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フロントエンドエンジニアの年収はいくら?460万〜946万円に割れる理由【専門家監修】

【この記事の結論】
- フロントエンドエンジニアに最も近い公的統計の職種では、平均年収が578.5万円です。
「フロントエンドエンジニアの年収を調べたら、460万円と書いてあるサイトと946万円と書いてあるサイトがあった」。そんな戸惑いを持つ方は少なくありません。同じ職種名なのに、2倍以上の開きがあるためです。
この記事では、厚生労働省の公的統計をもとにフロントエンドエンジニアの年収の実態を整理します。あわせて、媒体によって数字が割れる理由、スキル段階や役割で年収がどう動くのか、未経験から入った場合に何年で水準へ届くのかを確認していきます。
いま実装を担当していて待遇に迷いがある方も、これから目指すかどうかを検討中の方も、判断の土台になる数字をひととおり持ち帰れる構成にしています。
- 1 | フロントエンドエンジニアの年収はいくら?数字が460万〜946万円に割れる理由
- 2 | 【スキル段階別】ITSSレベルで見るフロントエンドエンジニアの年収レンジ
- 3 | 【役割別】「実装する人」と「設計から関わる人」で有効求人倍率が2.6倍違う
- 4 | 未経験からフロントエンドエンジニアになった場合、年収はどう動くか
- 5 | TypeScriptが書けると年収は変わるのか
- 6 | 「フロントエンドエンジニアはやめとけ」と言われる理由を、年収の数字で確かめる
- 7 | AIがコードを書く時代、フロントエンドの需要はどうなるか
- 8 | 【独自調査】ITエンジニア964名|年収アップを望んだのは80.8%、達成できたのは40.5%
- 9 | フロントエンドエンジニアが年収を上げる4つの打ち手
- 10 | フロントエンドエンジニアの転職に役立つサービス6選
- 11 | 【Q&A】フロントエンドエンジニアの年収に関するよくある質問
- 12 | まとめ|フロントエンドエンジニアの年収は「役割」で決まる
フロントエンドエンジニアの年収はいくら?数字が460万〜946万円に割れる理由
フロントエンドエンジニアに最も近い公的統計の職種では、平均年収が578.5万円です。求人票ベースの集計では460万円、フリーランス案件ベースでは946万円と、集計の母集団によって2倍以上の開きがあります。
公的統計に「フロントエンドエンジニア」という職種区分は存在しない
年収を調べる前に、押さえておきたい前提があります。国の統計には「フロントエンドエンジニア」という職業が独立して登録されていません。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト(job tag)には、職種ごとの統計データが掲載されています。ただし、そこにフロントエンドエンジニアという項目はありません。実務の内容が最も近いのは「システムエンジニア(Webサービス開発)」です。
この職業の説明では、Webサービスの要件定義から基本設計、詳細設計、テストまでが仕事の範囲として挙げられています。使われる言語としてPHP、JavaScript、Rubyが明記され、よく使う道具にはHTMLとCSSも含まれます。フロントエンドの実務と重なる部分が多い職業分類です。
つまり、世の中に出回っている「フロントエンドエンジニアの平均年収」は、どれも近い職業分類の数値を借りてきたものか、各社が独自に集めたデータのどちらかです。この点を知っておくと、以降の数字の読み方が変わります。
公的統計で見ると平均578.5万円、平均年齢37.1歳
職業情報提供サイトに掲載されている「システムエンジニア(Webサービス開発)」の統計データは、次のとおりです。
項目 | 数値 | 出典と時期 |
|---|---|---|
賃金(年収) | 578.5万円 | 令和7年賃金構造基本統計調査を加工 |
平均年齢 | 37.1歳 | 令和7年賃金構造基本統計調査を加工 |
1時間あたりの賃金 | 2,819円(一般労働者。残業代・賞与を含む) | 令和7年賃金構造基本統計調査を加工 |
月間の労働時間 | 159時間 | 令和7年賃金構造基本統計調査を加工 |
就業者数 | 389,760人 | 令和2年国勢調査を加工 |
有効求人倍率 | 2.54倍 | ハローワーク求人統計(令和7年度) |
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年収578.5万円を月あたりに直すと、およそ48万円です。時給に換算すると2,819円で、月間の労働時間は159時間となっています。月給ベースで自分の待遇と見比べたい場合は、この時給と労働時間から逆算すると近い感覚がつかめます。
この時給2,819円には、残業代と賞与が含まれています。基本給だけを取り出した数字ではありません。手取りの給与明細と直接比べると低く見えることがあるため、賞与を足した年間の総額で見比べてください。
平均年齢が37.1歳という点も見落とせません。この578.5万円は、実務経験を積んだ層を含んだ全体の平均です。20代前半で同じ水準に届いていなくても、平均から大きく外れているわけではないと考えられます。
就業者数は全国で389,760人です。国勢調査にもとづく数字で、Web開発を担う職業分類全体の規模を示しています。エンジニアという大きなくくりのなかでは、決して小さくない集団です。
情報通信業の給与は産業別で4位。全産業平均との差は月6.5万円
職種ではなく業界の単位で見ても、この領域の給与水準は高い側にあります。
令和7年賃金構造基本統計調査によると、情報通信業の所定内給与額は男女計で406.0千円です。一般労働者全体の340.6千円を上回っています。
産業別で情報通信業より高いのは3つだけです。電気・ガス・熱供給・水道業(444.0千円)、学術研究・専門技術サービス業(440.3千円)、金融業・保険業(437.0千円)です。
情報通信業は、16の産業大分類のなかで4番目の水準にあたります。
全産業の平均との差は、月あたり6.5万円ほどです。前年からの伸びも男女計で3.8%あり、女性は4.9%と全体を上回っています。
この数値は「所定内給与額」で、月額です。賞与や残業代を含まないため、12倍しても年収にはなりません。年収の目安は前掲の578.5万円をご覧ください。
同じ職種名で460万円と946万円が並ぶのはなぜか
ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。検索して出てくる「フロントエンドエンジニアの平均年収」は、媒体によって数え方がまったく違います。
数値 | 出している媒体の種類 | 何を数えているか | 当てはまる方 |
|---|---|---|---|
578.5万円 | 公的統計 | 事業所が国に届け出た賃金。Web開発職に近い職業分類の全国平均 | 企業に所属して働いている方 |
