営業は企業の売上を支える重要な職種ですが「ノルマがきつい」「仕事にやりがいを感じられない」といった理由から、転職したいと考える人が少なくありません。
しかし、営業で身につけたスキルや経験が活かせるのかわからず「転職は難しい?」と感じる人も多いでしょう。
営業は他職種では得がたい「提案力」「折衝力」「数字意識」「対人スキル」といったスキルが身につくため、転職市場でも高く評価されるポジションです。
本記事では、営業からの転職に不安を感じている人へ向けて、転職しやすい職種や転職理由、向いていない人の特徴まで解説します。
記事の後半では、営業からの転職をサポートしてもらえる転職エージェントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社ウェヌシス代表取締役
成田大輝
株式会社ウェヌシス代表取締役として、ひとり情シス・兼任情シスなど多忙な担当者の知識アップデートをサポートする研修事業を手掛ける。自身も2度の転職経験を持ち、その体験を活かして年間100本以上の転職・キャリア記事を執筆。実務体験に基づく教育と執筆活動で、IT分野の人材育成とキャリア形成を後押ししている。
保有資格
- 情報技術能力検定試験 2級
- MOS Excel 2016
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
営業からの転職は難しい?経験次第で市場価値の高い存在になる
結論、営業からの転職は可能です。
営業職で身につくスキルには、「提案力」「交渉力(折衝力)」「数字への意識」など、他の職種では得にくい強みがあります。
また、ヒアリング力・問題解決力・コミュニケーション能力といったスキルも習得でき、いずれも業界や職種を問わず広く求められるスキルです。そのため、転職活動でも高く評価されやすく、有利に進めることができます。
他業界での営業職だけではなく、ITエンジニアや事務、コンサルタントなどさまざまな職種でスキルを活かせるのが営業の強みです。
【厳選】営業からの転職でスキルを活かせるおすすめの職種9選
営業で身につけたスキルを活かして働きたいと考えている人は、以下がおすすめの職種です。
- 事務職
- コンサルタント
- マーケティング職
- 販売職
- ITエンジニア
- スーパーバイザー
- 人事・採用担当
- 商品開発
- 秘書
①事務職|安定した環境でワークライフバランスを重視したい人に最適
営業から事務職への転職は、対人スキルを活かしながら安定した働き方を実現したい人に適しています。
事務職では「パソコンスキル」が重視されがちですが、実際にはコミュニケーション力や調整力こそが評価される資質です。

※参考:女の転職type「営業・販売経験者が転職で有利に? 事務職女性220名調査で判明した「令和の事務」の意外過ぎる実態」
女の転職typeの調査では、事務職として活躍するために必要なスキルとして「対人スキル」が30.2%ともっとも高い割合を占めていることがわかるでしょう。
営業経験者は、相手の意図をくみ取り、先回りして行動できる力に長けています。このようなスキルは、顧客対応や社内調整が求められる営業事務や一般事務の現場で非常に高く評価されやすいといえるでしょう。
また、事務職は定時退社の職場が多く、ワークライフバランスを重視する人にもおすすめです。
今回は事務職におすすめの転職サイト・エージェントを紹介。一般事務から人事総務、経理、法務など、幅広い職種に向いている転職サイトの特徴を徹底的に調査しました。また事務職の転職事情や転職を成功させるコツも解説。 事務職への転職[…]
②コンサルタント|課題解決力を活かしてキャリアアップできる
コンサルタントは、営業で培った課題解決力・企画力・交渉力を活かせる転職先です。営業では、日常的に顧客の課題を把握し、解決に向けて提案をおこないます。
営業での経験は、コンサルタントがおこなう「現状把握→課題設定→解決策立案→実行支援」の一連のプロセスに直結しています。
厚生労働省の調査によると、ITコンサルタントとして活躍するために必要なスキルは、以下のとおりです。
- 交渉スキル(3.5/7点)
- 計画立案力(3.1/7点)
- 問題解決力(3.0/7点)
※参考:jobtag「コンサルティング営業(IT) – 職業詳細」
調査結果からわかるように「交渉スキル」「計画立案力」「問題解決力」といったスキルが求められており、いずれも営業で日常的に実践しているスキルと高い親和性があります。
営業で身につけたスキルをそのまま活かしたい場合は、スキルの親和性が高いコンサルタントへの転職がおすすめです。
今回はコンサルの転職におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。経営・戦略からIT・人事・会計など、幅広い職種の求人が豊富でサポートも充実しているサイトを調査しました。また他の職種よりもハイレベルなコンサル業において、転職[…]
③マーケティング職|営業経験をデータ分析・戦略立案に活かせる
マーケティング職は、営業現場で培った顧客理解力や課題発見力を活かせる職種です。特に、商談で得たリアルな顧客の声やニーズをデータに落とし込む力は、マーケティング戦略を立てるうえで大きな強みになります。
営業活動は感覚的な部分が多くなりがちですが、マーケティングでは数字で検証・改善する思考が求められます。パイプライン分析や市場調査などを通じて、営業活動全体のボトルネックを発見し、戦略的な改善が可能です。
また、マーケティング職ではターゲット視点で考える憑依力も重要です。営業では、商談を通じて自然と備わるスキルでもあるため、マーケティング職への転職を有利に進められるでしょう。
今回はWebマーケティング職に強い転職エージェント・サイトを紹介。未経験からのチャレンジや年収アップ、広告運用・SEOなどの専門領域に合った求人を探している方に向けて、転職を成功させるための情報を網羅的に解説します。「そもそ[…]
④販売職|対人スキルを活かして現場で成果を出せる
販売職は、営業で培った対人コミュニケーション力や顧客理解といったスキルを活かせる職種です。接客の現場では、相手のニーズを適切に理解し、最適な提案をおこなうスキルが求められます。
特に、百貨店や家電量販店などでは、商品説明だけでなくクロージングスキルも求められるため、法人営業や個人向け提案営業の経験は即戦力として採用してもらえる可能性が高いです。
また、販売職は売上や接客評価が数値で可視化されやすく、数値を意識して活動してきた営業職に適しています。
「人と接する仕事が好き」「感謝の言葉を直接もらえる現場で働きたい」と感じている営業経験者には、スキルを活かしやすい販売職への転職がおすすめです。
⑤ITエンジニア|将来性が高く、スキルでキャリアを築ける
ITエンジニアは、今後も成長が見込まれる将来性の高い職種のひとつです。

