コンサル業界は、高年収や社会的ステータスの高さから、転職先として人気の高い職種です。
一方で、長時間労働やハイレベルな業務環境などの理由から、「やめとけ」といったネガティブな意見が聞かれることも少なくありません。実際に、コンサルへの転職を検討する中で「自分に勤まるのか」「激務に耐えられるのか」と不安を感じる人も多いでしょう。
しかし、自身の適性を見極めたうえで、十分な企業研究を行えば、自分に合ったコンサルファームに出会い、無理なく長期的に活躍することも可能です。
本記事では、「コンサルはやめとけ」と言われる理由や転職を成功させるためのポイントを解説するとともに、コンサル職に転職することで得られるメリットや、向いていない人の特徴についても詳しく紹介します。
記事の後半では、コンサル業界への転職に強いおすすめの転職エージェントも掲載していますので、働きやすい環境で長くキャリアを築きたい方は、ぜひ参考にしてください。

株式会社ウェヌシス代表取締役
成田大輝
株式会社ウェヌシス代表取締役として、ひとり情シス・兼任情シスなど多忙な担当者の知識アップデートをサポートする研修事業を手掛ける。自身も2度の転職経験を持ち、その体験を活かして年間100本以上の転職・キャリア記事を執筆。実務体験に基づく教育と執筆活動で、IT分野の人材育成とキャリア形成を後押ししている。
保有資格
- 情報技術能力検定試験 2級
- MOS Excel 2016
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
コンサルはやめとけと言われる8個の理由や実情
コンサルはやめとけと言われる理由は、以下のとおりです。
- 激務で長時間労働が当たり前だから
- 求められるスキル水準が高すぎて挫折しやすいから
- 離職率が高く定着しにくい職場環境だから
- 専門スキルが身につかず市場価値が下がることがあるから
- 採用枠の拡大で希少性が落ちているから
- 理想より泥臭い仕事が多いから
- 実力主義で社内競争が激しく消耗しやすいから
- 常に学び続けないと評価されないから
激務で長時間労働が当たり前だから
コンサルの仕事はクライアントの重要な課題を解決することであるため、期限内に高いクオリティの提案や解決策を提示しなければなりません。
仕事はプロジェクトベースで進むため、プロジェクト開始時、中間報告会前、最終報告前など、忙しくなる時期があり、激務で長時間労働を強いられる場面があります。
厚生労働省の調査によると、一般労働者の残業時間は13.8時間です。一方でコンサルティング業界の平均残業時間は40時間程度とされています。
※参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年分結果確報」
※参考:MyVision「コンサルの離職率が高い理由4選とファーム別のランキングを紹介」
全体と比較するとコンサルの平均残業時間は多い傾向にあることがわかるでしょう。激務なうえに長時間労働の長さが「コンサルやめとけ」と言われる理由のひとつです。
求められるスキル水準が高すぎて挫折しやすいから
コンサルがやめとけと言われる理由のひとつに、求められるスキルの水準が高く挫折しやすいことが挙げられます。
コンサルティングファームに就職する人の多くは、高い成長意欲を持っている場合が多いです。他業界と比較しても、競争率が高く、優秀な同僚や上司が成果を上げるなかで、自分も結果を出していく必要があります。
また、コンサルが結果を残していくためには、以下のような幅広いスキルをハイレベルで身につけなければなりません。
- 課題解決能力
- 分析能力
- 資料作成能力
- プレゼンスキル
- クライアント折衝力
- 論理的思考力
- 忍耐力
- 経営や法律への知見
身につけるスキルが多いのにもかかわらず、周囲が優秀なため、すべてのスキルに対して求められる水準が高いことも「コンサルはやめとけ」と言われる理由のひとつです。
離職率が高く定着しにくい職場環境だから
離職率が高く、定着しにくい職場環境であることも、コンサルがやめとけと言われる理由のひとつです。離職率は、働きやすさを示す指標のひとつとなるため、高い場合は「労働環境が劣悪なのでは?」と疑問に感じる人は少なくありません。
厚生労働省の調査によると、2024年の離職率は14.2%と報告されています。一方で、コンサルティングファームの離職率は約20%とされており、全体よりも高水準であることがわかるでしょう。
※参考:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」
※参考:MyVision「コンサルの離職率が高い理由4選とファーム別のランキングを紹介」
しかし、コンサルはキャリアアップ志向の強い人が多く、キャリアアップや年収アップを目的として転職するケースが少なくありません。
そのため単純な離職率だけで、労働環境の良し悪しを見極めることは難しく、自己分析や企業研究によって自分に合う企業を見つけることが重要といえるでしょう。