460万円 | 求人検索サイトの集計 | 掲載中の求人票に書かれた金額の平均。未経験可の求人も母集団に入る | 転職先の求人を見ている方 |
443万〜599万円 | 転職・フリーランス各社のメディア | 出典が書かれていないか、書かれていても数年前の値。同じ条件で比べられない | 参考程度にとどめる |
946万円 | フリーランス案件の集計 | 掲載案件の想定年収。年間を通して稼働することが前提 | 独立を検討中の方 |
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4つの数字は、集計対象も算出方法も異なります。そのため、単純に比較することはできません。求人票の集計に未経験可の募集が多く含まれれば平均は下がり、フリーランス案件だけを集めれば単価の高い案件が中心になるため上がります。
3行目の443万〜599万円は、幅がとくに広くなっています。中身を確かめると、理由がはっきりします。
下限の443万円には「主要各社の公開データにもとづく推定値」という注記があり、何を数えた数字なのかが分かりません。上限の599万円は、ある求人検索サイトのデータとされていますが、2023年に公開された記事の数値です。同じ求人検索サイトの現在の値は460万円で、この数年で大きく動いています。
出典が書かれていないか、書かれていても数年前の値である。この帯はそういう数字の集まりです。参考程度にとどめてください。本記事のタイトルで460万〜946万円としているのは、出典をたどれる数字だけで幅を示すためです。
とくに946万円という数字は、掲載案件38,980件を集計したもので、年間を通して稼働することが前提になっています。会社員の年収と同じ土俵で比べる数字ではありません。
「自分の年収が平均より低いのではないか」と感じたときは、その平均がどの母集団のものかをまず確かめてみてください。比べる相手を間違えると、必要のない焦りにつながります。
自分が見るべき数字はどれか
企業に所属して働いている方は、公的統計の578.5万円を基準にするのが妥当です。全国のWeb開発職を対象にしており、特定のサービスに登録した人だけに偏っていません。
転職先を探している段階であれば、求人票ベースの460万円が実際に目にする金額に近くなります。ただし未経験可の求人も含まれているため、経験者の相場はこれより上になるでしょう。
独立を検討している場合にかぎり、フリーランス案件の数字を参照する意味が出てきます。この記事では以降、断りのない限り公的統計の数値をもとにしています。
※ 参考元:厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」システムエンジニア(Webサービス開発)/厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/「求人ボックス 給料ナビ」/INSTANTROOM株式会社「フリーランスボード」調査(2025年12月8日発表)
【スキル段階別】ITSSレベルで見るフロントエンドエンジニアの年収レンジ
厚生労働省の委託調査では、設計・構築を担うITSSレベル3の年収が450万〜700万円、レベル4が500万〜780万円です。レベル5以上になると600万〜950万円まで広がります。
ITスキル標準(ITSS)とは何か
ITスキル標準は、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が公開しているIT人材のスキル指標です。レベル1からレベル7までの段階があり、実務でどこまで任せられるかを示します。
IPAの定義を、下の段階から順に見ていきます。
- レベル1|情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有する
- レベル2|上位者の指導の下に要求された作業を担当する
- レベル3|すべて独力で遂行できる
- レベル4|独力で業務上の課題の発見と解決をリードし、後進育成に貢献する
- レベル5|社内でテクノロジやビジネスを創造しリードする(企業内のハイエンドプレーヤー)
- レベル6|市場においてプロフェッショナルとしての実績を持つ(国内のハイエンドプレーヤー)
- レベル7|世界で通用し、市場全体から見て先進的なサービスをリードする
レベル2までは「指導の下で作業する」段階です。レベル3で「独力で遂行する」に変わり、レベル4で「課題を見つけて解決をリードする」に変わります。
つまりこれは、資格試験の等級ではありません。任される仕事の範囲を表す指標です。
設計・構築のレベル別レンジは420万〜950万円
職業情報提供サイトには、厚生労働省が2023年度に実施した委託調査にもとづくスキルレベル別の給与データが掲載されています。
ITSSレベル | 設計・構築 | ソフトウェア開発スペシャリスト | レベルの定義(IPA) |
|---|---|---|---|
レベル1~2 | 420万〜620万円 | 435万〜600万円 | 上位者の指導の下に要求された作業を担当する |
レベル3 | 450万〜700万円 | 450万〜695万円 | すべて独力で遂行できる |
レベル4 | 500万〜780万円 | 500万〜750万円 | 課題の発見と解決をリードし、後進育成に貢献する |
レベル5以上 | 600万〜950万円 | 550万〜866万円 | 社内でテクノロジやビジネスを創造しリードする |
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金額は第一四分位から第三四分位の範囲です。最高額や最低額ではありません。
設計・構築の列を縦に見ると、レンジの上限はレベル1〜2の620万円からレベル4の780万円まで、1段ごとに80万円ずつ上がっています。レベル5以上ではさらに170万円上がり、950万円に届きます。
下限側も420万円から600万円へと動いています。スキル段階が上がると、上限が伸びるだけでなく、下限そのものが引き上がる形です。
専門を深めるだけでは上限が頭打ちになる
表をもう一度、横に見比べてみてください。レベル1〜2の段階では、ソフトウェア開発スペシャリストのほうが下限は高くなっています(435万円と420万円)。実装の腕がそのまま評価されやすい段階なのでしょう。
ところがレベルが上がるにつれて、上限の差が開きます。レベル5以上では設計・構築が950万円、ソフトウェア開発スペシャリストが866万円で、およそ84万円の開きがあります。
実装の専門性を深める道と、設計まで関わる道では、到達する水準に差が出ているということです。どちらが優れているという話ではありませんが、年収という一点で見たときには方向が分かれます。
レベル3からレベル4で何が変わるか
レベル3とレベル4の金額差は、下限で50万円、上限で80万円です。この差がどこから来るのかを、仕事の中身から考えてみます。
