【例文付き】転職エージェントの上手な断り方|退会・内定辞退・併用時の伝え方まとめ

今回は、転職エージェントの断り方を例文付きで解説

「断っても大丈夫?」「失礼にならない?」と迷いがちな連絡も、ちょっとした工夫で印象は大きく変わります。

面接辞退・内定辞退・担当者変更など、状況ごとの対応方法に加えて、「どこまで正直に伝えるべき?」「一度断ったら二度と使えない?」といった疑問にも丁寧にお答えします。

転職活動中の方はもちろん、エージェントの利用を迷っている方にも役立つヒントが詰まっています。

転職UPPP編集部ライター T氏:30代前半

転職UPPPライター
T.F氏:30代前半

ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。

運営会社情報

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  • プライバシーマーク登録番号:第21004733(02)号
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転職エージェントの面談・求人紹介は断っても大丈夫?

転職エージェントのサービスでは、面談や求人紹介、応募提案などを断っても問題はありません

利用者がどの求人に応募するか、どの段階まで進めるかはすべて任意であり、断ったことによって利用制限を受けることは基本的にないです。

たとえば、下記のようなお断りの対応はいずれも可能です。

  • 初回面談後に活動を中止する
  • 提案された求人の応募を見送る
  • 紹介された企業に対して辞退を伝える

実際、面談後にエージェントの利用を断るのは珍しくないこと。面談をしてみて「エージェントとの相性が合わなかった」「希望する求人を扱っていなかった」など、分かることもあります

また、転職エージェントの求人提案は義務ではなく選択肢であり、応募するかどうかは求職者が判断できます

希望に合わない求人へ無理に応募する必要はなく、希望に合わない場合は応募を見送る旨を伝えて構いません。

転職エージェントを断ったらブラックリスト?断った後の影響

転職エージェントからの面談や求人紹介を断っても、基本的に不利になることはありません。希望に合わない内容に対して「応募しません」と伝えるのは利用者の自由です。

とはいえ、「ブラックリストのようなものに載るのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。

実際のところ、ブラックリストが存在するかどうかは公表されておらず、はっきりとはわかっていないのが実情。

しかし、無断キャンセルを繰り返す、まったく連絡が取れない、といった行動があるとエージェント側で「注意が必要な利用者」として記録される可能性はあります

一方で、きちんと理由を伝えて断る場合は、後からまた利用したくなったときでも問題なく再登録できます。

大切なのは、断るかどうかではなく、どう伝えるかです。連絡をせずにやめるのではなく、「今回は応募を見送ります」「一度活動を休止します」といった連絡を入れるだけで印象は大きく変わります。

転職活動では、途中で考えが変わることもあります。提案を断ったり、サービスを一度やめたりするのは、珍しいことではありません。心配なときこそ、まずは状況を整理して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

転職エージェントの退会方法と例文

転職エージェントを退会したい場合は、担当エージェントに連絡を入れれば手続きできます

連絡手段は、メール・電話・LINEのいずれでも問題ありません。エージェントによっては、マイページのお問い合わせフォームから退会申請することも可能です。

退会連絡の例文が以下の通りです。

例文

お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。

いつも親身に相談にのっていただき、ありがとうございます。
諸事情から転職活動を休止することに決めたので、貴社のサービスを退会させていただきたいと思います。

いろいろとご尽力いただいたのに、大変申し訳ございません。再び転職活動を行うことがあると思いますので、その際は△△(担当者)様にサポートをお願いできれば幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