専門スキルが身につかず市場価値が下がることがあるから
コンサルは激務ゆえに、自己研鑽の時間を確保しにくく、専門スキルの習得が後回しになりがちです。その結果、技術トレンドの変化やAIの進化についていけず、市場価値が下がるリスクがあります。
特に生成AIの普及により、分析や提案といった従来のコンサル業務が自動化されており、論理的思考能力だけでは差別化が困難です。
AI時代において、コンサルが市場価値を維持・向上させるためには、AIに代替できない「人間力」や「現場力」といったスキルを身につけていく必要があります。
現場についての理解を深め、クライアントと伴走できるスキルがなければ、転職やキャリアの選択肢が狭まる可能性があります。
採用枠の拡大で希少性が落ちているから
近年、コンサル業界では採用枠の大幅な拡大が進んでおり、未経験の若手を中心とした中途採用が急増しています。
人気に拍車がかかったコンサル業界では内定辞退がほぼ出ず、結果的に新卒採用数がこの数年で計画以上に多くなっています。このような中、若手コンサルタント数が過剰になり、中堅・マネジメント層が不足するという人員構成のアンバランスが起きているのです。
CONCORDの調査によると、コンサル業界では内定辞退者がほとんどおらず、計画していた以上に新卒採用数が増加していると報告されています。
「成長環境」「高年収」といった魅力に惹かれて人材が集中した結果、コンサル人材が飽和しつつあり、希少性が薄れつつあると考えられるでしょう。
しかし、専門領域における高い実績や上流工程での経験があれば、今後も市場価値を維持・向上させることは可能です。生成AIやDX、サステナビリティなど新たな領域の案件も増えており、努力次第でチャンスは十分に残されています。
理想より泥臭い仕事が多いから
コンサルタントは「戦略立案」「経営層との対話」といった華やかな印象を持たれがちですが、実際は地道で泥臭い作業が多く「やめとけ」と言われることがあります。
たとえば、コンサルは以下のような仕事を担当することが一般的です。
Excelで数千行のデータを手作業で整理
PowerPoint資料の微修正を深夜まで繰り返す
クライアントからのフィードバックに何度もやり直しで対応
AIが出した案を現場に定着させるための社内調整や根回し
膨大なデータ整理や資料の修正、クライアントの要望対応など、思考よりも手を動かす仕事が多くなります。
さらに近年はAIの浸透により、提案して終わるのではなく、AIが出した案を現場に定着させるための社内調整や根回しするなど、現場への実行サポートも求められます。
こうした思い描いていたコンサル像と現実とのギャップに疲弊し、ミスマッチが原因でやめていく人も少なくありません。
実力主義で社内競争が激しく消耗しやすいから
コンサル業界では多くの企業で実力主義が採用されており、過程よりも結果がすべての評価制度のもと、常に高いアウトプットが求められます。
新人の場合でもはじめから責任の大きなプロジェクトを任されるケースがあり、高年収が魅力的とはいえ、プレッシャーの大きさから疲弊してしまい、短期間で退職する人も少なくありません。
また、優秀な同僚に囲まれながら結果を出し続けなければならないほか、プロジェクトごとの大量の分析作業、長時間労働、クライアントからの厳しい要求などが重なり、心身への負荷は大きくなります。
競争に耐えられる強い自己管理力とストレス耐性がなければ、コンサルは長く続けることは困難な職種といえるでしょう。
常に学び続けないと評価されないから
成果主義が徹底されているコンサル業界では、継続的なスキルアップと情報収集が求められます。特にAIの進化やDXの急速な普及により、従来の分析・提案スキルだけでは評価されにくくなっているといえるでしょう。
現代のコンサルタントに求められるのは、常に最新の知識を吸収し、AIでは代替できない「共創力」「合意形成力」「翻訳力」などの人間的なスキルを高め続ける姿勢です。
学習を怠れば、専門性が陳腐化し市場価値が低下するリスクが高く、キャリアを築き続けるには自己投資が不可欠です。
このように、市場価値を維持・向上し続けるために、常に勉強が必要な点がコンサルはやめとけと言われる理由のひとつといえます。
コンサルに向かない人の特徴|やめとけと言われる理由が当てはまるタイプ
コンサルに向いていない人の特徴は、以下のとおりです。
- 勉強や自己研鑽が苦手な人
- ワークライフバランス重視の人
- 論理的思考が苦手な人
- 忍耐力がない人
- 競争を避けたい人
- 指示がないと動けない人
- 柔軟性が欠けている人
勉強や自己研鑽が苦手な人は向かない
コンサル業界は実力主義が採用されており、成果を出し続けるためには常に学び続ける姿勢が求められます。プロジェクトごとに業界や課題が変わるため、業務中だけでなく業務外でも新しい知識や分析手法、業界動向などの自己研鑽が必須です。