レベル3は「すべて独力で遂行できる」段階です。担当する機能について、仕様を受け取ってから完成させるまでを1人で進められます。
レベル4は「課題の発見と解決をリードする」段階と定義されています。指示された範囲を仕上げるだけでなく、何を作るべきかの判断に加わり、後進の育成にも関わる立場です。
つまり年収が動くきっかけは、書ける言語が増えたことではありません。判断を任される範囲が広がったことです。
次のセクションでは、この違いが求人の数にどう表れているかを確認していきます。
※ 参考元:厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」スキルレベル別給与データ(厚生労働省2023年度委託調査)/情報処理推進機構(IPA)「ITスキル標準とは-ものさしとしてのスキル標準」
【役割別】「実装する人」と「設計から関わる人」で有効求人倍率が2.6倍違う
厚生労働省の求人統計では、実装中心の役割に近い職業分類「プログラマー」が0.98倍です。設計から関わる役割に近い「システムエンジニア(Webサービス開発)」は2.54倍で、有効求人倍率に約2.6倍の差があります。統計上はいずれも職業分類で、本記事ではこれを役割の違いとして読み替えています。
有効求人倍率は2.54倍と0.98倍
有効求人倍率は、求職者1人あたりに何件の求人があるかを示す数字です。1倍を上回っていれば求人のほうが多く、下回っていれば求職者のほうが多い状態を意味します。
令和7年度のハローワーク求人統計では、システムエンジニア(Webサービス開発)が2.54倍でした。求職者1人に対して2件以上の求人がある計算になります。
一方、プログラマーは0.98倍です。1倍をわずかに下回っており、求人の数と求職者の数がほぼ釣り合っている状態です。
職業情報提供サイトの説明では、プログラマーは「システムエンジニアが作成した詳細設計に基づきプログラムを作成する」職業とされています。一方、Webサービス開発のシステムエンジニアは、要件定義や基本設計から関わる職業です。
この違いが、求人の出方の差になって表れていると考えられます。
なお、同じ資料には役割を移った人の記述もあります。プログラマーのキャリアパスとして、チームリーダーから管理職になるルートのほかに、システムエンジニアへ転身して設計に携わる人がいると書かれています。実装から設計へという移り方は、公的な職業情報のなかでも一般的な進路として扱われています。
求人賃金は月額で2.5万円の差
求人票に書かれている賃金にも差があります。
項目 | プログラマー | システムエンジニア(Webサービス開発) |
|---|---|---|
有効求人倍率(令和7年度) | 0.98倍 | 2.54倍 |
求人賃金・月額(令和7年度) | 33.9万円(前年度差 +1.1) | 36.4万円(前年度差 +1.3) |
正規の職員・従業員 | 53.3% | 75.6% |
自営・フリーランス | 40.0% | 20.0% |
派遣社員 | 8.3% | 0.0% |
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求人賃金は月額で2.5万円の差があります。どちらも前年度から1万円以上上がっており、伸びている点は共通です。ただし伸びの幅も、設計から関わる側のほうがわずかに大きくなっています。
求人賃金は求人票に記載された月額です。賞与が含まれないため、12倍しても年収にはなりません。
就業形態にも差が出ている
表の下3行は、それぞれの職業で働く人の就業形態です。ここにも傾向の違いが出ています。
Webサービス開発のシステムエンジニアは、正規の職員・従業員が75.6%を占めます。自営・フリーランスは20.0%で、派遣社員は0.0%です。
プログラマーは正規の職員・従業員が53.3%にとどまります。自営・フリーランスが40.0%、派遣社員が8.3%です。役割が実装寄りになるほど、雇用の形が不安定な側へ寄る傾向が読み取れます。
フリーランスという働き方そのものが不利だという話ではありません。ただ、選んで独立するのと、正社員の枠が少ないために業務委託になるのとでは、置かれている状況が違います。
フロントエンドエンジニアはどちらに数えられているのか
フロントエンドエンジニアという求人は、職場によってどちらの働き方にもなります。求人票の職種名ではなく、任される範囲で判断してください。
次の問いに、いくつ当てはまるでしょうか。
- 作るものを決める打ち合わせに、実装が始まる前から参加している
- 画面の構成やデータの受け渡し方を、自分で決めている
- 表示速度やアクセシビリティについて、自分の判断で仕様を変えたことがある
- 他の職種の担当者と、直接やりとりして仕様を詰めている
当てはまる項目が多いほど、設計から関わる側の仕事をしています。逆に、渡された指示のとおりに実装する時間が大半を占めている場合は、実装側に寄った役割だと考えられます。
いま実装側にいることは、能力の問題ではありません。職場の分業の仕方によって決まっている部分が大きいためです。
金額以外の労働条件も確認しておく
年収の話から少し離れますが、待遇を判断するうえで押さえておきたい項目があります。
職業情報提供サイトの「労働条件の特徴」には、Webサービス開発の働き方についてこう書かれています。フレックスタイム制が採用されていることが多く、在宅で仕事をすることも多い。各地に拠点がある会社ではないため転勤は少ない。一方で、新サービスのリリース前などは残業が多くなる。
月間の労働時間は159時間です。時間の融通が利きやすい反面、繁忙期には偏りが出やすい仕事だと読み取れます。
提示された年収を比べるときは、この働き方の部分もあわせて見てください。同じ金額でも、リモートの可否や繁忙期の残業量によって、実質的な条件は変わってきます。
※ 参考元:厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」システムエンジニア(Webサービス開発)/プログラマー
未経験からフロントエンドエンジニアになった場合、年収はどう動くか
厚生労働省の調査では、Web開発職に就いた人の22.5%が「入職前の訓練は特に必要ない」と答えています。一方で一人前と認められるまでには3〜4年かかるとされ、入職直後は前職より年収が下がることも珍しくありません。
入職前の訓練期間は「特に必要ない」が22.5%、「6か月以下」が20.0%
この職業で実際に働いている人が、入職前にどれくらいの訓練を必要と考えているかの分布です。
入職前の訓練期間 | 割合 |
|---|---|
特に必要ない | 22.5% |
1か月超〜6か月以下 | 20.0% |
6か月超〜1年以下 | 12.5% |
1年超〜2年以下 | 12.5% |
2年超〜3年以下 | 10.0% |
3年超〜5年以下 | 7.5% |
5年超〜10年以下 | 2.5% |
わからない | 12.5% |