経済産業省の調査によると、日本国内では2030年に最大約79万人のIT人材が不足すると予測されており、未経験からのキャリアチェンジを目指す人にも大きなチャンスがあります。
エンジニアと聞くと「理系出身でないと難しい」と感じるかもしれませんが、実際には営業で培った情報収集力・課題設定力・計画立案力といったポータブルスキルが活かせる場面が多くあります。
さらに、国や自治体によるIT資格取得支援(専門実践教育訓練給付制度など)も充実しており、スキル次第で年収アップ・自由な働き方・副業との両立も実現しやすい環境が整っています。
将来性のある分野で専門スキルを身につけたいと考えている人は、ITエンジニアへの転職を視野に入れてみてください。
今回は、エンジニア向け転職サイト・エージェントのおすすめランキングを紹介。エンジニア転職サイトごとに求人数や強みを比較して、それぞれの特徴を紹介していきます。また、エンジニアの将来性や転職難易度、職種ごとに必要なスキル・資格につ[…]
⑥スーパーバイザー|マネジメント経験を活かせる中間管理職
スーパーバイザー(SV)は、営業経験やマネジメントスキルを活かしてチーム単位の成果を生み出すポジションです。
複数店舗やエリアを統括し、売上・人材育成・業務改善など多面的な責任を担うため、営業で数字と向き合ってきた人やマネジメントスキルを身につけてきた人に適しています。
営業時代に「チームリーダー」や「新人育成」を経験してきた人は、スーパーバイザーへの転職の際に即戦力として採用してもらえる可能性が高いでしょう。
担当エリアの店舗を巡回し、課題をヒアリングして改善策を提案する業務も多く、現場視点と経営視点の両方も求められます。
営業で培ったマネジメント経験を活かして働きたいと考えている人は、売上・人材育成・業務改善など多面的な責任が求められるスーパーバイザーへの転職がおすすめです。
⑦人事・採用担当|営業の傾聴力・提案力が人材獲得に直結
人事・採用担当は、会社の顔として社内外の人と関わる場面の多い職種であり、営業経験者との親和性が非常に高い仕事です。営業で培った傾聴力・提案力・信頼構築力は、求職者との面談や配属先部門との調整業務でそのまま活かすことができます。
採用業務には華やかなイメージを持つ人も多いですが、実際には「〇名採用」などの明確な数値目標を達成することが求められる実務的な仕事です。
営業で日々ノルマと向き合い、成果を出してきた人の場合は、目標達成への意識と行動力は人事・採用担当への転職で高く評価されるでしょう。
さらに、社内のあらゆる部署と連携し、求職者とも丁寧に向き合うため、コミュニケーション能力や信頼関係を構築するスキルも必要です。
「人と接する仕事が好き」「組織づくりに関わりたい」と感じている営業職の方にとって、人事・採用担当はやりがいのある選択肢となるでしょう。
⑧商品開発|顧客ニーズ理解を武器にヒット商品を生み出せる
商品開発職は、営業経験者が現場で感じた顧客の本音やニーズを活かしやすい職種です。
営業活動のなかで「売れない理由」や「改善してほしい点」に気づいたことがある場合は、商品開発へ意見を反映させることでヒット商品を開発できる可能性が高まります。
商品開発の仕事は、アイデア出しやコンセプト設計、ユーザー視点での試作・検証などを通じて、これから売るものをつくる仕事です。そのため、実際の営業現場を知っている人材は、「本当に売れる商品」の視点を持っており、企画段階から貢献できます。
「モノを売る側から、つくる側へ」転身したい営業経験者は、商品開発職への転職を検討してみてください。
⑨秘書|気配り・調整力を活かして経営を支えるポジション
秘書職は、営業で身につけた気配り・段取り力・コミュニケーション能力を活かして、経営層や管理職をサポートする重要な役割です。スケジュール調整や会議準備、来客対応など、周囲の状況を把握しながら先回りして行動する力が求められます。
営業経験者は、顧客対応を通じて相手の意図や空気感を察知するスキルを磨いてきています。意図を適切に汲み取るスキルや空気感の察知力は、社内外の調整を担う秘書業務において非常に有利です。
また、提案資料の作成や文書管理なども業務に含まれるため、ビジネス文書やパワーポイント作成の経験がある方は即戦力になりやすいでしょう。
営業から転職したくなる6つの理由
営業から転職したくなる理由として考えられるのは、以下のとおりです。
- 労働環境が悪い
- 年収アップ・キャリアアップの限界を感じる
- ノルマがきつい
- 飛び込み営業が精神的に疲弊する
- 営業の仕事にやりがいを感じない
- 体力的に厳しい
労働環境が悪い
営業職は、顧客対応を軸とした仕事の特性上、労働環境が不安定になりやすい傾向があります。

※参考:株式会社エムエム総研「2024年版|営業職1,004名に調査」
株式会社エムエム総研の調査によると、実際に転職を考える理由として、「働き方・職場環境(勤務地・出社頻度・転勤)」を挙げた人は28.7%と報告されています。
営業職で特に問題となるのが長時間労働です。日中は外回りに追われ、帰社後に見積作成や報告書作成などの事務作業が発生するため、残業が常態化しやすい構造になっています。
さらに、休日にも顧客からの連絡対応が求められるケースもあり、心身の疲労や慢性的なストレスが蓄積しやすい環境です。労働環境の悪さが営業職から転職したい理由のひとつといえます。
年収アップ・キャリアアップの限界を感じる
営業職には、年収やキャリアアップに限界を感じる人も少なくありません。
若手のうちは成果に応じてインセンティブが得られるため高収入を実現できますが、年齢とともに「昇給が止まる」「昇進ルートが狭い」といった壁にぶつかり、将来への不安を抱えるようになります。