成長意欲がコンサルとしての成果や評価の差にもつながるため、業務中だけではなく、業務外でも積極的に学習する姿勢が必要です。
また、優秀な同僚や上司からのアドバイスを聞き、行動の改善をおこなうことも重要です。
このように、常に勉強や自己研鑽する姿勢を持っていなければ、コンサルとして活躍するのは困難といえるでしょう。
ワークライフバランス重視の人は後悔しやすい
コンサル業界では、納期厳守・高品質の成果物が求められるため、プロジェクトの進行状況によっては深夜や休日の対応も発生します。
繁忙期は長時間労働となりやすく、1日に10時間以上勤務している人も少なく、ワークライフバランスを重視する人は転職後に後悔する可能性があります。
近年は働き方改革が進んでいるとはいえ、プロジェクトの納期前やトラブル発生時などは、一時的に業務が集中する可能性はあるでしょう。
コンサルとして活躍したい人は、状況次第で一時的ワークライフバランスが損なわれる可能性も考慮して、転職するかどうかを見極めるべきです。
論理的思考が苦手な人は評価されにくい
コンサルタントの仕事では、課題の構造化、仮説の立案、検証、提案まで、すべての工程で論理的思考が求められます。
感覚や経験則だけに頼ったアプローチは通用せず「なぜそう考えるのか」「根拠は何か」を常に問われる環境であることを意識しなければなりません。
※参考:厚生労働省「job tag」
厚生労働省の調査でも、コンサルは論理と推論を用いて、問題へのアプローチ方法や解決方法をクライアントに提案する論理的思考が求められると報告されています。
そのため、論理的思考に苦手意識がある場合は、コンサルの業務が辛い感じやすくなります。
忍耐力がない人は途中で挫折しやすい
コンサルの現場では、常に高いプレッシャーと厳しい評価がつきまといます。
クライアントは無形商材に対して、数千万円規模の報酬を払っているため、提案や資料には高品質な成果物が求められ、成果を出し続ける責任がコンサルには伴います。
そのうえ、長時間労働や突発的な修正依頼なども発生しやすく、心身ともに負担がかかりやすいといえるでしょう。
特に、経験が浅いうちは思うように成果が出せず、自信を失いやすい時期が続くため、精神的に粘り強く努力できる人でないと挫折するリスクが高まります。
優秀な同僚も多く、成果主義のため、自分と比較した場合に追い込み過ぎてしまう人は少なくありません。
競争を避けたい人はストレスを感じやすい
コンサル業界は実力主義の業界であり、年齢や社歴に関係なく、成果が昇進・年収に直結するため、優秀な同僚との競争が常に発生します。
論理性や思考スピード、提案力など、あらゆる面で周囲との競争が避けられず、競争がプレッシャーに感じる人にとっては、ストレスを強く感じやすいといえるでしょう。
また、競争に打ち勝つためには、業務時間外でも自己研鑽を続ける必要があり、プライベートの時間も犠牲にしなければなりません。
内向群は競争刺激に集中するため,競争状況が過度な刺激となった可能性が高い
特に内向的な性格の人は、競争環境でパフォーマンスやメンタルが低下しやすく、評価に対する興味が薄い傾向があるため、早期に疲弊してしまうリスクがあります。
自分の性格からコンサルで活躍できそうかをよく見つめ直したうえで、転職を検討する必要があるでしょう。
指示がないと動けない人
指示がないと動けない人も、コンサルに向いていない人の特徴です。
上司やクライアントが丁寧に指示を出してくれることは少なく、コンサルの現場では自分で考えて動くスキルが必要となります。
優秀なコンサルは若手や経験不足であっても、自らプロジェクトを推進するスキルを有しているため、指示待ちタイプの人はコンサルの仕事で成果を出しづらいといえます。
柔軟性が欠けている人
コンサルはプロジェクトごとに業界やテーマが変わり、メンバー構成や進め方も都度異なるため、柔軟に対応できない人は適応が難しくなります。
特に、過去の経験や成功体験に固執し、新しい知識や他者の意見を受け入れられないプライドの高いタイプの人は、成長の機会を逃しやすいです。
上司やクライアントからの指摘だけでなく、時には後輩からのフィードバックを受け入れる謙虚さも求められます。柔軟性のない人は、自分のやり方にこだわりすぎて空回りし、組織の変化やクライアントの期待に応えられず、成果が出せない状況に陥りやすいです。
コンサルとして活躍するためには、変化を受け入れ、学び続ける姿勢が重要です。
コンサルに転職して得られるメリット
コンサルに転職して得られるメリットは、以下のとおりです。
- 年収アップを実現しやすい
- キャリアパスの選択肢が広がる
- 実力主義のため周囲のモチベーションが高い
- どの業界でも通用するビジネススキルが身につく
- 未経験でも転職しやすい
- 優秀な人材から多くを学べる
- 企業経営に近い立場で仕事ができる
年収アップを実現しやすい
コンサルに転職するメリットとして、年収アップを実現しやすい点が挙げられます。

※参考:スキルアップ研究所「コンサルティング業界への転職に関する実態調査」