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「特に必要ない」と「1か月超〜6か月以下」を合わせると42.5%です。入職前に必要な訓練期間を半年以内と回答した人が、4割を超えていることになります。
これは「入職できるか」についての分布です。「入職後すぐに平均的な年収が付いてくるか」は別の話になります。
学歴は大卒が85.0%。専門学校卒・高卒も入っている
同じ調査で、この職業に就いている人の学歴も公表されています。大卒が85.0%と最も多く、修士課程卒が17.5%、専門学校卒が17.5%、高卒が12.5%です。
短大卒・高専卒・博士課程卒がそれぞれ2.5%で、「わからない」は0.0%でした。複数回答のため合計は100%を超えます。
大卒が中心である一方、専門学校卒や高卒の方も一定の割合を占めています。学歴だけで入り口が閉じている職種ではありません。
入職のルートについても記述があります。新卒者は座学とOJTで開発のスキルを学んでいくこと、そして若い社会人が職業訓練などを経て転職してくるケースもあることが挙げられています。経験や実績がある人を中途採用する場合もあると書かれています。
異業種から入る道が閉ざされているわけではない、ということです。ただし入職の可否と、入職後の年収は別に考える必要があります。
一人前まで3〜4年。その間の年収の動き
職業情報提供サイトのプログラマーの説明には、次のような記述があります。一人前として認められ、詳細設計書を自分で読み解き、時にはその中の誤りを指摘できるレベルになるには3〜4年かかるといわれる、というものです。
この記述は、前半で見た平均年収578.5万円の読み方にも関わります。この数字は平均年齢37.1歳の層を含んだ全体の平均で、実務経験を数年以上積んだ人が母集団の中心にいます。
入職した翌年に578.5万円へ届く、という性質の数字ではありません。最初の数年は、この水準よりかなり低いところから始まると考えておくほうが現実的です。
年収が下がるケースと、戻し方
前職の年収が高い方ほど、未経験での入職では下がりやすくなります。実務経験がない状態で採用されるため、経験者と同じ条件は提示されにくいためです。
下がり幅がどれくらいになるかは、前職の水準と入職先によって変わります。生活が成り立つかどうかを先に確認し、1〜2年は下がった状態が続く前提で資金計画を立てておくと安全です。
戻し方の手がかりは、任される範囲を広げてスキル段階を上げること、そして実装だけでなく設計に関わる役割へ移ることです。
ただし全員が同じ速さで戻るわけではありません。職場が実装だけを求める分業になっている場合、年数を重ねても設計の経験が積み上がらないことがあります。この点は後ほど改めて扱います。
※ 参考元:厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」システムエンジニア(Webサービス開発)/プログラマー
TypeScriptが書けると年収は変わるのか
TypeScriptは、フロントエンド開発で使われることの多い言語です。ただし、TypeScriptを使えること自体で年収が上がるとは言い切れません。型を前提に設計できる人が設計側の役割に就きやすいことが影響していると考えられます。
JavaScriptとTypeScriptは何が違うのか
違いは、型があるかどうかの一点に集約されます。
JavaScriptは、変数に入る値の種類をあらかじめ決めずに書ける言語です。TypeScriptは、そこに「この値は文字列」「この値は数値」といった型の指定を加えられるようにしたものです。
型を書くと、想定と違う値が入ったときに、動かす前の段階で気づけます。人数が増えるほど、また扱うデータが複雑になるほど、この差が効いてきます。
厚生労働省の職業情報にもJavaScriptは載っている
ここで、公的な資料のなかでの位置づけを確認しておきましょう。
まず、職業情報提供サイトのシステムエンジニア(Webサービス開発)の項目です。Webサービスに関わるプログラミングとして、PHP、JavaScript、Rubyなどの言語が用いられることが多い、と書かれています。
よく使う道具の欄には、HTMLとCSSを含むWeb画面作成のソフトウェアも挙げられています。
一方、プログラマーの項目で挙げられている言語はC言語、Java、Python、Ruby、HTMLなどです。JavaScriptの記載はありません。
同じ公的資料のなかでも、言語の位置づけが職業によって違うということです。JavaScriptは、設計から関わるWeb開発職の側に紐づけられています。
もうひとつ、同じ資料に書かれていることがあります。開発に関する細かな情報や最新の情報は、英語で書かれたWebサイトや英語のコミュニティで得られることがある。そのため、英語の読み書き能力が開発には必要となる、という記述です。
フレームワークやライブラリの一次情報は、多くが英語で公開されます。型の仕様やAPIの変更点を原典で追えるかどうかは、設計の判断を任される場面でも効いてきます。
フリーランス案件の平均月額単価は78.8万円
民間のデータも見ておきましょう。フリーランス向け案件サイトが掲載案件38,980件を集計した調査では、次の結果が出ています。
- 平均年収 946万円(IT職種のなかで16位)
- 平均月額単価 788,000円
- リモート可の案件 85.4%(フルリモート47.3%+一部リモート38.1%)
この調査で挙げられている技術は、HTML/CSS、JavaScript、React、Vue.js、Next.jsです。この調査ではTypeScriptは挙げられていません。案件の入り口になっているのは、まずJavaScriptとフレームワークだと読み取れます。
案件の発注元にも偏りがあります。同じ調査で、案件比率の上位に挙げられているのは次の5つの業種です。
- サービス業:8.46%
- Webサービス:8.25%
- BtoBシステム:2.56%
- SaaS:1.80%
- BtoC向けサービス:1.77%
上位2つのサービス業とWebサービスで、案件全体のおよそ17%を占めています。特定の業界に偏らず、幅広い発注元から案件が出ている状況です。
これはフリーランス案件の集計値です。年間を通して稼働することが前提のため、公的統計の578.5万円と同じ土俵で比較することはできません。
年収が動く順序は「言語を覚える → 年収が上がる」ではない
ここで順序を整理しておきます。TypeScriptを覚えたから年収が上がる、という単純な流れではありません。
型を書くという作業は、実装に取りかかる前に、どんなデータがどこを流れるのかを決める作業です。扱う値の形を先に固め、責任の境界をはっきりさせてから手を動かすことになります。
この習慣は、ITSSレベル3の「すべて独力で遂行できる」段階と重なる部分があります。そしてレベル4の「課題の発見と解決をリードする」段階への入り口にもなるものです。