※参考:株式会社エムエム総研「2024年版|営業職1,004名に調査」
実際、転職を考える理由としてもっとも多かったのは「給与が低い」で、全体の47.5%を占めています。また「昇給・昇進が期待できない」と回答した人も29.0%にのぼり、努力に見合った評価を得られない環境が転職動機となっていることがわかるでしょう。
営業は扱う商品や契約数によっては高収入も目指せますが、あまり実績を残せなかった場合は給与の少ない状態が続く場合もあります。こうした背景から、年収アップや安定したキャリアを求めて、営業から他職種への転職を目指す人が少なくありません。
ノルマがきつい
営業から転職を考える理由として、ノルマがきついことが挙げられます。
営業の多くは契約件数といった数字で成果を評価される傾向にあるため、ノルマを達成できないと精神的につらくなる人が少なくありません。
当月ノルマを達成したとしても、翌月には再びノルマを達成する必要が出てくるため、プレッシャーがつらいと感じ、営業から別の職種へ転職を考える人も多いです。
飛び込み営業が精神的に疲弊する
飛び込み営業は、お互いをよく知らない相手のもとへアポイントなしで訪問し、警戒されたり冷たく断られたりすることが多い営業手法です。
営業先によっては、怒鳴られる場合もあり、断られ続けると精神的なダメージも大きくなるでしょう。さらに、炎天下や極寒の中で長時間歩き続けることも多く、体力面でも消耗が大きい仕事です。
飛び込み営業は精神的・体力的に疲弊するため、売上につながらなければ、ストレスを感じやすく、転職を考える人は少なくありません。
営業の仕事にやりがいを感じない
営業の仕事にやりがいを感じられないことも、転職を考える理由として考えられるでしょう。