スキルアップ研究所の調査によると、コンサルに転職して良かったこととして「収入待遇が良くなった」と回答した人がもっとも多いと報告されています。

実際にコンサル転職した人で、年収は50〜99万円程度増加しており、コンサルへの転職は現在よりも収入アップを目指したい人にとっては魅力的といえるでしょう。
キャリアパスの選択肢が広がる
コンサルタントとして身につけたスキルは、汎用性が高く、業界を問わず活かせるのが特徴です。
論理的思考力、課題解決力、プロジェクト推進力は、事業会社や起業の場でも高く評価され、ポストコンサルとしての市場価値は非常に高いといえます。
事業会社の経営企画・新規事業開発部門
スタートアップ企業の役員・CXOクラス
投資ファンドや金融業界への転職
フリーランスコンサルタントとして独立
自身のビジネスを立ち上げて起業
転職先やキャリアの選択肢は多岐にわたり、将来的な独立・起業にもつながるため、次のキャリアにつながる経験を積みたい人にとって、コンサル転職は魅力的であるといえるでしょう。
実力主義のため周囲のモチベーションが高い
コンサル業界の多くは成果主義が採用されており、実力が評価・報酬に直結します。成果主義の構造上、一緒に働くメンバーのモチベーションが高く、切磋琢磨して成長できる点が大きなメリットです。
KPMGコンサルティングでは、スキル一つひとつが高いレベルで身に付くと同時に、さまざまな業界から専門的知見と経験をもって入社してくるメンバー、新卒からたたき上げのコンサルタントといった、多様な仲間と常に切磋琢磨(せっさたくま)し刺激し合いながら成長できます。
また、成果を出すことで昇給・昇格のチャンスを得られる一方で、信頼を失えば次のプロジェクトで呼ばれなくなる可能性がある緊張感もあります。
チャレンジ精神があり、自分の市場価値を高めたい人は、実力主義の環境は成長と収入を同時に引き上げられるコンサル業界に向いているといえるでしょう。
どの業界でも通用するビジネススキルが身につく
コンサルタントとして培われるスキルは、業界や職種に依存しない汎用的なスキルとして、どの業界や業種でも活かせる点が強みです。
特に論理的思考力や課題解決力、情報収集力、コミュニケーション力などは、あらゆるビジネスマンにとって必要とされるスキルといえます。

※参考:厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業 調査報告書」
厚生労働省がIT・デジタル人材のポータブルスキル・ITスキルレベルと、転職による賃金変化の関係を、40~59歳に絞って調査した結果、賃金が上昇した人は、上昇しなかった人よりもポータブルスキルが約1.2倍であったと報告されています。
調査結果から、論理的思考能力や課題解決力といった汎用性の高いスキルを高レベルで身につけておくことによって、キャリアアップにもつながるといえるでしょう。
未経験でも転職しやすい
コンサル業界は、未経験でも転職しやすい点がメリットです。
近年、コンサルティング業界は採用枠を拡大しており、未経験者採用を実施する企業が少なくありません。
中途採用に関していえば、コンサルティング業界への転職者のうち、他業界からの割合は2011年から2021年にかけて18ポイント増加し、転職者の約75%が業界未経験という状況になった。
アクセンチュアやBCGなど大手ファームでは社員数がここ10年で2〜6倍に増加し、中途採用者のうち約75%が他業界出身者といったデータも存在しています。
また、スキルアップ研究所の調査では、コンサルへ未経験転職した人の61.1%が「転職してよかった」と回答しており、満足度の高い転職を実現できている人が多いこともわかります。
未経験から挑戦しやすく、努力次第で着実にスキルと年収を伸ばせる点は、コンサル転職の大きな魅力といえるでしょう。
優秀な人材から多くを学べる
コンサルティングファームには、異業種からの転職者やトップ層の新卒など、多様かつ優秀な人材が集結しています。そのため、日常的に切磋琢磨できる環境が整っており、仕事を通じて刺激を受けながら自分の成長を加速させることが可能です。
コンサルタントとして必要な「構造化能力」「コミュニケーション能力」「情報収集能力」といったコアスキルは、日常の実践のなかで磨かれていきます。
さらに、社内では知識共有の文化が根づいており、テーマごとの勉強会やグローバル資産へのアクセスも容易で、最新の知見に常に触れられる点も魅力です。
高レベルな仲間と切磋琢磨できる環境が、コンサル転職のメリットといえるでしょう。
企業経営に近い立場で仕事ができる
コンサルタントの魅力の一つは、企業の経営層と直接関わりながら、戦略策定や意思決定に影響を与える立場で仕事ができる点です。
新規事業の立ち上げや経営改革など、経営に直結するテーマを扱うため、若手のうちから経営的な視点を養うことができます。
また、ファームでの経験を活かし、ポストコンサルとして事業会社の経営企画やCxOポジションに転職する人も多く、実際に経営に参画するキャリアパスもあります。