高単価の案件でTypeScriptが求められやすいのは、型を使いこなせる人が設計まで踏み込める傾向があるためだと考えられます。言語そのものが単価を決めているわけではありません。
逆に言えば、TypeScriptの文法を覚えただけで、設計の判断に関わる機会がないまま実装を続けている場合、年収は動きにくいということでもあります。順序を取り違えると、学習の時間が待遇に結びつきません。
React・Vue・Next.jsはどう位置づけるか
フレームワークについても、考え方は同じです。
案件情報を見ると、ReactやVue.jsを条件に挙げる募集は多くあります。扱えることが応募の前提になっている案件も珍しくありません。
ただし、扱えるフレームワークの数が増えるほど年収が上がるという関係は、公的なデータからは確認できません。年収を上げるうえで重要なのは任される範囲を広げることです。
フレームワークは案件の入り口を広げるものと位置づけ、そこから設計にどこまで関われるかを次の目標に置くと、待遇の面では動きやすくなります。
※ 参考元:厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」システムエンジニア(Webサービス開発)/プログラマー/INSTANTROOM株式会社「フリーランスボード」調査(2025年12月8日発表)
「フロントエンドエンジニアはやめとけ」と言われる理由を、年収の数字で確かめる
「やめとけ」と言われる理由のうち、待遇を根拠にしたものは公的データと合いません。Web開発職の求人賃金は、掲載されている12か月すべてで前年同月を上回っています。
このセクションでは、よく挙げられる3つの理由を、ここまで見てきた数字で1つずつ確かめていきます。
理由①「年収が低い」——コーダーとエンジニアが同じ名前で呼ばれている
最もよく聞く理由が、年収の低さです。ただしこの指摘は、平均の出し方に原因がある可能性があります。
詳細設計にもとづいて実装するプログラマーの有効求人倍率は0.98倍でした。要件定義や設計から関わるシステムエンジニア(Webサービス開発)は2.54倍です。求人賃金も月額で33.9万円と36.4万円の差がありました。
フロントエンドエンジニアという募集には、この両方が入ります。デザインどおりに画面を組む役割も、サービスの画面設計そのものを決める役割も、同じ職種名で募集されているためです。
2つを1つの平均にまとめれば、当然その平均は実装寄りの水準に引き寄せられます。「フロントエンドエンジニアは年収が低い」という印象の一部は、この集計の仕方から生まれています。
自分が実装側の役割に置かれている場合、周囲の話や求人票の相場が低く感じられるのは自然なことです。問題は職種の選択そのものではなく、どちらの役割で働いているかにあります。
理由②「学び直しが終わらないわりに報われない」——求人賃金は12か月連続で前年超え
技術の移り変わりが速く、学習が終わらないという指摘もよく聞かれます。これは事実に近い部分がありますが、待遇が悪化しているかどうかは別に確かめる必要があるでしょう。
職業情報提供サイトには、システムエンジニア(Webサービス開発)の月別求人賃金が掲載されています。令和7年7月の36.1万円から令和8年6月の37.6万円まで、掲載されている12か月すべてで前年同月を上回りました。前年同月との差は、月によって0.1万円から2.2万円の幅がありました。
業界単位でも同じ方向を示しています。令和7年賃金構造基本統計調査では、情報通信業の所定内給与額が前年比で3.8%増えました。
技術の移り変わりが速いことと、待遇が下がっていることは、切り分けて考えるほうが実態に近くなります。少なくとも公表されている数字の上では、この領域の求人賃金は前年同月を上回る状態が続いているためです。
なお、学び直しが続くこと自体は、公的資料も認めています。職業情報提供サイトには、Webサービスでは日々新しい機能が生まれ、開発のための技術も日進月歩である、と書かれています。
そのため常に情報収集し、スキルや技術を磨いて仕事をしていく積極性が求められる、と続きます。
この点を負担と感じるかどうかは、人によって分かれるところです。ただ「学び直しが続くから待遇が悪い」という因果は、データの上では成立していません。むしろ求人賃金が前年同月を上回り続けている領域で、学び直しも続いている、というのが実態に近い読み方になります。
理由③「AIに置き換えられる」
3つ目の理由がAIです。これはこの数年で最も伸びている懸念で、扱う情報量も多くなります。
公的資料がどう書いているかを含め、次の章で詳しく解説します。
「やめとけ」が当たっている場合もある
ここまで待遇面の根拠を確かめてきましたが、「やめとけ」という言葉が的を射ている場面もあります。ただしそれは、職種の問題ではなく職場の問題として現れるものです。
たとえば、次のような環境です。
- 作るものが決まったあとにだけ声がかかり、仕様の相談には呼ばれない
- デザインの微修正が業務時間の大半を占め、設計の判断をした記憶がない
- 何を作るかの議論が他部署で完結していて、理由を聞いても答えが返ってこない
こうした環境では、年数を重ねても、ITSSレベル3からレベル4への段階が進みません。経験年数だけが増え、任される範囲が変わらない状態になります。
この場合に見直すべきは職種ではなく、いまの職場で役割を広げられる余地があるかどうかです。余地がないと判断した場合に、はじめて環境を変える検討に入ります。
AIがコードを書く時代、フロントエンドの需要はどうなるか
厚生労働省の職業情報には「生成AIによるプログラムも年々、質が良いものになっている」と明記されています。同時にWeb開発職の有効求人倍率は2.54倍で、求人賃金も前年を上回り続けています。
厚生労働省が職業情報に書いている現状
公的な資料が、この変化をどう記述しているかを見てみます。
職業情報提供サイトのプログラマーの項目に、次の記述があります。Web画面の開発ではデザインツールから自動的にHTMLなどが作られ、プログラミングの必要がなくなっている、というものです。
続く段落では、ノーコードと呼ばれるようにプログラミングの必要なくかなりの部分のシステム開発ができるようになっていることが述べられています。生成AIによるプログラムも年々質が良いものになっている、という記述も同じ箇所にあります。
変化を否定する立場ではなく、正面から認めている記述です。この点は、不安を抱えて検索している方にとっても、まず知っておく価値があるでしょう。
同じ資料に「企画する人材、ビジネスを考える人材が求められている」とも書かれている
注意して読みたいのは、その先です。
システムエンジニア(Webサービス開発)の項目には、Webでのサービス提供が広がり、開発する人材のニーズがますます高まっている、と書かれています。
そして次の一文が続きます。開発を支援する様々なツールが生まれ、開発自体のハードルが下がるなか、サービスを企画する人材、ビジネスを考える人材が求められている、というものです。