※出典:マイナビAGENT「転職エージェントに失礼のない断り方とは?ケース別のおすすめ文例も紹介!」

例文にあるように、具体的な事情を伝える必要はありません。「諸事情で」「一身上の都合で」など簡潔に退会したい旨を伝えるだけで大丈夫です。

その上で、担当エージェントへの感謝を伝え、「またお願いしたい」と添えることで将来的な再登録にも配慮した伝え方ができます。

連絡を無視して退会するより、こうして一報を入れることで今後も安心してサービスを使えるようになります。

【理由別】転職エージェントの断り方と例文

転職エージェントを断るというだけでなく、求人紹介や面接、内定を断りたいケースもあると思います。

まずは、転職エージェントの断り方とあわせて、サポートごとに断る方法を例文付きで紹介します。

初回面談の断り方

転職エージェントとの初回面談は、日程が決まった後でもキャンセルや変更が可能です。

体調不良や急な予定変更だけでなく、「別の経路で転職先が決まった」「今回は見送ることにした」といった理由であっても、事前に連絡を入れれば問題ありません。

大切なのは連絡なしのキャンセルは避け、早めに連絡することです。

たとえば、以下のように伝えれば必要な情報が簡潔にまとまっており、失礼のない対応になります。

株式会社○○エージェント
キャリアアドバイザー ○○様

お世話になっております。
○月○日に面談を予定している○○です。

この度、知人の紹介により転職先が決まりました。
恐れ入りますが、面談のキャンセルをお願いできますでしょうか。

せっかくお時間をいただいたのに申し訳ございません。
また機会がありました際は、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※出典:リクルートエージェント「転職エージェントの断り方|メールや電話の例文を紹介」

まず自分の名前と面談予定日を伝えることで、担当者が状況を把握しやすくなります。そのうえで、キャンセルの理由を簡潔に述べ、無理のない範囲で相手への配慮を添えるとよいでしょう。

たとえば、「知人の紹介により転職先が決まったため、面談のキャンセルをお願いしたい」といったように、理由は事実に基づき簡潔に伝えるだけで十分です。

また、面談の時間を確保してもらったことに対するお詫びや、今後の再利用の可能性をひと言添えることで、丁寧な印象を保つことができます。

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求人紹介や提案の断り方

転職エージェントから紹介された求人が、自分の希望と少しズレていると感じたときは無理に応募する必要はありません。

エージェントの提案はあくまで選択肢の一つであり、求人内容を見て「この求人は見送ろう」と判断して断っても大丈夫です。

断る際は紹介してもらったことへの感謝を伝えたうえで、応募を見送る理由を簡潔に伝えると印象が良くなります。

株式会社○○エージェント
キャリアアドバイザー ○○様

お世話になっております。
株式会社○○の求人をご紹介いただいた○○です。

求人を拝見したところ、業務内容は経験にマッチしているのですが、
○○にもチャレンジできる職場を探したいと考えております。
同じ領域で○○経験ができる求人はありますか。

せっかくご紹介いただいたのに申し訳ございません。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※出典:リクルートエージェント「転職エージェントの断り方|メールや電話の例文を紹介」

「業務内容は合っているが、もう少し○○に挑戦できる環境を探したい」といった伝え方をすると、前向きな理由であることが伝わり、担当者も希望条件を理解しやすくなります。

また、ただ断るだけで終わらせず、「同じ領域で○○ができる求人はありますか?」といった要望を添えることで、次回の提案の精度が高まります。

要望は一言でも構いませんが、具体的であるほどマッチした求人が届きやすくなります。

求人応募後の面接の断り方

転職エージェントを通じて企業に応募したあとでも、面接前であれば辞退することは可能です。

応募後に別の選考が先に進んだりした場合は、以下のような連絡を送るといいでしょう。

株式会社○○エージェント
キャリアアドバイザー ○○様

お世話になっております。
○月○日に株式会社○○の面接を予定しております○○です。

面接を待っている間に、知人の紹介により転職先が決まりました。
恐れ入りますが、面接のキャンセルをお願いできますでしょうか。

せっかく面接の機会をいただいたのに申し訳ございません。
株式会社○○のご担当者様にもお詫びをお伝えいただけますでしょうか。

この度は、転職活動をサポートしていただきありがとうございました。
大変心苦しいのですが、サービスの利用を中止したいと考えております。
また機会がありました際は、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※出典:リクルートエージェント「転職エージェントの断り方|メールや電話の例文を紹介」