ファーム内でキャリアを重ねれば、パートナーやディレクターとして組織運営に携わることも可能です。
経営層やマネジメント層に近い職種は、組織の方向性を左右する重要な役割を担うため、企業全体への影響度が大きく、その分高い報酬に期待できます。
経営的な視点を養えば、将来起業したい場合にも役立つため、企業経営に近い立場で仕事ができる点はコンサル転職の大きな魅力といえるでしょう。
コンサルに転職して後悔するケース
コンサルについての理解が浅いと、以下のような理由で転職後に後悔する可能性があります。
- ワークライフバランスが乱れる
- 周囲の優秀さに圧倒されて自信を失う
ワークライフバランスが乱れる
コンサル業界では、納期や成果へのプレッシャーから長時間労働が常態化しやすく、プライベートとの両立が難しい場面が少なくありません。
OpenWorkの調査でも、月40時間の残業時間を超える企業は多く、プロジェクトによっては月80時間に達することもあります。

※参考:厚生労働省「労働時間制度等に関する実態調査結果について(速報値)」
厚生労働省の調査によると、全国平均の残業時間は月20時間を超える企業よりも20時間以下の企業の方が多く、コンサル業界の残業時間は比較的長いといえるでしょう。
想定していた忙しさを上回り、複数案件の同時進行、急な仕様変更、納期直前の追加作業などが重なることで、疲労や睡眠不足に悩まされる人も少なくありません。
ワークライフバランスを重視する人にとっては、大きなストレス要因となるため、慎重に見極める必要があります。
周囲の優秀さに圧倒されて自信を失う
コンサルには、論理的思考力や分析力、プレゼン能力に長けた優秀な人材が集まっています。
無形のものに対して多くの報酬を支払うため、クライアントからの期待も高く、常に成果を求められる環境において、少しでも力不足を感じると「自分だけが劣っているのでは」と不安に駆られやすくなります。
未経験の場合は、周囲との差に圧倒され、早期に自信を喪失してしまうケースも少なくありません。
コンサルを辞めた後の転職先3選
コンサルの仕事がきつくて辞めたい場合や、どこで身につけたスキルが活かせるのか疑問に感じている人は、以下の転職先を検討してみてください。
- 事業会社
- スタートアップ・ベンチャー企業
- 外資系企業
事業会社
コンサルからの転職先として、事業会社が挙げられます。
ITやメーカー、建設などさまざまな業界で、コンサル時代に培った論理的思考力、課題設定力、プロジェクト推進力などといったスキルを活かすことが可能です。
多くの事業会社では、コンサルティングファームに依頼するコストとスピード感に限界を感じており、コンサル人材を社内に取り込む「内製化」に注力しています。
特に以下のような企業では、内製化を進める傾向にあります。
- SaaS企業
- 大手メーカーのDX部門
- グローバル化を進める外資系の日本法人
このような理由から、多くの業界や事業会社では元コンサルの需要は高く、転職先でも一定の評価を得られる可能性が高いでしょう。
スタートアップ・ベンチャー企業
コンサルの次のステップとして、スタートアップやベンチャー企業を選ぶケースも増えています。
スタートアップやベンチャー企業は、戦略思考や推進力を活かし、よりダイレクトに事業成長に関わる経験を求める人にとっておすすめの環境です。
特に急成長フェーズの企業では、事業計画の立案、新規事業開発、資金調達サポートといったコンサルで培った経験が、多くの企業で即戦力として重宝されます。
また、意思決定のスピードが速く、成果が事業に直結するため、自身の影響力を実感しやすい点も特徴です。
外資系企業
コンサル経験者は、グローバル展開の外資系企業でも高く評価されます。
英語によるコミュニケーション力や論理的な思考、成果主義に対する適応力など、外資系企業で求められる基礎能力がすでに備わっていると見なされやすいためです。
また、外資系企業は平均年収が高い場合が多く、コンサル時代の年収を下げたいくない人や、転職で年収アップを実現したい人にもおすすめです。
評価基準も明確な企業が多く成果主義が徹底されているため、努力や実績が給与に反映されやすい点も大きな魅力といえるでしょう。
後悔しないコンサル転職を成功させるためのポイント
コンサルへの転職を考えている人は、転職後に後悔しないためにも以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 論理的思考能力を身につける
- 過去の経験やスキルを棚卸して強みを明確化する
- 企業研究で求める人物像を把握する
- コンサル業界に強い転職エージェントを活用する
論理的思考能力を身につける
論理的思考能力は、コンサルとして活躍するために必須のスキルです。
「なぜ売上が伸びないのか?」「なぜこの施策は失敗したのか?」といった課題に対して、筋道を立てて原因を特定し、解決策を導くスキルが現場では常に求められます。
