働きながら転職活動をしたい人のために、在職中に転職活動が会社にバレる原因について解説。
「バレるとどうなる？」「リファレンスチェックでバレるのでは？」といった疑問にもお答えします。
また、バレずに転職活動をするための対策や、会社に転職活動がバレた時の対応についても言及。
在職中の転職活動がバレるリスクに不安に感じている方は目を通してください。
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
利用した転職サイト
リクルートエージェント、リクナビNEXT、Green、Wantedly、VISIONARY
在職中に転職活動をしてもバレる可能性は低い
後ほど紹介する「在職中の転職活動がバレる原因」に当てはまらなければ、基本的には在職中に転職活動をしても会社にバレる可能性は限りなく低いです。
あなた自身、他の社員が転職することになった時に「転職活動に気づいていた」というケースはほとんどないと思います。
会社にバレないのは、転職サイトや転職エージェントに【企業ブロック】という機能があるから。
企業ブロックとは、指定した企業の求人表示や企業側への登録者情報の開示をブロックする機能です。
あなたの転職サイトの登録情報が今の会社や取引先には非表示になるため、人事部や採用担当者にバレないというわけです。
リファレンスチェックで転職活動がバレる可能性も実は低い
最近では、転職応募者のリファレンスチェックを実施する企業も増えてきました。
リファレンスチェックとは、企業が応募者の身元や応募書類の内容に偽りがないかを第三者に確認すること。
基本的には、前職または在職中で一緒に働いていた上司や同僚が調査対象となります。
リファレンスチェックで転職活動がバレることを不安に感じる人も多いでしょうが、こちらも会社にバレる可能性は低いでしょう。
リファレンスチェックは、応募者の承諾が必要なので勝手にリファレンスチェックを実施されてバレることはないからです。
もしリファレンスチェックの実施を伝えられたら、会社の信頼できる同僚や上司にお願いしてみてください。
- 応募先企業から応募者にリファレンスチェックを実施したいと伝えられる
- 応募者が実施について承諾
- 推薦者（リファレンスチェックの調査対象）を決める
- リファレンスチェック実施（電話または書類）
- 調査結果が企業の採用チームに共有される
転職活動がバレるとどうなる…？クビや降格になる？
最近では転職が当たり前になってきている背景もあり、在職中の転職活動がバレてもペナルティーを受ける可能性は低いです。
もちろん、転職活動がバレてクビになることもありません。
悪くても、在職期間中の評判が下がったり少し注意されたりするくらいではないでしょうか。
ごく当たり前の行動である在職中の転職活動が発覚したことをもって会社との信頼関係が崩れたと称し解雇する事は到底認められません。
また、転職活動が就業規則に違反していなければ、不当に降格されることもないでしょう。
万が一、転職活動がバレて降格させられた場合、会社に降格の理由を確認してみてください。
もし会社に転職等がバレて面談をされたら、円満退社のために「ステップアップしたい」「別の業界へチャレンジしたい」など前向きな転職理由を伝えるのがおすすめです。
在職中の転職活動がバレる原因7選｜育休中や休職中に転職する人も注意
在職中の転職活動がバレる原因がこちら。
- いつもよりも早く退勤するようになった
- 有給を使う頻度が多くなった
- 在職中の会社や取引先をブロックしていなかった
- 会社支給のパソコンやスマホで転職サイトに登録していた
- 同僚に転職のことを話した
- SNSの投稿で転職発言が見つかった
- 普段と服装が違う（スーツやジャケットを着ている）
「転職サイトで今の会社をブロックしていなかった」「SNSの投稿」「会社支給の端末での求人検索」などは、産休や育休、休職中でも転職活動がバレる原因になりかねません。
転職活動がバレたくない人は、出勤していなくてもこれらの点には注意してください。
原因①：いつもよりも早く退勤するようになった
在職中の転職活動が同僚や上司に知られてしまうケースが少なくありません。その原因の一つとして、いつもよりも早く退勤することが挙げられます。
転職の面接を平日の夜に行う企業も増えてきており、その場合はいつもより早く退勤することになるでしょう。
このような行動が繰り返されると、周囲の同僚や上司が気づく可能性が高まるというわけです。
その他、いつもは残業をしていたのに突然早退するようになったり、休日出勤をしていたのにそれがなくなると転職活動がバレる可能性が高くなります。
原因②：有給を使う頻度が多くなった
平日に面接を組まれた場合、有給で午前休・午後休を取る必要もできます。
しかし、短期間で有給を頻繁に取得していると周囲に違和感を与えるため、「もしかして転職活動？」と勘付かれる可能性があるでしょう。
有給休暇の取得パターンが変わったり、突然の長期休暇を取得することも転職活動を疑われる要因になりかねません。
今までは連休の前後に有給を取得していたのに、最近は何もない平日に有給を取得していると転職活動を疑われる可能性が高くなります。
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原因③：在職中の会社や取引先をブロックしていなかった