まず面接の予定日時と自分の名前を明記し、どの案件についての辞退なのかを明記します。

次に、「他社で転職先が決まった」「家庭の事情で活動を中止することにした」など、辞退の理由を簡潔に伝えましょう。

加えて、面接の機会を用意してもらったことに対するお詫びの言葉を添えることが大切です。

企業側にも調整の手間がかかっているため、「先方にもお詫びをお伝えいただけますか」とひと言お願いするだけで、誠意が伝わります。

内定の断り方

転職エージェント経由で内定をもらったあとでも、事情に応じて辞退することは可能です。

内定を辞退する際は、まず最初に辞退の意思をはっきりと伝え、そのあとに理由を簡潔に説明しましょう

株式会社○○エージェント
キャリアアドバイザー ○○様

お世話になっております。
株式会社○○から内定をいただいた○○です。
大変心苦しいのですが、内定を辞退したく存じます。

株式会社○○の仕事内容は大変興味深く、面接でお会いした社員の方も、
大変親切に接してくださりました。

しかし、現職に退職の意思を伝えたところ、異動願を受け入れてもらえることになり、
諸々の条件を熟慮して両社を比較検討した結果、現職に残るという結論に至りました。

この度は、○○様にお手数をお掛けした上、
株式会社○○のご担当者様にもご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。
株式会社○○の皆様にもお詫びをお伝えいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

※出典:リクルートエージェント「転職エージェントの断り方|メールや電話の例文を紹介」

たとえば、現職に異動の打診があり、それを受けて残留を決断した場合など、判断に至った背景を正直に伝えることで担当者も事情を理解しやすくなります。

このとき、紹介を受けた企業への敬意を表すことも忘れずに伝えましょう。

また、担当エージェントへのお詫びに加えて、「企業のご担当者にもお詫びを伝えてほしい」というひと言を添えると、責任感と誠意が伝わります。

エージェント側もこうした丁寧な対応があれば、次回以降も前向きに支援を続けてくれる可能性が高まります

複数併用している時の断り方

複数の転職エージェントを併用していると、別の転職サービスから紹介された求人で内定が出ることがあります。

この時に注意したいのは、誠意をもって事情を伝えること。紹介された求人に応募していなかったとしても、日程調整や求人提案などのサポートを受けた事実がある場合は、相手への配慮が欠かせません

たとえば、以下のような例文を使って伝えると、自然に断ることができます。

株式会社○○エージェント
キャリアアドバイザー ○○様

お世話になっております。○○です。

このたび、他社経由で選考を進めていた企業より内定をいただき、入社を決意いたしました。
そのため、大変恐縮ではございますが、御社での転職サポートはここで終了とさせていただけますと幸いです。

これまで親身にご対応いただき、誠にありがとうございました。
○○様の丁寧なご支援に感謝しております。

何卒よろしくお願いいたします。

このように、「内定が決まった」「入社を決めた」といった事実を先に伝えることで、相手も納得しやすくなります。

また、他社経由での決定であっても、サポートに感謝する姿勢を忘れずに表すことが重要です。

担当者を変更してほしい時の伝え方

転職活動を進めていく中で、「この担当者とは少し相性が合わないかもしれない」と感じる場面は珍しくありません。

担当エージェントと相性が合わない時は、転職エージェントの利用を断るのではなく、担当者を変更してもらう手段もあります

担当者の変更の伝え方としては、下記のような丁寧な文面が適しています。

お世話になっております。いつもサポートをしていただいている〇〇(自分の名前)です。

現在、△△(担当者の名前)様に転職活動のサポートを担当していただき、丁寧な対応に深く感謝しております。

しかし、はじめての転職活動に不安を感じており、こまめに連絡をいただける担当者様への変更をお願いしたいと思いました。もし可能であれば、第一に志望している◇◇の業界事情に精通している担当者様と、一度お話をしたいと考えております。

お手数をおかけして申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

※出典:マイナビAGENT「転職エージェントに失礼のない断り方とは?ケース別のおすすめ文例も紹介!」

このように、担当者の対応に感謝の気持ちを伝えた上で、「もっと連絡頻度が高い人にサポートしてもらいたい」「特定の業界に詳しい人と話したい」といった理由を正直に添えることで、相手にも納得してもらいやすくなります。

また、担当者の変更を伝える場合は、サービスの問い合わせフォームやマイページから連絡することが可能です。

多くのサービスでは、こうしたルートからでも担当者の変更依頼を受け付けているため心理的なハードルも下がります。

サービスを一時休止したい時の伝え方

「転職はもう少し経ってから考えたい」「今の会社の状況が変わって残る続けた方がいいかもしれない」と気づいた時や状況が変わった時は、転職エージェントの利用を休止することも可能です。