デロイトトーマツといった大手のコンサルティングファームを含め、仮説思考や「なぜなぜ分析」のような思考力が実務の基盤となっており、転職面接においても論理的思考能力が高く評価されます。
論理的思考に苦手意識のある人は、日常的に理由と結論をセットで考える習慣を持ち、筋の通った話し方を意識することが、転職成功のために必要です。
過去の経験やスキルを棚卸して強みを明確化する
コンサル転職では「何ができるか」「どのように貢献できるか」が明確に伝えられることが重要です。
厚生労働省の調査によると、企業が転職者を採用した理由として「専門的・技術的な仕事」において「経験を活かし即戦力になるから」 が66.1%で最も高く、次いで「専門知識・能力があるから」が52.7%となっています。
つまり、企業に採用してもらうためには、過去の経験やスキルを棚卸し、課題解決力、チームマネジメント、プロジェクト推進経験といった内容を明確にすることが重要です。
スキルや成果を、定量的な実績や具体的なエピソードで整理することで、自身の強みを明確に伝えることができ、書類選考や面接の通過率の向上にもつながります。
企業研究で求める人物像を把握する
コンサル転職を成功させるためには、応募先の企業が「どんな人材を求めているのか」を事前に理解することが重要です。企業が採用で重視するのは、スキルや経験だけでなく、自社の文化や経営理念に合う人物かどうかも含まれています。

エン株式会社の調査によると、早期離職があった企業の要因「仕事内容のミスマッチ」が57%「人間関係の問題」が35%「職場の文化や価値観が合わない」が30%と報告されています。
調査の結果からも、事前に企業研究を通じて、価値観や社風、求める人物像といったことを確認することが重要であるといえるでしょう。
コンサル業界に強い転職エージェントを活用する
コンサル転職を成功させるためには、コンサル業界に精通した転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントを活用する主なメリットは、以下のとおりです。
- 非公開求人に出会える
- 応募書類の添削や面接サポートが受けられる
- 現場情報を提供してもらえる
- 年収や待遇の交渉を代行してもらえる
人気のコンサルティングファームは募集をかけると応募が殺到するため、転職エージェント経由でしか応募できない可能性があります。
転職エージェントは非公開求人として多くの好条件な企業の案件を取り扱っており、利用することで転職先の選択肢を増やせる点がメリットといえるでしょう。
また、転職活動がはじめての場合でも、業界に合わせた応募書類の添削や面接対策といったサポートが受けられるため安心です。
忙しくて転職活動の時間を確保できない人や、転職後のミスマッチを防止したい人は、コンサル業界に精通した転職エージェントを活用すると良いでしょう。
コンサル転職に強い転職エージェント5選
コンサル転職に強い転職エージェントを5社紹介します。
いずれもコンサル業界の求人数を豊富に取り扱い、業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているため、コンサル転職で失敗したくない人は、ぜひ利用してみてください。
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1:リクルートエージェント

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今回は、RECRUT AGENT(リクルートエージェント)の評判・口コミを解説。良い評判・悪い評判に分けて紹介しつつ、口コミだけでは見えてこないリクルートエージェントを転職で利用する上でのメリット・デメリットも深掘りしていきます。[…]
転職でリクルーエージェントの利用を検討している人のために、転職UPPP編集部のライターがリクルーエージェントを利用した時の体験談をご紹介。公式サイトには載っていない、使ってみないと分からない良い点・悪い点をレビューします。「そこ[…]
2:doda X

| 基本情報 | |
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| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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| スカウト機能 | あり |
| 対応エリア | 全国 |
| 得意なコンサル業種 |
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より高年収を実現したい人や、コンサル業界への転職がはじめてで何から手をつけるべきかわからない人におすすめのサービスです。
doda X(旧:X転職)はこんな人におすすめ!