転職サイト・エージェントの【企業ブロック機能】に今の会社を登録していないと、人事や採用担当者に転職サイトに登録していることがバレます。
また、見落としがちなのが取引先などをブロックすること。
取引先の人があなたの登録情報を見つけて、あなたの会社に伝わる可能性があります。
取引先やグループ会社があれば、それらもブロック機能に登録しておきましょう。転職サイトによっては、複数社の企業をブロック機能に登録できます。
原因④：会社支給のパソコンやスマホで転職サイトに登録していた
会社支給のパソコンやスマホなどの端末は使用履歴を管理者が閲覧できる場合があり、転職活動の履歴を見られるとバレてしまいます。
企業によっては月に一度、IT部門が全社員のブラウジング履歴をチェック。
チェックの目的は不適切なサイトへのアクセスを防ぐためですが、その過程で転職サイトへのアクセス履歴も発見されることがあります。
原因⑤：同僚に転職のことを話した
会社の同僚や後輩に「転職しようかと思っているんだよね」と何気なく話したことで、広がってしまうケースも少なくありません。
拡散に悪意がなくとも、同僚や後輩が「あなたが転職を考えていることはみんな知っている」と思っているとうっかり他の人に話す可能性はあるでしょう。
また休憩時間やランチタイム、社内の飲み会などリラックスした雰囲気の中での会話が他の人にも耳に入りバレることも考えられます。
原因⑥：SNSの投稿で転職発言が見つかった
Twitter（X）をはじめとするSNSが普及したことで、SNSの投稿から転職活動がバレるケースも増えてきています。
転職活動の際、不安や近況をSNSで発信する人は少なくありません。
しかし、その投稿は同僚や上司、さらには取引先や業界関係者など予期しない人々にも見られる可能性があります。
特に、公開設定が「全員に公開」や「友達の友達まで」になっている場合、投稿内容が広範囲に拡散されるリスクが高まります。
原因⑦：普段と服装が違う（スーツやジャケットを着ている）
在職中の転職活動が会社に知られてしまう原因の一つとして、普段と服装が違うことが挙げられます。
転職の面接はスーツやオフィスカジュアルな服装が一般的。その日の午後や夕方に面接が予定されていると、そのままの服装で出勤することもあるでしょう。
しかし、カジュアルな服装の職場で、普段着ないスーツやジャケットを着て出勤すると、周りの同僚や上司の目に留まること間違いなし…。
「もしかして転職活動をしているのでは？」と勘づかれる可能性があります。
上に着ているスーツだけ脱いでも、靴やバッグがビジネスっぽいものだと「面接に行くの？」とバレる可能性があるので注意してください。
働きながらバレずに転職活動するための8つの対策
働きながら今の会社にバレずに転職活動を行うなら、以下の対策を試してください。
- 転職サイトに登録したら「ブロック機能」を設定しておく
- いつも通りの服装で出勤する
- 会社支給のパソコンやスマホで転職サイトに登録しない
- 有給取得の理由を考えておく
- 同僚などに転職に関する相談をしない
- 転職エージェントを利用する
- 就業時間中に転職活動をしない
- SNSに転職関連の投稿をしない
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対策①：転職サイトに登録したら「ブロック機能」を設定しておく
求人探しのために転職サイトに登録したら、何よりも先に今の会社や取引先をブロック機能に登録しましょう。
また、転職サイトを利用する際には、プライバシー設定や通知設定にも注意を払うことが重要。
転職サイトからの通知届かないようにすることで、職場でスマホの画面を表示している時に通知で転職活動がバレるリスクをさらに防ぐことができます。
対策②：いつも通りの服装で出勤する
出勤日に面接がある場合でも、可能な限り普段通りの服装で出勤してください。
スーツやオフィスカジュアルな服装での面接が必要な場合は、近くのカフェなどで着替えるのがおすすめ。
大きめのバッグやリュックにスーツやジャケットを折りたたんで入れておくことで、会社の人にバレる可能性が低くなります。
カバンや靴なども取り替える場合は、近くのコインロッカーに預けておくのも対策の一つです。
対策③：会社支給のパソコンやスマホで転職サイトに登録しない
会社からパソコンやスマホを支給されていても、支給端末で転職サイトに登録したり転職に関する情報収集をしないでください。
もし転職に関する検索を行った場合、その履歴を消去しておくことも大切。
特に、共有のパソコンやスマホを使用している場合、後からその端末を使用する人が検索履歴を確認することができてしまうため注意が必要です。
対策④：有給取得の理由を考えておく
在職中の転職活動では、有給休暇を利用して面接するケースも多いです。
しかし、突然の有給取得は周囲の疑念を招くことがあるため、有給取得の理由を事前に考えておくことが重要。
たとえば、以下のような取得理由を用意しておくといいでしょう。
- 家族や親戚の結婚式やイベントへの参加
- 既に計画していた旅行や観光
- 健康診断や医療機関での治療・診察
- 趣味のワークショップやセミナーへの参加
- 車の点検や修理のため
- ペットの病院への診察
- 資格試験の受験
また有給を頻繁に取得していると疑われてしまうため、面接日などは計画的に調整しましょう。