利用休止を伝える例文がこちらです。

お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。

いつも希望の条件に沿った案件をご紹介していただき、ありがとうございます。
大変恐縮ですが、やむを得ない事情から転職活動を一度休止することにいたしました。

すぐには転職活動を再開する予定はありませんが、再度動き出す際には、また案件をご紹介いただけましたら幸いです。

私都合で申し訳ございませんが、ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。

※出典:マイナビAGENT「転職エージェントに失礼のない断り方とは?ケース別のおすすめ文例も紹介!」

まず「転職活動を一時休止する」という結論を伝えたうえで、「再開時にまたお願いしたい意思」を添えることで前向きな印象になります。

多くのエージェントは、利用者のペースを尊重してくれるため、無理に続けるよりも自分の状況を整理してから再スタートする方が効率的で後悔のない転職活動につながります。

活動を一時止めるという判断も、より良い選択をするための一つの手段です。焦らず、自分のタイミングを大切にしましょう。

転職エージェントを丁寧に断るフレームワーク

転職エージェントからの連絡に対して断る際は、「失礼に思われないか」「次回使いにくくならないか」と不安になる方も少なくありません。

そんなときは、次の4ステップを意識することで丁寧かつスムーズに気持ちを伝えることができます。

①感謝の言葉

まずはこれまでの対応へのお礼から書き始めましょう。「親身にサポートしていただきありがとうございました」など、担当者の労力に敬意を払う一言を添えることで、相手も気持ちよく対応してくれます。

②意思表示

「応募は見送ります」「今回は退会させていただきます」など、今後の対応についてはっきりと伝えることで、意図が明確に伝わります。

③理由

具体的に事情を説明しなくても大丈夫です。「他のサービスで転職が決まりました」「一時的に活動を中断することにしました」など、状況を簡潔に添えるだけで十分です。

④今後の可能性

「またお願いするかもしれません」と一言添えておくと、関係を一度断ち切る印象にならず、再利用時にもスムーズにつながりやすくなります。

この流れを意識すれば、断ることが悪い印象につながることはほとんどありません。むしろ、誠実な対応をすることで、今後も相談しやすい関係性を築くことができます

転職エージェントの断り方の注意点3つ

転職エージェントを断るときは、伝え方を少し工夫するだけで印象が大きく変わります。

ここでは、トラブルを避けて円満にやりとりを終えるために、特に気をつけたい3つのポイントを紹介します。

  • 相性が合わないからといって連絡を無視しない
  • 断る時は早めにメール・電話・LINEで連絡する
  • 断るタイミングに気をつける

注意点1:相性が合わないからといって連絡を無視しない

相性が合わないと感じても、エージェントからの連絡を無視するのは避けるのが望ましいです。

たとえ今後の利用を考えていなかったとしても、無視という行動は相手に不信感を与えかねません。

転職エージェント側はあなたのために時間を使って情報を集め、提案を準備してくれています。きちんと連絡を返すことで、礼儀を守りながら関係を終えることができます。

また、エージェントによっては、将来的に再利用する際に過去のやりとりが記録として残る場合があります。

丁寧に断ることで、今後のやりとりのハードルも下がり、必要なときに気持ちよく相談しやすくなるでしょう。

自分の考えや状況を率直に伝えるだけで、関係を円満に整理することは十分可能です。無視するよりも一言伝えることで、信頼を損なわずに区切りをつけることができます。

注意点2:断る時は早めにメール・電話・LINEで連絡する

転職エージェントの利用を断ると決めたら、できるだけ早めに連絡することが大切。理由はシンプルで、エージェントも企業もあなたの応募状況をもとに次の対応を進めているからです。

連絡が遅れると、他の候補者の選考に影響が出たり、企業との信頼関係にも関わってくる可能性があります。

連絡手段は、基本的にメール・電話・LINEのいずれでも構いません。担当者とのやりとりで普段使っている方法を選べばOKです。

「迷惑をかけたくない」「伝えにくい」と感じるかもしれませんが、早めに伝えることで、結果的に相手の負担を減らし、自分も後ろめたさを引きずらずに次のステップへ進みやすくなります。

