企業側に伝えてくれたおかげで、複数社の選考を受けることができました。結果、無事ヘルスケアコンサルティング会社に内定。その後、信頼できる保育園を見つけ、安心して仕事に集中できる環境を整えました。リモートワークとフレックスタイムを活用して働けるようになり、子どもたちとの時間を大切にしながらも、専門知識を活かして新しいキャリアを築いています。
Kさんの事例
人事採用の仕事をしていたKさん(35歳)は、妊娠中に入退院を繰り返し離職。丸2年ブランクができてしまったためなかなか仕事が決まらず、子どもの保育園も落ちてしまい、転職活動が難航していました。
エージェントに相談したKさんは、担当者から転職で何を実現させたいのか聞かれ自分のキャリアビジョンや条件を明確化。正社員へのこだわりを一旦なくし、人事採用の面接業務で培ったコミュニケーション力と質問力を活かして、業務委託で取材ライターの仕事をすることにしました。
夫も自身も実家が遠方だったため、地域のファミリーサポートや複数の保育園の一時保育を利用しながら、実績を積み上げたKさん。フルタイムと変わらない仕事量と収入を得られるようになり、子どもを通年で保育園に預けられるようになりました。
それを機に再度転職活動を始めたKさんは、業務委託の実績が認められwebメディアのディレクターとして正社員で内定を獲得。フルリモートで育児と両立しながら、キャリアアップも実現させました。
フルリモートで仕事と子育ての両立を希望する方は今すぐ見る
当記事はキャリアカウンセラーの鎌上織愛様に寄稿いただいております。コロナ禍以降、定着しつつあるリモートワーク。しかし一口にリモートワークといっても、さまざまな種類があるのをご存知でしょうか。出社義務はなくフルタイムでの在宅勤[…]
時短勤務・フレックスOK企業への転職のコツを今すぐ見る
当記事はキャリアカウンセラーの鎌上織愛様に寄稿いただいております。キャリアアップをスムーズに進めるためにはフルタイム勤務が理想ですが、子育てとの両立は難しく、時短勤務やフルフレックスの仕事への転職を検討しているワーママは多いのではな[…]
まとめ
子育てと転職を両立させることは決して簡単ではありませんが、柔軟な働き方やサポート体制の整備、時間管理と優先順位の設定を心掛けることで、成功への道が開けます。
自身のライフスタイルに合った方法を見つけ、無理なく両立を図りましょう。
また子育て中の転職活動の成功には、エージェントの活用も大きく影響します。自分の希望する働き方を見つけるためにも、まず一歩踏み出してみましょう。
そして一人で抱え込まず、周りも頼りながら転職活動をすることが大切です。後悔や不満を抱えたまま生活をするより、「やりがい」や「楽しく働いている将来の姿」を目標に転職活動してみませんか。
キャリアカウンセラー
鎌上 織愛
2013年にキャリアコンサルタント資格取得後、人材派遣会社やベンチャー企業にて採用担当兼キャリアカウンセラーとして勤務。その後、求人広告業界にて制作・ライターを経験。2018年にキャリアカウンセラー兼ライターとして独立し、求人広告のライティングや学生・ 女性に特化した就活支援に従事する。専門学校生や転職希望者向け就活講座やビジネスマナー講座、フリーランサー向けビジネスセミナー、ハローワーク主催のライター養成講座など、数多くの講座やセミナーに登壇。
【Q&A】ワーママ・パパの転職でよくある質問
Q1:30代〜40代でワーママ・パパ転職する際の注意点は?
30代〜40代のワーママ・パパさんは、転職の際に以下の点に注意してください。
- 焦って希望に合わない職場を選ばない
- 「女性が活躍している」という言葉だけで判断しない
- 産休などでブランクがある場合は正直に面接官に伝える
特に40代はワーママ・パパ転職が難しくなるのが正直なところ。転職できないと焦って職場を妥協して選ぶと、子育てと仕事の両立が難しい職場に入社するリスクがあります。
転職エージェントにも相談して、焦って妥協せずに希望にマッチする職場を選んでください。
また、面接で「女性が活躍している」と言われても、それだけで働きやすい環境だと判断するのもNG。女性が多い職場でも、フレックス制度や時短勤務を利用しにくい環境だと意味がないからです。
エージェントとの相談や面接を通して、子育てと仕事を両立しやすい環境なのかしっかり確認しましょう。
Q2:ワーママ・パパの転職タイミングはいつがベスト?
子どもが4〜5歳を迎える頃には子どもの体力や免疫力がついてくるため、保育園などに預けて働きやすくなるからです。
小学校に入学する直前ということもあり、長く働ける職場を見つけやすいでしょう。
一方で生まれたばかりの0〜3歳の時期に、育休を使って転職するのはおすすめできないと言われています。
育休中の転職はあまりおすすめできません。育休はあくまで元の職場への復帰を前提に取得しているもので、応募企業の人事が良い印象を持たない可能性があるからです。
可能であれば、子どもの体力が安定してくる4歳以降から転職活動を始めるといいでしょう。
子育て中の転職タイミングについて詳しく見る
当記事はキャリアカウンセラーの鎌上織愛様に寄稿いただいております。今の職場ではキャリアアップが望めない、もっとワークライフバランスを重視した働き方にシフトしたいなど転職を考え始めたものの、どのタイミングで転職すべきか判断に悩む人は少[…]
Q3:ワーママの転職で後悔しないためにはどうすればいい?
ワーママ転職で後悔するケースとして、次のような事例があげられます。
- 子育てと仕事を両立できない
- 通勤時間が長くなり子どもの送迎が遅くなった
- 周りの人が子育てについて理解がない
上述したように焦って転職先を決めると、子育てと仕事を両立しにくい職場に入社してしまう可能性があります。
また、家から会社までが遠いと、通勤時間が長くなり子どもの送迎が遅くなるリスクもあるでしょう。
こういった失敗をしないためにも、子育てを両立できる職場かどうかを調べて、焦らず職場を決めてください。
Q4:子育て中だと転職が難しいって本当?
子育てをしていると、「子ども体調が悪い」「保育園への送迎がある」といった事情で時間の制約が発生します。
そのため、通常の転職よりも条件にマッチする職場を見つけにくいは正直なところです。
とはいえ、30代〜40代の中途採用では企業側は即戦力となる人材を求めています。子育て中のワーママ・パパでも、経験を活かして活躍できる可能性があれば転職できるチャンスは十分にあります。
子育てに必要な条件を明確にして求人を探し、気になる求人があれば積極的に応募してみてください。
Q5:ワーママ・パパでも未経験の業界や業種に転職できる?
今回紹介したワーママ・パパにおすすめの転職エージェントなら、未経験歓迎の子育てママ向けの求人も扱っています。
これまでの経験やスキルを活かせる業界・業種であれば、未経験からでも転職できる可能性はあります。
ただし、ワーママ・パパさんの未経験転職の場合、次のようなデメリットがある点には注意してください。
- 収入が下がる可能性がある
- 雇用形態が契約社員や派遣社員になる可能性がある
- 営業や事務といった仕事が多い
未経験からの転職なので、これまでよりも収入が下がる可能性は大いに考えられます。また、時短勤務などを希望する場合は、雇用形態を限定している企業も多いです。
未経験でワーママ・パパ向けの求人を探すのであれば、上記の注意点を念頭に置いて求人を探していきましょう。