※参考:株式会社マイナビ「転職動向調査2024年版(2023年実績)」
株式会社マイナビの調査によると、転職者の転職理由として「仕事内容に不満があった」が7.0%と上位に挙げられています。
営業に限らず、仕事内容が合わないなと感じる場合は、やりがいを感じられないものです。営業の場合は取り扱う商材に興味を持てなければ、モチベーションを保つことは難しいでしょう。
このように、営業の仕事内容にやりがいを感じられないことが転職理由として挙げられます。
体力的に厳しい
営業職、とくに外勤スタイルの場合は、1日に複数のクライアントを訪問するなど移動の多さや長時間勤務が避けられません。
炎天下や悪天候でも外回りを続けなければならず、体力面の消耗は想像以上に大きくなります。
さらに、納期対応や繁忙期には休日出勤や長時間の残業が発生することもあり、休息が取りづらい状況にストレスを感じる人も少なくありません。
このように営業は「年齢を重ねるごとに体がついていかない」と感じて転職を検討するケースも多いといえるでしょう。
営業から転職するべき人の特徴
営業から転職するべきか悩んでいる人は、以下の特徴に当てはまっていないか確認してみてください。
- 人とのコミュニケーションが苦手な人
- 計画性のない人
- 競争心がない人
- 忍耐力のない人
- 柔軟性に欠ける人
人とのコミュニケーションが苦手な人
営業職は、常に顧客や社内関係者とコミュニケーションを取る必要のある職種です。そのため、人とのやりとりが苦手な場合、営業の現場では大きなストレスを抱えやすく、成果にも直結しにくい傾向があります。
無理に苦手な業務を続ければ、精神的なストレスも大きくなり、心身に不調をきたす可能性もあります。
- 事務職
- エンジニア職
- ドライバー
「人と話すこと自体に消耗する」「雑談や交渉に苦手意識がある」と感じている場合は、比較的人とのコミュニケーションが少ないデータ入力メインの事務職や技術職への転職を検討しましょう。
計画性のない人
営業職では、アポ取り・訪問・提案・クロージングといった業務を、戦略的かつ効率的に進める計画性が求められます。そのため、場当たり的に行動する傾向にある人は、時間の無駄が発生しやすく、思うような成果につながらない可能性があります。
また、顧客が求める納期に合わせて間に合うように対応しなければならず、新規開拓から既存顧客のフォローをおこなうためには、計画性が必要です。
- 事務職
- カスタマーサポート
「毎日行き当たりばったりで動いてしまう」「優先順位の整理が苦手」と感じている場合は、事務職などのルーティン業務中心の仕事が向いている可能性があります。
競争心がない人
営業の多くはノルマがあるため、常に数値を意識して業務に臨める人に適しています。個人の売上や成績がランキングとして社内に共有されることも多く、自然と競争意識を求められる環境に置かれています。
そのため、競争をモチベーションに変えられない人にとっては、精神的な負担が大きくなりやすい仕事です。
- カスタマーサポート
- デザイナーなどのクリエイティブ職
- エンジニア
ノルマやインセンティブがプレッシャーに感じる場合は、評価軸が協調性や安定性にある職種への転職を検討するべきでしょう。
忍耐力のない人
営業職は、顧客からの断りやクレーム、数字へのプレッシャーなど、日々ストレスにさらされる仕事です。そのため、失敗を引きずりやすい人は、精神的なストレスが大きくなる可能性があります。
実際、「クレーム対応で気持ちの切り替えができない」「失注が続いてモチベーションが保てない」といった悩みを抱える営業職は少なくありません。
感情的に反応してしまいやすい人や、気分転換が苦手な人は、ストレスを発散できずに疲労が蓄積し、早期離職につながるケースもあります。
営業は忍耐力の求められる職種のため、我慢強さに自信がない人は、自分に合った穏やかな職場環境や評価制度のある職種へ転向することで、ストレスを減らしながら安定的に働くことが可能です。
柔軟性に欠ける人
営業職では、顧客の要望や市場環境、社内方針などが日々変化するため、臨機応変に対応できる柔軟性が求められます。そのため、変化にストレスを感じるタイプやマニュアル通りでないと動けない人にとっては、営業職は大きな負担になる可能性があるでしょう。
たとえば、急な納期変更やクレーム対応、突然の商談キャンセルなど、予定が変更になる場面は少なくありません。こうした場面でも冷静に対応し、状況に応じて判断を下せる力がなければ、業務への不安や不満が増していきます。
「計画通りに物事を進めたい」「ルールが明確な環境で働きたい」と感じている人は、マニュアル化された業務が中心の職種や、イレギュラー対応の少ない職種へ転職した方がストレスなく長期的に働ける可能性が高いでしょう。
営業から他職種への転職を成功させる5つのポイント
営業から他職種への転職を成功させたい場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 転職したい理由を明確にする
- 自己分析で経験・スキルの棚卸しを行う
- 経験・スキルを活かせる業種を見極める
- 志望する職種のスキルを身につける
- 面接では数値を用いて実績をアピールすると効果的
- 転職エージェントに相談するのもひとつの方法
転職したい理由を明確にする
営業から他職種への転職を成功させたい場合は、まずは転職したい理由を明確にしましょう。
なぜ、企業は面接で転職理由を聞くのでしょうか。その目的は、応募者が入社した後の「定着」と「活躍」の可能性を判断するためです。
企業が面接で転職理由を尋ねるのは、入社後に定着し、長く活躍できるかどうかを見極めるためです。たとえ転職のきっかけが「給料が低い」「人間関係が合わなかった」といったネガティブなものであっても、そのまま伝えるのは良くありません。
理想的なのは、「退職理由2割:実現したい未来8割」の構成で、自分のビジョンを前向きに語ることです。
転職理由が明確になれば、どのような企業に転職するべきかも見えてくるようになるため、転職先で何を実現したいか考えてみましょう。
自己分析で経験・スキルの棚卸しを行う
自己分析で営業時代の経験・スキルの棚卸しをおこなうことも、転職を成功させるために重要です。自己分析が不十分なまま職種を選んでしまうと、転職先に違和感を感じやすく、早期離職につながる可能性があります。
営業は「提案力」「交渉力」「数値目標の達成力」など、多くの職種に応用できるポータブルスキルが備わっています。ポータブルスキルを整理して言語化できれば、未経験職種への転職でも説得力のある自己PRが可能です。
単に業務内容を洗い出すのではなく、「どのような成果を出したか」「何を工夫して取り組んだか」といった具体的なエピソードを添えてスキルを明確化すると、相手にも納得してもらいやすいでしょう。
経験・スキルを活かせる業種を見極める
自己分析が完了したら、次は自分のスキルがどの職種で活かせるのかを見極めることが重要です。営業で身につけたスキルは、以下のように多くの職種で評価されます。
| 職種 | 営業経験から活かせるスキル例 |
|---|---|
| 事務職 | ・顧客対応で培ったコミュニケーション力 ・報告書・見積作成などの資料作成スキル ・営業事務との連携経験(社内調整力) |
| コンサルタント | ・課題設定・提案スキル ・交渉・折衝力 ・情報収集と改善策の企画力 |
| マーケティング職 | ・顧客ニーズを把握する力(定性情報の蓄積) ・商談データの可視化経験(パイプライン管理) ・ペルソナ設計に必要な「憑依力」 |
| ITエンジニア | ・論理的な説明力と要件整理のスキル ・チーム間の調整・仕様確認力 ・課題解決に向けた逆算思考・計画性 |
どのスキルがどの職種で活用できるかを把握しておくことで、応募書類や面接でも具体的な強みとしてアピールしやすくなり、転職に成功する確率が高くなります。
志望する職種のスキルを身につける
未経験職種へ転職する場合は、必要に応じてスキルの習得が必要です。営業経験を活かしつつも、新しい職種に対応するための最低限の知識やスキルの習得は不可欠です。
特にITエンジニアのような専門職を目指す場合、事前の準備次第で選考の通過率や転職後の活躍度が大きく変わります。
- 無料または低価格のオンライン学習サービスを活用する
- IT系の資格取得を目指す
- 実務に近い開発経験を積む
新しい職種の理解を深めながら実績を積み上げることで、採用担当者にも熱意が伝わり、採用してもらえる可能性が高くなります。
面接では数値を用いて実績をアピールすると効果的
営業からの転職では、数値を用いて実績をアピールするとより効果的です。
たとえば「前年比120%の売上を達成」「月間アポ取得数で部内トップを継続」など、客観的に評価できる成果は具体的に伝えることで、信頼性が高まるほか、採用担当者側は働く姿をイメージしやすくなります。
また、「どんな課題に対して、どんな工夫で成果を出したか」をセットで話すと、問題解決力や行動力も評価されやすくなります。
マーケティングやコンサルタントといった職種は、論理的に物事を考え、課題を解決する必要があるため、営業時代の実績を数値を用いてアピールすることは非常に効果的であるといえるでしょう。
転職エージェントに相談するのもひとつの方法
営業から他職種への転職が不安な場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。
特に未経験分野への挑戦では、求人の選定や職務経歴書の書き方、面接対策に不安を感じる人も多く、プロのサポートを受けることで転職を成功させられる確率が高まります。
- 非公開求人にアクセスできる
- 自分の強みを客観的に評価してもらえる
- 職務経歴書や面接対策のサポートが受けられる
- 業界や企業に関する内部情報を得られる
- 面倒なスケジュール調整や条件交渉を代行してくれる
転職エージェントでは、選考対策サポートに加えて、好条件の非公開求人を紹介してもらえたり、業界や企業の内部情報を教えてもらえたりと、さまざまなメリットが得られます。
営業からの転職がはじめてでうまくいくか不安に感じている人は、ぜひ転職エージェントへの相談も考えてみてください。
営業からの転職で評価されやすいスキル
営業からの転職では、以下のようなスキルをアピールすると効果的です。
- プレゼンテーションスキル
- 論理的思考能力
- コミュニケーションスキル
- 顧客ニーズの分析力
プレゼンテーションスキル
営業で培われる代表的な強みのひとつが、プレゼンテーションスキルです。商品やサービスを分かりやすく伝え、相手を納得させて行動に導くプレゼンテーションスキルは、他職種でも高い評価を受けられます。
たとえば、マーケティング職では資料作成や社内プレゼンが日常的に発生しますし、コンサルタント職ではクライアントに向けた提案資料の構成力と説明力が求められます。
営業でプレゼンの型を身につけてきた人は、多くの場面で即戦力として活躍することが可能です。
論理的思考能力
営業職は、「なぜその商品が必要か」「導入することで何が変わるか」といった論理に基づいた説明をおこなう場面が多く、自然と論理的思考能力が身につく環境です。
論理的思考能力が必要な職種は多く、問題解決や企画立案の場面で重宝されるスキルとして、転職先でも高く評価されます。
たとえば、ITエンジニアであれば不具合の原因を特定するプロセスに、コンサルタントなら課題分析や提案資料の構成に、論理的思考能力を活かせるでしょう。
「結論→理由→根拠」の順でわかりやすく説明できる能力は、あらゆるビジネスシーンで汎用性の高いスキルです。
コミュニケーションスキル
営業は日常的に社内だけではなく、さまざまなクライアントとかかわる機会があるため、高度なコミュニケーションスキルが身につきます。
コミュニケーションスキルはITエンジニアやマーケティング、コンサルタントなど多くの職種で重視されるスキルであるため、転職の際にもアピールすることで高く評価してもらえるでしょう。