減る側と増える側が、同じ資料のなかに並んで書かれているということです。実装のハードルが下がることと、この領域の人材需要が落ちることは、別々に進んでいます。
プログラマーの項目にも、同じ方向の記述があります。こうしたなかで、システム全体の開発を担当するようになったプログラマーがいる、という趣旨の内容です。
プログラミングの技を磨いて、開発になくてはならない役割を果たすようになった人もいるとされています。ブロックチェーンやAI、ゲームなど特定分野の専門性を活かして活躍している人もいる、とも書かれています。
仕事が消えるのではなく、担当する位置が動いているという整理です。
求人の数字はまだ減っていない
実際の求人データも確認しておきます。
令和7年度のシステムエンジニア(Webサービス開発)の有効求人倍率は2.54倍でした。月別の求人賃金は、掲載されている12か月すべてで前年同月を上回っています。
これは現時点での数字であり、この先も同じ水準が続くことを保証するものではありません。ただ、需要が縮小に転じたと読み取れる変化は、公表データのなかにはまだ現れていません。
置き換わりやすい仕事と、残りやすい仕事
公的資料の記述をもとに、業務ごとに整理すると次のようになります。
業務 | 自動化の進み方 | 根拠 |
|---|---|---|
デザインどおりに画面を組む | 進んでいる | 職業情報提供サイトに「デザインツールから自動的にHTMLなどが作られ、プログラミングの必要がなくなっている」と記載 |
定型的な処理を実装する | 進んでいる | 同資料に「ノーコード」「生成AIによるプログラムも年々、質が良いものになっており」と記載 |
要件を機能に翻訳する | 残りやすい | 同資料に「サービスを企画する人材、ビジネスを考える人材が求められている」と記載 |
表示速度やアクセシビリティの判断をする | 残りやすい | 同資料でWeb開発職の仕事に要件定義・基本設計・詳細設計が含まれると記載 |
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自動化が進んでいるのは実装の側で、残りやすいとされているのは何を作るかを決める側です。
情報処理推進機構(IPA)が2025年に公開した資料も、同じ方向を示しています。
この資料は、米国の大手テック企業などが参加するコンソーシアムの調査を引用しています。分類された47のICT職種のうち90%以上の職種で、主要スキルの50%以上がAIによって変化すると予測されている、という内容です。
ここでいう「変化」には、新たなスキルが加わることと、重要性が増したり下がったりするスキルが出ることの両方が含まれます。仕事がなくなるのではなく、求められるスキルの中身が入れ替わるという見立てです。
転職活動そのものでもAIが使われ始めている
視点を変えて、転職する側の変化も見ておきます。
転職サービスの利用経験があるITエンジニア964名への調査では、転職活動でのAI活用について次の結果が出ています。
- 志望動機・自己PRの作成に使った:22.3%
- 履歴書・職務経歴書の作成に使った:16.2%
- 企業・業界研究に使った:15.5%
- 面接対策に使った:9.3%
- 使っていない:64.4%
3割以上が何らかの形でAIを使っている一方、6割以上は使っていません。現場で使う技術としてのAIと、転職活動で使う道具としてのAIの両方が、同時に動き始めている段階です。
この調査は年収についても聞いています。次のセクションで詳しく見ていきます。
※ 参考元:厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」システムエンジニア(Webサービス開発)/プログラマー/情報処理推進機構(IPA)調査分析ディスカッション・ペーパー2025-02「DX動向2025-AI時代のデジタル人材育成」/UPPGO株式会社「ITエンジニア転職経験者964名調査」
【独自調査】ITエンジニア964名|年収アップを望んだのは80.8%、達成できたのは40.5%
転職サービスの利用経験があるITエンジニア964名への調査では、80.8%が転職で「給与・待遇のアップ」を実現したいと回答しました。別の設問では、「年収アップを達成できた」が40.5%でした。
調査の概要
- 調査対象:転職サービスの利用経験があるITエンジニア
- 有効回答数:964名
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査時期:2025年8月下旬
- 調査機関:GMOリサーチ&AI株式会社
- 調査主体:UPPGO株式会社
望んだのは80.8%、達成できたのは40.5%
「転職で最も実現したいことは何か」という設問に対し、複数回答で「給与・待遇のアップ」を選んだ人は80.8%でした。次に多かったのが「経験や能力を活かせる職種への転職」の45.3%、「労働条件の改善」の39.5%です。
1つだけを選ぶ設問でも、「給与・待遇のアップ」が53.2%で最多でした。2番目の「労働条件の改善」が15.9%ですから、大きく引き離しています。
一方、当初の転職目的をどれだけ達成できたかという設問では、「年収アップを達成できた」が40.5%でした。「ほとんど達成できていない」と答えた人も21.2%います。
年収アップを望んだ人が8割だった一方、年収アップを達成できたと答えた人は4割です。2つは別々の設問で、同じ人を追いかけた集計ではありません。転職という手段を選んでも、年収が動くとは限らないことが数字に表れています。
年収以外の項目も見ておきます。同じ設問の回答は次のとおりでした。
- 希望するスキルや経験を積めている:23.2%
- ワークライフバランスが改善:22.1%
- 新しい技術やトレンドに触れることができている:17.3%
- 人間関係の改善:14.4%
- キャリアパスの明確化:10.9%
- 正当な評価を得られている:10.8%
年収アップを達成できたと答えた人は40.5%で、達成度の項目のなかで最も高い数値です。一方で、ほとんど達成できていないと答えた人も21.2%います。
上がった人の内訳|51万〜100万円未満が最多
年収がどれくらい変わったかの内訳は、次のとおりです。
転職による年収の変化 | 割合 |
|---|---|
51万〜100万円未満 上がった | 23.1% |
100万〜200万円未満 上がった | 16.1% |
200万円以上 上がった | 9.3% |
ほとんど変わらなかった | 27.3% |
下がった | 9.0% |
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上がった人のなかでは、51万〜100万円未満の幅が最も多くなっています。200万円以上という大きな伸びは9.3%で、全体から見れば少数です。
同時に、ほとんど変わらなかった人が27.3%、下がった人が9.0%います。転職で年収が動く幅として現実的なのは、50万円から100万円ほどの範囲だと見ておくのが妥当でしょう。