注意点3:断るタイミングに気をつける

面接の直前や内定後など、企業やエージェントが多くの準備を重ねたあとに辞退を申し出ると、先方への影響も大きくなります。

そのため、少しでも迷いがある段階で早めに断ることが信頼を損ねないコツです。

  • 面談の前日や当日
  • 企業との面接が決まった後
  • 内定後の辞退連絡

これらの段階で断ると、転職エージェントや企業側に迷惑をかけるリスクが高まります。

判断に迷う場合でも、「まだ決めかねている」「保留したい」など、正直な気持ちを早めに共有しておくことが大切。そうすることで、無断キャンセルや急な辞退を避けられ、印象を損なうリスクも減ります。

また、連絡する時間帯にも配慮しましょう。メールであれば、翌営業日の午前中に届くように送信するのが丁寧です。

電話やLINEなどの場合も、平日の10時〜12時、または14時〜16時ごろなど、相手が対応しやすい時間を選ぶことが好印象につながります。

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NG例文:避けたほうがいいエージェントの断り方と改善例

転職エージェントを断る場面では、「伝え方」次第で印象が大きく変わります。

どんなに正当な理由があっても、表現がぶっきらぼうだったり相手に配慮がないと、関係性に影響を及ぼします。

たとえば、以下のような断り方は避けた方がよいでしょう。

NG例文

もう連絡は不要です。今後は他社で進めます。

このような表現は、一見すると明確な意思表示と思えますが、相手の立場への配慮が欠けています。特に「もう連絡は不要」という言い回しは、冷たく突き放すような印象を与えかねません。

改善するためには、以下のように伝えると、同じ内容でも印象が大きく変わります。

改善例文

お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。

他社経由での選考が進んでいるため、貴社のサービスは一度停止させていただきたいと考えております。
これまでご対応いただきありがとうございました。今後また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

改善例では、まず感謝の気持ちを伝えた上で、「他社で進めている」という理由を丁寧に説明しています。また、「今後また機会があれば」という一文を添えることで、今後の利用も視野に入れている姿勢が伝わります。

トラブルを避け、信頼関係を守るためにも、断るときこそ慎重な言葉選びを心がけましょう。

【Q&A】転職エージェントの断り方でよくある質問

Q1:エージェントを断った後に、登録だけしておくことはできる?

転職エージェントの利用を断った後でも、登録情報を残しておくことは可能です。

「今すぐ転職するわけではないが、選択肢は持っておきたい」という人も少なくありません。

そのような場合、担当エージェントに「しばらく転職活動を休止したいが、登録は残しておきたい」と伝えるだけで十分です。

このように事前に意思を明確にしておけば、無理な提案や頻繁な連絡は控えてもらえます。

また、再開したいタイミングで連絡すれば、過去の情報や希望条件をもとにスムーズにサポートを受けられるというメリットもあります。

Q2:退会後、再登録することはできる?

多くの転職エージェントでは、退会後でも再登録が可能です。

転職活動は一度きりのものではなく、環境の変化や将来設計に応じて、転職する機会が訪れるでしょう。そのため、退会=永久に利用できなくなるということはありません

ただし、再登録の際には、初回登録時と同様に基本情報や希望条件の入力が必要になります。

また、退会前の履歴(過去の応募企業や担当者とのやり取りなど)がリセットされる場合もあるため、必要な情報はあらかじめ控えておくと安心です。

エージェント側も、再登録を前提にサービスを運用しているところが多く、一度退会したことを気にする必要はありません。

Q3:エージェント退会後に個人情報は削除される?

退会後の個人情報の取り扱いは、転職エージェントによって対応が異なります

退会後に個人情報が削除される転職エージェントもあれば、一定期間はシステム上に情報を保管する方針をとっている転職エージェントも存在します。

そのため、個人情報の取り扱いについては、エージェントごとに確認しておきましょう。

まとめ

転職エージェントを断る場面は、誰にとっても気を遣うものです。しかし、適切な伝え方を選べば、相手に不快感を与えず、今後の関係も良好に保つことができます。

今回紹介したように、感謝・意思表示・理由・今後の可能性を意識した伝え方を心がければ、どのようなケースでも丁寧に対応できます。

また、断る際にはタイミングや手段にも注意し、相手への配慮を忘れないことが大切です。

一度エージェントを断っても、状況が変わればまた利用することも可能。焦らず、誠実に自分の気持ちを伝えていきましょう。

転職UPPP編集部ライター T氏:30代前半

転職UPPPライター
T.F氏:30代前半

ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。

運営会社情報

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