※参考:HRzine「仕事の価値観の変遷を調査、20年前も今も必要なスキル1位は「コミュニケーションスキル」―LinkedIn」
LinkedInの調査によると、「いま身につけたいスキル」の1位が「コミュニケーションスキル(35.3%)」となっており、過去20年にわたって不動のトップを維持しています。
調査結果から、多くのビジネスパーソンがコミュニケーションスキルを重視していることがわかるでしょう。
職種が変わっても、人との連携や情報の伝達は業務のなかで必ず発生します。営業経験で鍛えられたコミュニケーション力は、他職種におけるチームマネジメント・顧客折衝・社内調整の場面で即戦力になる強みです。
顧客ニーズの分析力
営業では、顧客の表面的な要望だけでなく、本質的な課題や潜在的なニーズを見抜く力が求められます。
顧客ニーズの分析力は、業界や職種を問わず価値が高く、特にマーケティングや商品開発、カスタマーサクセスなどさまざまな職種でも高い評価が受けられます。
「顧客が本当に困っていることは何か」「どのような提案なら納得してもらえるか」といった分析を日常的に行ってきた営業経験者は、より良い商品開発やサービスの提案といった業務に役立つでしょう。
【年代別】営業からの転職で重視されるポイント
ここからは、年代別に営業から転職する場合に重視されるポイントを解説します。
20代〜40代の人で転職を考えている人は、採用担当者が重視しているポイントを把握し、転職活動に活かしましょう。
20代:ポテンシャルと吸収力
20代の営業経験者が転職で評価されるポイントは、ポテンシャルと吸収力です。企業はスキルや実績よりも、将来の成長性や学習意欲を重視する傾向があり、異業種・異職種へのキャリアチェンジにも柔軟に対応しています。

株式会社学情の調査によると、20代を対象とした経験者(中途)採用において、採用対象者に求めることは「社会人経験は求めたいが、業界/職種の経験は問わない」と回答した企業が55.3%で最多です。
調査の結果から、20代を対象にした採用では経験よりもポテンシャルが重視されていることがわかるでしょう。
今回は、20代におすすめの転職サイトを紹介。おすすめ転職サイトを求人数・特徴・年収アップ実績などで一覧比較しているので、あなたの転職希望にマッチする転職サイトを見つけやすいと思います。また、20代前半・後半や男女別、未経験な[…]
30代:即戦力・マネジメントとしての価値
30代の営業経験者に対して企業が重視するのは、即戦力として成果を出せる実務力と、将来のマネジメント適性です。

株式会社学情の調査によると、91.0%の企業が30代の中途入社者に対して「即戦力」を期待していることがわかります。また、「チームのマネジメント補佐ができる人材」としても期待されており、過去にリーダー経験や後輩育成の実績がある人は転職市場で有利です。
30代で転職を考えている人で、マネジメント経験や営業で培ったスキルが活かせる場合は、積極的にアピールするようにしましょう。
40代:経験・人脈・リーダーシップ
40代の営業経験者に対して企業が期待するのは、豊富な実績とリーダーシップ、そして業界内での人脈です。単なるプレイヤーとしてではなく、チームを牽引し、戦略面でも貢献できるかどうかが判断基準となります。
20代や30代と比較しても40代は、過去の職歴や役職、担当してきたプロジェクトの規模や成果が厳しくみられるようになります。
また、未経験職種への転職は難易度が高くなるため、営業で培ったスキルを活かせる職種へ転職することが重要です。
営業からの転職が有利になる資格
営業から転職する際は、以下のような資格の取得がおすすめです。
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- 日商簿記
- 基本情報技術者試験
- TOEIC
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャルプランナー
- キャリアコンサルタント
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)|事務・企画職向け
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、WordやExcelなどOffice製品のスキルを客観的に証明できる資格です。事務職や企画職を目指す営業経験者にとって、PCスキルをアピールするうえで有利な資格といえます。