転職活動にかかった期間も参考になります。同じ調査では「6か月以上」が30.8%で最も多く、「2〜3か月」が19.4%、「3〜4か月」が17.9%でした。
半年以上かけた人が3割います。在職しながら進める場合、この期間をどう確保するかも計画に入れておいてください。
望んだ人と届いた人の差はどこから来るのか
この調査からは、達成できた人とできなかった人の違いまでは分かりません。設問がそこまで踏み込んでいないためです。
ただし、ここまで見てきた公的統計の構造は、一つの見方を示してくれます。
確認したとおり、年収のレンジはITSSレベルによって段階的に分かれています。そして実装する側と設計から関わる側で、有効求人倍率に2.6倍の差があることを見ました。
同じ段階、同じ役割のまま会社だけを移った場合、動くのは在籍企業の給与テーブルの差の分だけです。段階や役割そのものが変わらなければ、大きな伸びは起きにくいと考えられます。
次のセクションでは、この構造を踏まえた具体的な打ち手を4つに整理します。
※ 参考元:UPPGO株式会社「ITエンジニア転職経験者964名調査」(調査機関:GMOリサーチ&AI株式会社/2025年8月下旬)
フロントエンドエンジニアが年収を上げる4つの打ち手
年収を上げる打ち手のうち、最も再現性が高いのは役割を実装から設計へ広げることです。設計・構築のITSSレベルが3から4へ上がると、年収レンジの上限は700万円から780万円へ動きます。
以下、再現性が高いと考えられる順に4つ挙げていきます。①と②が土台で、③と④は土台があってはじめて効くものです。
打ち手①|実装だけの役割から、設計に関わる範囲へ広げる
最優先はここです。転職を前提としない打ち手でもあります。
そもそもWeb開発職は、どれくらい設計に関わっているのでしょうか。職業情報提供サイトには、この職業で実際に働く人が各タスクをどれだけ実施しているかの割合が掲載されています。
- 既に提供されているWebサービスをどう改善していくか検討する:84.4%
- どのようなWebサービスにするかチームで決めていく(要件定義):82.2%
- 開発するWebサービスについて顧客と検討する(受託開発の場合):80.0%
- 社会に求められるWebサービス・機能をチームで検討する(自社サービスの場合):71.1%
実施順の最初に挙げられている4つは、いずれもコードを書く前の工程です。設計に関わることは特別な役割ではなく、この職業の標準的な仕事に含まれている、と読めます。
これまで見てきたとおり、設計から関わるWeb開発職の有効求人倍率は2.54倍、実装中心のプログラマーは0.98倍でした。求人賃金も月額で2.5万円の差があります。この差は、いまの職場のなかでも縮められます。
今日から始められることを3つ挙げてみましょう。
- 作るものを決める打ち合わせに、実装が始まる前から参加させてもらう。議事録の担当を引き受けるところからでも入り口になります
- 設計レビューに参加し、画面の構成やデータの受け渡し方について意見を出す
- 表示速度とアクセシビリティについて、自分の判断で仕様を提案する。数値で改善を示せると通りやすくなります
職業情報提供サイトにも、開発のハードルが下がるなかでサービスを企画する人材が求められていると書かれています。実装の腕を保ちながら、決める側の仕事に手を伸ばしていく形が、待遇の面では動きやすい方向です。
打ち手②|ITSSレベルを1段上げる
2つ目は、スキル段階そのものを上げることです。
ITSSレベル別の表で見たとおり、設計・構築のレベル3は450万〜700万円、レベル4は500万〜780万円でした。下限で50万円、上限で80万円の差があります。
ここで気をつけたいのは、レベルが資格試験の等級ではないという点です。IPAの定義では、レベル3は「すべて独力で遂行できる」段階、レベル4は「課題の発見と解決をリードし、後進育成に貢献する」段階とされています。
つまり試験に合格することではなく、任される範囲が広がることがレベルの中身です。後進の育成に関わる機会があれば、積極的に引き受けておくと段階が進みやすくなります。
打ち手③|賃金水準の高い環境へ移る
3つ目が、環境を変えることです。
令和7年賃金構造基本統計調査では、情報通信業の所定内給与額は男女計で406.0千円でした。一般労働者全体の340.6千円を上回り、産業別で4番目の水準です。前年比でも3.8%増えています。
参考までに、同じ調査で企業規模別の所定内給与額を見ると、大企業385.1千円、中企業326.2千円、小企業305.6千円となっています。ただしこれは全産業を合わせた数値で、フロントエンドエンジニアに限った金額ではありません。職種と企業規模を掛け合わせた統計は公表されていないため、傾向を示すものとしてご覧ください。
注意したいのは、提示年収だけで移り先を決めた場合です。任される範囲が前職より狭くなると、スキル段階も上がりにくくなり、成長が頭打ちになる可能性があります。その結果、数年後に年収を伸ばしにくくなることもあるでしょう。
打ち手④|フリーランスという選択肢と、その前提
4つ目は独立という選択肢ですが、その前に確認しておきたい前提がいくつかあります。
フリーランス向け案件サイトの集計では、平均年収946万円、平均月額単価788,000円、リモート可の案件が85.4%という結果が出ています。数字だけを見れば会社員の平均を大きく上回ります。
また、Web開発職で実際に働く人の75.6%は正規の職員・従業員です。自営・フリーランスは20.0%にとどまります。
案件ベースの平均年収は、年間を通して稼働することが前提の数字です。案件が途切れた期間は収入が入りません。社会保険料や税金の扱いも会社員とは変わります。
この選択肢が現実的になるのは、打ち手①と②で任される範囲が広がったあとです。実装だけを担当してきた段階で独立すると、単価の低い案件に張り付く時間が長くなりやすくなります。
※ 参考元:厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」システムエンジニア(Webサービス開発)/厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/情報処理推進機構(IPA)「ITスキル標準」/INSTANTROOM株式会社「フリーランスボード」調査
フロントエンドエンジニアの転職に役立つサービス6選
サービス名 | フロントエンドエンジニア転職 | フロントエンドエンジニアの | 特徴・強み | 年収アップ実績 | 対応エリア |
|---|---|---|---|---|---|
レバテックキャリア | 5.0 | 2,700件以上 |
| 3人に2人が年収70万円アップを実現 | 全国 |
Geekly | 5.0 | 500件以上 |
| 転職成功者の77%が年収アップ | 関東の一都三県、関西圏 |
Findy | 4.5 | 400件以上 |