応募先企業に退勤後に面接をできないか相談してみる
有給を何度も取得するのが難しい場合は、採用担当者に平日の夜や土日に面接を受けられないか相談してみてください。
平日日中の面接が難しい旨を伝えれば理解してくれて、日程調整してくれる企業も多いです。
また、会社終わりに面接を組むなら、会社近くのコワーキングスペースの個室を借りて面接を受けるのもおすすめ。
自宅に帰るまでの時間を短縮できるので、面接時間を調整しやすいです。
対策⑤：同僚などに転職に関する相談をしない
今の会社で転職活動のことがバレたくない人は、同僚や上司への転職に関する相談は避けましょう。
転職に関する情報は意図せずとも他の人へと伝わるリスクがあります。
特に、職場内のゴシップやうわさの対象となりやすいため、上司や人事部門に情報が伝わることも考えられます。
一人での転職活動に不安を感じる方は、専任アドバイザーに相談できる転職エージェントを利用するといいでしょう。
対策⑥：転職エージェントを利用する
前述した通り、一人での転職活動に不安を感じる方には転職エージェントの利用がおすすめ。
また、仕事が忙しく就業時間外に転職活動の時間を割きにくい人も、転職エージェントなら効率よく転職活動を進められます。
- 条件に合った求人紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 模擬面接
- 応募企業の面接でよく聞かれる質問の共有
- 応募企業の面接の雰囲気や面接官の人柄のアドバイス
- 面接の日程調整
- 面接後のフィードバック
- 内定後の条件交渉
転職エージェントではあなたの条件にマッチする求人紹介だけでなく、書類添削や面接対策、面接の日程調整までサポート。
担当エージェントが仕事の合間に応募先企業と連絡を取り合ってくれるため、自分で求人を探したり企業とやり取りしたりする手間がありません。
しかも応募先企業の雰囲気や求められる人物像までアドバイスしてもらえるので、選考が有利になるのもメリット。
これらのサポートを完全無料で受けられるため、一度転職エージェントに相談しても損はありません。
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対策⑦：就業時間中に転職活動をしない
就業時間中に求人を探したり採用担当者と連絡を取っていると、周りの同僚や上司に気づかれるリスクが高まります。
就業規則違反になるリスクもあるため、注意してください。
そのため、疲れていても退勤後や休日に転職活動をするのがおすすめ。
退勤後や休日の方が、周囲の目を気にすることなく落ち着いて活動を進めることができます。
対策⑧：SNSに転職関連の投稿をしない
転職活動中はSNSでの転職関連の投稿は控えましょう。
SNSは友人や知人だけでなく職場の同僚や上司とも繋がっていることが多いため、転職関連の投稿をするとそれが現在の職場の人々の目に触れる可能性があります。
また、SNSのプライバシー設定が完璧であると思っていても、投稿が第三者に拡散されて思わぬところでバレてしまう可能性があるからです。
会社に転職活動がバレた時の対応は？嘘は絶対NG
転職活動が会社にバレた場合、最も重要なのは嘘をつかずに素直に自分の意向を伝えること。
嘘をついて隠し続けると信頼関係を損なうだけでなく、退職を打ち明ける際のトラブルにつながりかねません。
そして、転職の理由を伝える際にはポジティブな理由を伝えるのがポイント。
「新しい環境でチャレンジしたい」「スキルを磨くための環境を探している」といった自己成長をアピールすることで、現在の会社に対して否定的な印象を与えずに円満退職を目指すことができます。
転職活動が会社にバレたとしても、焦らず冷静になって転職の理由を説明すれば上司や同僚も応援してくれるはずです。
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【まとめ】対策していれば在職中でも転職活動はバレにくい
在職中でもきちんと対策すれば転職活動が会社にバレる可能性は低いです。
今回解説したように、転職しようとしていることが会社にバレたくない人は〈有給取得の頻度〉〈服装〉〈ブロック機能への登録〉などに気をつけましょう。
「仕事中に好条件の求人を見逃したくない」という方は、転職エージェントの利用がおすすめ。
記事内で解説したようにエージェントが求人を探して紹介してくれるので、あなたの条件にマッチする求人を逃しません。
転職エージェントも上手に活用して、在職中に次の職場を見つけましょう。
「働きやすいホワイト企業へ転職したい」という人は今すぐ見る
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参考サイト
- Parame「リファレンスチェックで転職活動がバレる！？転職候補者のバレる情報を徹底解説」
- 日本の人事部「転職活動をしている社員の解雇について」
- リクルートエージェント「転職活動がバレる原因は？在職中にバレるのを防ぐコツと、バレた時の対処法」
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
利用した転職サイト
リクルートエージェント、リクナビNEXT、Green、Wantedly、VISIONARY