※参考:MOS公式サイト「MOSとは/MOS取得のメリット」
資格の取得を通じて、パソコンの実務力を鍛えられるほか、受験結果がすぐに判定されるため、すぐに転職活動に活用できるのが特徴です。
事務職や企画職はOffice製品を活用する場面も多く、さまざまな業務効率化を求められる職種でもあるため、取得しておくと転職を有利に進められるでしょう。
日商簿記|経理・管理系職種で評価される
日商簿記検定は、経理・会計の知識やお金の流れを管理するスキルが身につくため、営業経験者が経理・管理系職種に転職したい場合に役立ちます。
- 経理の基礎知識を証明できる
- 企業の財務状況を正確に把握できる知識を持つ人材として評価される
- 他の応募者との差別化につながる
「借方」「貸方」「勘定科目」など会計の概念を理解していると見なされ、未経験でも転職を有利に進められます。
また、企業の財務状況を把握できる知識を持つ人材として、中小企業では即戦力として採用してもらえる可能性が高い点も取得するメリットのひとつです。
経理や管理系職種で活躍したいと考えている人は、経理の基礎知識が身につく日商簿記の取得がおすすめです。
基本情報技術者試験|IT業界を目指す場合に最適
基本情報技術者試験は、IT業界を目指す場合に最適な資格です。
- ITスキルの基礎知識を客観的に証明できる
- IT商材を扱う営業職でも活用できる
- 国家資格のため認知度が高い
資格の取得を通じて、プログラミングやネットワーク、アルゴリズムなど基礎的なIT知識を習得することができます。国家資格のため認知度が高く、転職活動の際にも有利に働きます。
また、顧客と専門的な話ができるようになり、商談がスムーズに進むなど、今後IT業界の営業や他職種で活躍したい場合にもおすすめの資格です。
TOEIC|グローバル企業でのキャリアに有利
TOEICは、英語力を活かしてグローバル企業で活躍したい人におすすめの資格です。
- 英語での基礎的なビジネス対応力を証明できる
- 海外企業や外資系企業への転職で有利になる
- 社内評価や昇進にも影響するケースがある

※参考:TOEIC「企業・団体の主なTOEIC® Program活用目的」
TOEICの調査によると、企業が社員に期待するTOEICのスコアは海外部門で605〜805点となっています。多くの企業が英語力を重視しており、取得しておくことで転職活動を有利に進められるでしょう。
今後のキャリアの選択肢を広げたいと考えている営業経験者は、取得しておいて損のない資格です。
宅地建物取引士|不動産・営業支援職で需要が高い
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産業界への転職に強い資格です。
- 不動産取引における法的な独占業務を担える
- 業界内での有資格者が少なく希少価値が高い
- 働きながら取得しやすく、在職中でも挑戦可能
契約前の重要事項説明や書類への記名は、宅建士のみが行える業務であり、企業にとって市場価値の高い存在といえます。

※参考:doda「不動産業界中途採用マーケットレポート(2025年3月発行)」
dodaの調査によると、不動産営業職の転職希望者のうち、宅建士保有者はわずか15%にとどまり、有資格者のニーズは非常に高い状況です。
また、多くの人が資格を在職中に取得しているため、働きながら資格を取得したい人にもおすすめです。
ファイナンシャルプランナー|金融業界で信頼性アップ
ファイナンシャルプランナー(FP)は、金融・不動産・コンサルティング分野で幅広く評価される国家資格です。
- 金融・保険業界で就職・転職時に評価される
- 不動産・税務・コンサル業界でも知識が活かせる
- 副業・独立のベースにもなる汎用性の高い資格
資格の取得を通じて、年金制度や税制、保険、資産運用といったお金の仕組みを理解できるため、金融・保険業界への転職で高い評価を受けられます。
資格の汎用性が高く、不動産や税務、コンサルといった業界に加え、自身で独立開業する場合にも役立ちます。
営業からのキャリアアップだけでなく、将来的な独立や副業にもつなげたいと考えている人は、ぜひ取得してみてください。
キャリアコンサルタント|人事・教育分野に強み
キャリアコンサルタントは、キャリア支援・人材育成の専門性を証明できる国家資格です。特に人事や教育、人材紹介といった分野で高い信頼性を持ち、営業経験を活かした職種への転職に役立ちます。
- 履歴書・名刺に記載できる国家資格で信頼性が高い
- カウンセリング技術やキャリア理論が体系的に学べる
- 副業や独立にも活用できる
キャリアコンサルタントは名称独占資格のため、有資格者しか「キャリアコンサルタント」と名乗れず、信用度を高められます。
また、組織心理学、労働法、キャリア理論などを学ぶことで、面談・育成・採用など幅広い人事業務に対応することが可能です。
営業から人事や人材紹介といったキャリア支援・人材開発分野へ転職したいと考えている人は、ぜひ取得してみてください。
【厳選】営業からの転職に強い転職エージェント5選
ここからは、営業からの転職に強い転職エージェントを5社紹介します。
比較表に各エージェントの特徴や実績をまとめているので、併せて参考にしてみてください。
右にスライドできます→
| 営業からの転職での おすすめ度 | 公開求人数 ※2025年11月時点 | 特徴・強み | 年収アップ実績 | 対応エリア | |
|---|---|---|---|---|---|
リクルートエージェント公式サイトはこちら | 5.0 | ◎74万件以上 |
| 転職者の62.7%が年収アップ ※出典:リクルートエージェント 転職実績データ | 全国 |
doda公式サイトはこちら | 4.8 | ◎25万件以上 |
| 非公開 | 全国 |
ビズリーチ公式サイトはこちら | 4.5 | ○41万4,000件以上 |
| 100万円以上の年収アップ実績多数 | 全国 |
doda X公式サイトはこちら | 4.5 | △6万6,000件以上 |
| 年収100万円以上のアップ事例あり | 全国 |
ワークポート公式サイトはこちら | 4.7 | ○12万6,000件以上 |
| 非公開 | 全国 |
1:リクルートエージェント