- スカウトと自分での応募という二つの方法でできるだけ早くコンサルの転職活動を終わらせたい人
- 年収1,000万円以上を目指してコンサルの転職活動をしている人
- コンサル業界への転職が初めてで、何から始めればいいかわからない人

◎書類の見せ方・面接対策も受けられる
◎自分から求人にいち早く応募可能
今回は、doda Xの評判は実際どうなのかを口コミを集めて解説。doda Xをハイクラス転職で利用すべきかどうかも、メリット・注意点から深掘りして解説していきます。doda Xは2021年には会員数が7万人を突破し、グングンと拡[…]
3:リクルートダイレクトスカウト

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社リクルート |
| タイプ | ハイクラス転職サイト |
| コンサルの 公開求人数 ※2025年10月時点 | 49,000件以上 |
| スカウト機能 | あり |
| 対応エリア | 全国+海外 |
| 得意なコンサル業種 | 全業種で多数実績あり |
| 年収アップ率 | 年収1.2倍アップの可能性あり |
- コンサルタントの求人は公開されているものだけで49,000件以上。的を絞って幅広く選べる
- 企業やヘッドハンターからのスカウトを待つだけ。現職に在籍中で多忙なコンサルタントでも効率よく転職を進められる
- 代表取締役級の一流ヘッドハンターが多数在籍。ハイキャリア向けのコンサルタントの転職も成功へと導く
- 個人情報を特定されない匿名レジュメを見た企業から直接スカウトを受け取ることも可能。
リクルートダイレクトスカウトは、年収800万円以上のハイクラス求人に特化したスカウト型の転職サービスです。
コンサルだけでも、公開求人が49,000件以上と豊富で、戦略・業務・IT・人事など多様な領域を網羅しています。
匿名のレジュメをもとに、企業やヘッドハンターからスカウトが届く仕組みとなっており、現職が忙しい方でも受け身で効率的に転職を進められます。
登録者には代表取締役クラスのトップヘッドハンターからのスカウトが届くこともあり、経営幹部候補やマネージャー層向けの求人も豊富です。
ハイクラスな企業からスカウトを受け取りたい人や、経営幹部やマネージャーなどハイキャリアポジションに就きたい人は、リクルートダイレクトスカウトがおすすめです。
リクルートダイレクトスカウトはこんな人におすすめ!
- 転職活動の中で、できるだけ多くの企業からコンサル業のスカウトを受けたい人
- 年収800万円以上の高収入のコンサル案件を提案してほしい人
- コンサルを募集している企業から直接スカウトされるチャンスが欲しい人

◎オリコン顧客満足度総合No.1
◎代表取締役級のヘッドハンター在籍
今回は、リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)の評判を良い口コミ・悪い口コミに分けて徹底解説。リクルートエージェントとの違いや年収アップの体験談まで詳しくお伝えしていきます。リクルートダイレクトスカウトはスカウト特化[…]
4:ビズリーチ

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
| タイプ | ハイクラス転職サイト |
| コンサルの 公開求人数 ※2025年10月時点 | 67,000件以上 |
| スカウト機能 | あり |
| 対応エリア | 全国+海外 |
| 得意なコンサル業種 |
|
| 年収アップ率 | 100万円以上の年収アップ実績多数 |
- コンサルタントのハイクラス求人は67,000件以上。コンサルとして今以上にキャリアアップできる可能性が高い
- 求人の3分の1以上が年収1,000万円以上。年収アップのためのコンサル転職が叶いやすい
- 一定基準を満たした優秀ヘッドハンター在籍。自身の適正に合わせてコンサル企業へスカウトしてくれる
ビズリーチは、年収1,000万円以上のハイクラス求人に強みを持つスカウト型転職サービスです。
67,000件以上のコンサル求人を取り扱っており、3分の1以上が年収1,000万円以上の好条件であるため、年収アップやキャリアアップしたい人に向いています。
在籍するヘッドハンターは、一定の厳しい基準を満たした実力者ばかりで、業界やキャリアの方向性に応じて、最適なファームとのマッチングをサポートしてくれます。
企業からの直接スカウトも届くため、忙しくても効率よく転職活動を進められる点も魅力です。
営業や戦略系の求人も多く、ハイキャリアポジションのスカウトも届くため、現状より良い待遇で転職したい人におすすめです。
ビズリーチはこんな人におすすめ!
- 年収1,000万円以上を目指してコンサルの転職活動を行っている人
- コンサルとしてマネージャー以上かつ、将来的に取締役クラスの役職を目指している人
- 営業・戦略系のコンサルに転職を考えている人

◎スカウトを待つだけ
◎求人の3割以上が年収1,000万円以上
今回は、BIZREACH(ビズリーチ)の評判・口コミについて解説。転職後にどの程度年収アップするのか・登録に審査があるのかなど、メリット・デメリットに分けてお伝えしていきます。ビズリーチは基本的にスカウトを待つだけという仕組[…]
5:ランスタッド

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | ランスタッド株式会社 |
| タイプ | 総合就職サービスサイト |
| コンサルの 公開求人数 ※2025年10月時点 | 非公開 |
| スカウト機能 | なし |
| 対応エリア | 全国+海外 |
| 得意なコンサル業種 |
|
| 年収アップ率 | 前職から年収が25%アップの事例あり |
- 〈通常の正社員転職、ハイクラス転職、エンジニア転職〉という3種類の転職サービスを展開。未経験からエグゼクティブまで、キャリアに合わせて利用できる
- 未経験でも応募可能なコンサルの求人も多数あり。コンサルの経験がなくても転職に挑戦しやすい
ランスタッドは、通常の正社員転職・ハイクラス転職・エンジニア転職の3タイプのサービスを展開しており、キャリアの段階に応じて幅広く活用できる転職エージェントです。
特に外資系企業やグローバル案件に強みを持ち、外資系コンサルファームを目指す人に魅力的なサービスといえます。
また、未経験から応募可能なコンサル求人も多数取り扱っているため「実務経験がないけどコンサルに挑戦したい」と考える人にも適しているでしょう。
求人の大半が非公開ですが、年収800万〜1,000万円を超えるハイクラス案件も豊富に揃っています。
英語力を活かしたい人や、現状よりも年収アップしたい人は、ランスタッドの利用がおすすめです。
ランスタッドはこんな人におすすめ!