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社リクルート |
| タイプ | 転職エージェント |
| 公開求人数 ※2025年11月時点 | 74万件以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 年収アップ実績 | 転職者の62.7%が年収アップ ※出典:リクルートエージェント 転職実績データ |
求人数が74万件以上(2025年11月時点)とトップクラス
選択肢が豊富なため、希望条件に合った企業を見つけやすい
幅広い業界・職種の求人を取り扱っている
幅広い業界・職種の求人を扱っており、活躍したい業界や企業の詳細も把握しやすい
採用背景や企業ニーズを意識した面接アドバイスを受けられる
応募書類の添削や面接でよく聞かれる質問の共有を受けられるので、選考通過率アップが期待できる
リクルートエージェントは、業界最大級の求人数と実績を誇る総合型転職エージェントです。
公開求人数は74万件以上と業界トップクラスであり、幅広い業界・職種の求人を取り扱っているため、自分の希望に合わせて職場を探すことが可能です。
専任のキャリアアドバイザーが、営業経験を企業に伝わる形に言語化し、最適な求人を提案してもらえるため、ミスマッチのない転職を実現できます。
また、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策も徹底しており、転職活動の進め方がわからない人におすすめの転職サービスです。
リクルートエージェントはこんな人におすすめ!
- 営業経験を武器に異業種・異職種へ挑戦したい人
- 年収アップ・キャリアアップを実現したい人
- 幅広い求人の中から自分に合った選択肢を探したい人

◎営業職の転職決定者がもっとも多い
◎いつでも退会可能
今回は、RECRUT AGENT(リクルートエージェント)の評判・口コミを解説。良い評判・悪い評判に分けて紹介しつつ、口コミだけでは見えてこないリクルートエージェントを転職で利用する上でのメリット・デメリットも深掘りしていきます。[…]
転職でリクルーエージェントの利用を検討している人のために、転職UPPP編集部のライターがリクルーエージェントを利用した時の体験談をご紹介。公式サイトには載っていない、使ってみないと分からない良い点・悪い点をレビューします。「そこ[…]
2:doda

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
| タイプ | ・転職サイト ・転職エージェント ※2つのサービスを利用可能 |
| 公開求人数 ※2025年11月時点 | 25万件以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 年収アップ実績 | 非公開 |
公開求人数が25万件以上(2025年11月時点)
未経験歓迎の求人が多いので、未経験者や実務経験が浅い方にもおすすめ
企業の採用計画・求める人物像・職場環境にも精通
採用担当者にヒアリングして情報収集しているので、求人票にはない情報まで教えてもらいやすい
各業界の知見豊富なキャリアアドバイザーが在籍
営業職経験のあるキャリアアドバイザーが多いので、業務内容や仕事の悩みを理解してもらいやすい
dodaは、転職サイトとエージェント機能を兼ね備えた総合型転職サービスです。
保有する求人数は25万件以上と業界トップクラスで、未経験歓迎の案件も豊富です。
自分で求人を探して応募できるだけでなく、専任アドバイザーによるキャリアカウンセリングや面接対策も受けられるため、「まずは情報収集から始めたい」人にも最適といえます。
企業の採用担当者とのネットワークも強く、実際の職場環境や求める人物像まで把握したうえで、求人を紹介してもらえる点も魅力です。
営業で培ったスキルを活かして転職したい人は、ぜひdodaを利用してみてください。
dodaはこんな人におすすめ!
- 自分で求人を探しつつプロのサポートも受けたい人
- 未経験OK・キャリアチェンジ求人を探したい人
- 面接や書類準備を丁寧にサポートしてほしい人

◎転職サイト・エージェント両方使える
◎いつでも退会可能
今回は、doda(デューダ)での転職に関する評判を解説。利用者からの評価を転職UPPP編集部が集計し、良い口コミ・悪い口コミに分けて紹介していきます。dodaは会員数700万人以上の大手転職サービス。一般的な転職サイトのよう[…]
今回は転職でdodaの利用を検討している方に向けて、転職UPPP編集部の私(女性:20代)がdodaを実際に使って転職活動をしていた時の体験談を紹介。公式サイトではわからないメリット・デメリットや、おすすめの人・おすすめじゃない人に[…]
3:ビズリーチ

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
| タイプ | ハイクラス転職サイト |
| 公開求人数 ※2025年11月時点 | 41万4,000件以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 年収アップ実績 | 100万円以上の年収アップ実績多数 |
ハイクラス求人が豊富
IT・WEB業界の営業職求人が求人全体の半数以上を占めているので、ITやWEB系の職種を希望する人におすすめ
年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
営業職の求人も年収800万円〜1,000万円がメインとなっており、年収アップやキャリアアップを目指しやすい
登録後はスカウトを待つだけで営業職の求人と出会える
企業やヘッドハンターからスカウトが届くので、自分のスキルを求める企業と出会いやすい
ビズリーチは、ハイクラス転職に特化した転職サービスです。IT・WEB業界の営業職求人が求人全体の半数以上を占めており、即戦力として活躍できるポジションが豊富です。
求人の3分の1以上が年収1,000万円超となっており、転職で高年収を実現したい人におすすめできます。
また、登録後は、企業やヘッドハンターからスカウトが届く仕組みのため、自分の経験・スキルにマッチしたオファーを受け取りやすいのも魅力です。
営業からハイクラスな転職で年収アップ・キャリアアップしたい人は、ぜひビズリーチを利用してみてください。
ビズリーチはこんな人におすすめ!
- 営業経験を活かして年収800万円以上を目指したい人
- IT・WEB業界の営業職にキャリアシフトしたい人
- 自分の市場価値を把握しながらスカウトを受けたい人