- コンサルとしての実務経験がなく、応募できる求人がなかなか見つからなくて困っている人
- 外資系企業のコンサルタントを目指して転職活動している人
◎外資系・海外企業に強い
◎年収800万円以上の高収入求人多数
今回はランスタッドの口コミを調査し、実際の評判について詳しく解説します。「転職エージェントって、どこも似たようなことを言ってるけど、本当に頼れるの?」「外資系やハイクラス向けって聞くけど、実際の求人やサポートはどうなの?」と気になっ[…]
【Q&A】コンサルに関するよくある質問
Q1:コンサルにノルマはありますか?
Q2:つまらないコンサルの特徴はありますか?
- 現場を理解せずに机上の空論を語る
- 実行フェーズに関与しない
- 過去の成功事例を流用する
- 費用に合わないサービスを提供する
現場を理解せずに提案する人や、提案ばかりで実行フェーズに関与しない人は、クライアントから実態を知らない評論家として、信頼を失いやすくなります。
現代のコンサルタントには「提案するだけでなく、現場に入り込んで成果を出す力」が求められています。
そのため、結果にこだわらず、現場に寄り添わない姿勢が「つまらないコンサル」として評価されてしまうのです。
Q3:新卒でコンサルはやめるべきですか?
Q4:コンサルの平均年収はどのくらいですか?
| 職種 | 平均年収 |
| 経営コンサルタント | 903.2万円 |
| ITコンサルタント | 752.6万円 |
| キャリアコンサルタント | 591万円 |
| 人事コンサルタント | 903.2万円 |
| 広報コンサルタント | 591万円 |
※参考:厚生労働省「経営コンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
※参考:厚生労働省「ITコンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
※参考:厚生労働省「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
※参考:厚生労働省「人事コンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
※参考:厚生労働省「広報コンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
いずれも年収が約600万円〜900万円程度と高いことがわかります。
国税庁の調査では日本全国の平均年収は478万円と報告されており、全国と比較してもコンサルの年収は高水準であるといえるでしょう。
まとめ
コンサルティング業界は、高年収・成長環境・やりがいといった魅力がある一方で、激務・実力主義・高離職率といった厳しさも併せ持つ業界です。そのため「コンサルはやめとけ」と言われる場面も多くあります。
特に、「常に学び続ける姿勢がない人」「競争を避けたい人」「柔軟性や忍耐力に欠ける人」などは、コンサル業界の環境に適応しづらく、早期離職や後悔につながりやすい傾向があります。
現在「コンサルに挑戦すべきか悩んでいる」のであれば、重要なのは「自分に合った環境かどうか」を正しく見極めることです。
転職エージェントの活用や企業研究、自己分析を通じて、自身の強み・価値観とマッチする企業を見つけましょう。
参考サイト
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年分結果確報」
- MyVision「コンサルの離職率が高い理由4選とファーム別のランキングを紹介」
- 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」
- CONCORD「[2024年]コンサル業界の最新動向」
- 厚生労働省「job tag」
- J-Stage「外 向性 ・ 内 向性の 性格 特性が 競争 状況 に 与 え る影響 に つ い て」
- スキルアップ研究所「コンサルティング業界への転職に関する実態調査」
- ワンキャリア「コンサルで市場価値が上がる?未経験コンサルタントが身に付けるべき3つのスキル」
- 厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業 調査報告書」
- The Professional Agents「経営コンサルティング業界 総合研究レポート2024年度統括版」
- 厚生労働省「労働時間制度等に関する実態調査結果について(速報値)」
- 厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」
- エン株式会社「「早期離職」実態調査(2025)」
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年分結果確報」
- 厚生労働省「経営コンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
- 厚生労働省「ITコンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
- 厚生労働省「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
- 厚生労働省「人事コンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
- 厚生労働省「広報コンサルタント – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
- 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」