◎年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
◎いつでも退会可能
今回は、BIZREACH(ビズリーチ)の評判・口コミについて解説。転職後にどの程度年収アップするのか・登録に審査があるのかなど、メリット・デメリットに分けてお伝えしていきます。ビズリーチは基本的にスカウトを待つだけという仕組[…]
4:doda X

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
| タイプ | ハイクラス転職サイト |
| 公開求人数 ※2025年11月時点 | 6万6,000件以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 年収アップ実績 | 年収100万円以上の年収アップ実例あり |
年収600万円以上のハイクラス求人がメイン
大手優良企業の案件やリーダークラスのポジション案件が中心なので、キャリアアップを実現しやすい
ハイクラス向けの応募書類の見せ方や面接対策まで受けられる
応募して終わりではなく、書類添削や面接対策も受けられるので選考が有利に進みやすい
スカウトを待つだけでなく、自分からも応募可能
ハイクラス求人に自分から応募できるので、希望の求人があれば採用枠が埋まる前にアプローチできる
doda Xは、年収600万円以上のハイクラス求人に特化した転職サービスです。
大手優良企業やリーダークラスのポジションが中心で、管理職や次期マネージャー候補など、キャリアアップを実現しやすい案件が豊富に揃っています。
さらに、ハイクラス向けに特化した応募書類の添削や面接対策サポートも受けられるため、書類選考や面接を有利に進めやすいのが特徴です。
スカウトを待つだけでなく、自分から求人に応募することも可能で、チャンスを逃さずにハイクラス転職を実現したい人におすすめのサービスです。
doda Xはこんな人におすすめ!
- 年収600万円以上の年収アップを目指している人
- 営業職ではじめてハイクラス転職をする人
- 興味のある求人に積極的に応募していきたい人

◎応募から内定までサポート
◎いつでも退会可能
今回は、doda Xの評判は実際どうなのかを口コミを集めて解説。doda Xをハイクラス転職で利用すべきかどうかも、メリット・注意点から深掘りして解説していきます。doda Xは2021年には会員数が7万人を突破し、グングンと拡[…]
5:ワークポート

| 基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ワークポート |
| タイプ | 転職エージェント |
| 公開求人数 ※2025年11月時点 | 12万6,000件以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 年収アップ実績 | 非公開 |
人材紹介20年以上のノウハウあり
人材紹介20年以上の実績があるので信頼性が高く、営業職の転職ノウハウに長けている
営業職経験のある転職コンシェルジュも在籍
大手自動車販売の営業経験のある転職コンシェルジュもおり、営業系職種に特化したサポートを受けやすい
全国47都道府県に拠点がある
担当の転職コンシェルジュと直接会って相談できるので、細かな転職条件や営業スキルを伝えやすい
ワークポートは、人材紹介20年以上の実績を誇る転職エージェントです。長年のノウハウを活かし、多くの人から転職サポートに関して高い信頼を得ています。
営業経験を持つ転職コンシェルジュも在籍しており、リアルな視点でのキャリアアドバイスを受けられる点が魅力です。
また、全国47都道府県に拠点を構えているため、地方在住者でも対面での相談が可能です。
丁寧なヒアリングを通じて、営業スキルや希望条件に合った求人を紹介してもらえます。
ワークポートはこんな人におすすめ!
- 実績があり信頼性の高い転職エージェントを選びたい人
- 営業職経験のある担当者に寄り添って欲しい人
- 転職コンシェルジュと直接会って相談したい人

◎運営歴20年以上&転職決定人数No.1
◎いつでも退会可能
今回は、ワークポートの口コミや評判1,000件以上を独自に調査しました。転職エージェントを選ぶとき、「本当に役に立つのか?」「自分に合っているのか?」と気になる方も多いと思います。ワークポートは求人数が多く、幅広い業界に対応している[…]
【Q&A】営業からの転職でよくある質問
Q1:未経験で営業以外の職種に転職するのは難しいですか?
Q2:営業経験のある女性におすすめの転職先は?
- 別業界の営業職
- 事務職
- マーケティング職
- キャリアアドバイザー・人事
- ITエンジニア
営業経験はさまざまな職種で活かせるため、希望の働き方やキャリアに合わせて選ぶようにしましょう。
Q3:メーカー営業からの転職におすすめの業種は?
Q4:転職活動はいつから始めるべきですか?
Q5:営業から事務職への転職は難しいですか?
まとめ
営業からの転職は難しいと思われがちですが、実際には営業で培ったスキルはどの職種でも通用する「ポータブルスキル」として高く評価されています。
プレゼン力、交渉力、顧客対応力、課題解決力など、他職種でも即戦力になれる要素が揃っています。
職種選びや自己分析、資格取得、転職エージェントの活用など正しい方法で転職活動を進めれば、営業職の経験を活かしたキャリアアップは十分可能です。
自身のみでの転職活動が不安な場合は、リクルートエージェントやdodaといったキャリアのプロに相談することも視野に入れてみてください。
参考サイト
- 女の転職type「営業・販売経験者が転職で有利に? 事務職女性220名調査で判明した「令和の事務」の意外過ぎる実態」
- jobtag「コンサルティング営業(IT) – 職業詳細」
- 経済産業省「IT人材育成の状況等について)」
- 株式会社エムエム総研「2024年版|営業職1,004名に調査」
- 株式会社マイナビ「転職動向調査2024年版(2023年実績)」
- HRzine「仕事の価値観の変遷を調査、20年前も今も必要なスキル1位は「コミュニケーションスキル」―LinkedIn」
- 株式会社学情「経験者(中途)採用における採用対象」
- 株式会社学情「30代の中途入社者に期待する役割」
- MOS公式サイト「MOSとは/MOS取得のメリット」
- TOEIC「企業・団体の主なTOEIC® Program活用目的」
- doda「不動産業界中途採用マーケットレポート(2025年3月発行)」
- doda「Q. 半年後に入社希望の場合、いつから転職活動を始めるべき?」