| 非公開 | 全国 |
テックゴー | 4.3 | 200件以上 |
| 平均138万円アップ | 一都三県/大阪/名古屋/福岡 |
キッカケエージェント | 4.2 | 700件以上 |
| 年収72万円アップ | 全国 |
Green | 4.0 | 1,000人以上 |
| 非公開 | 全国 |
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1:レバテックキャリア

基本情報 | |
|---|---|
運営会社 | レバテック株式会社 |
タイプ | ITエンジニア専門転職エージェント |
フロントエンドエンジニアの | 2,700件以上 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 3人に2人が年収70万円アップを実現 |
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レバテックキャリアがおすすめの理由
年間1万回以上の企業訪問で社内情報を収集
社内環境・社員の雰囲気・チームのスキル感など、働きやすい環境かどうかを入社前に知ることができる
希望企業への転職成功率96%
強み発見のテクニカルヒアリングや会社ごとに面接で何を聞かれるのか教えてもらえるので、高い選考通過率が期待できる
利用者の3人に2人が年収70万円アップ
利用者の90%が「アドバイザーの業界知識が豊富」と回答。IT業界の動向に詳しいので、正しい市場価値に合った求人紹介によって年収アップを実現しやすい
フロントエンドエンジニアとしての経験が転職市場でどう評価されるかを確認したい場合、レバテックキャリアが選択肢になります。
フロントエンドエンジニアの公開求人数は4,800件以上(2026年9月時点)で、使用するフレームワークや開発工程の条件から求人を絞り込めます。TypeScriptなど、扱ってきた技術に合う案件を確認しやすい環境です。
年間1万回以上の企業訪問により、チームの技術構成や開発環境まで把握しているため、TypeScriptや設計への関わり方といった、求人票では読み取りにくい部分も確認できます。
テクニカルヒアリングを通じて強みを言語化し、企業別の面接対策を行うことで、希望企業への転職成功率96%という実績もあります。実際に利用者の3人に2人が年収70万円アップを達成しています。
設計や上流工程まで担当範囲を広げたい人や、現在の経験がどの求人条件に当てはまるかを把握したい人に向いています。
レバテックキャリアはこんな人におすすめ!
- 社内環境や社員の雰囲気まで入社前に知っておきたい人
- コードを活かしてキャリアアップを目指したい人
- IT業界に精通したアドバイザーから的確なサポートを受けたい人
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2:Geekly

基本情報 | |
|---|---|
運営会社 | 株式会社Geekly |
タイプ | IT・Web・ゲーム業界専門転職エージェント |
フロントエンドエンジニアの | 500件以上 |
対応エリア | 関東の一都三県、関西圏 |
年収アップ実績 | 転職成功者の77%が年収アップ |
右にスライドできます →
Geeklyがおすすめの理由
転職支援実績22,000件以上&活躍率は86%以上
IT企業の現場の情報を共有するとともに、スキル・経験を活かせる企業を紹介してもらえるので入社後に長く活躍できる
在職中の転職成功率86%
求人紹介・面接対策・スケジュール管理・年収交渉までIT専門アドバイザーが対応するから、IT企業への転職がスムーズ
企業ニーズを押さえた書類添削で転職成功率20%アップの実績あり
IT専門アドバイザーがスキルや経験を棚卸ししてアピールポイントを明確にしてくれるので、選考を通過しやすい書類を作れる
働きながら転職活動を進めたいフロントエンドエンジニアには、Geeklyが選択肢になります。
フロントエンドエンジニアの公開求人数は1,600件以上(2026年9月時点)で、IT・Web・ゲーム業界に特化した22,000件以上の支援実績があり、入社後の活躍率は86%以上です。現場が求める技術や体制と、エンジニアの経験を照らし合わせたうえで求人を紹介する仕組みが背景にあります。
IT専門のアドバイザーが書類添削から年収交渉、面接日程の調整まで一貫して対応するため、現職が多忙な人でも進めやすく、在職中の転職成功率は86%となっています。
企業ニーズを踏まえた書類添削では、TypeScriptやフレームワークの経験をどう伝えるかを整理できます。実装だけでなく設計やテストにどう関わってきたかを言語化する場面でも活用できます。
働きながら選考を進めたい人や、入社後も長く働ける環境を重視する人に向いています。
Geeklyはこんな人におすすめ!
- 長く活躍できる働きやすい環境の職場を見つけたい人
- 働きながら、できるだけ早く転職したい人
- 大手からベンチャー企業まで幅広く求人を確認したい人
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3:Findy

基本情報 | |
|---|---|
運営会社 | ファインディ株式会社 |
タイプ | ITエンジニア専門スカウトサービス |
フロントエンドエンジニアの | 400件以上 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 非公開 |
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Findyがおすすめの理由
GitHub連携でスキルを偏差値化
公開リポジトリの情報から技術力を数値で確認できる。開発言語ごとの偏差値も算出されるため、rubyの評価を単独で把握できる
スキル偏差値と連動した年収予測機能
職種や経験年数も加味して想定年収を算出。現在の年収が市場の水準と比べてどの位置にあるかを確認できる
ユーザーサクセス面談が何度でも無料
エンジニアの転職・キャリアに詳しい担当者に相談できる。面談の場で無理に転職を勧めない方針が公式に示されている
自分の技術力が市場でどう評価されるかを確認したいフロントエンドエンジニアには、Findyが選択肢になります。
GitHubの公開リポジトリを解析してスキルを偏差値で示す仕組みがあり、開発言語ごとの偏差値も確認できます。それぞれの言語でどの程度の評価になるかを、求人への応募前に把握できる点が他社との違いです。
スキル偏差値と連動した年収予測機能もあり、職種や経験年数を加味した想定年収が算出されます。現在の年収との差を確認する材料になります。
掲載求人はIT・Web系に限定されており、厳選された800社以上の企業が登録しています。rubyを扱う求人も掲載されており、年収600万円以上のポジションが中心です。
転職意欲がない段階でも、スキル偏差値と年収予測だけを利用できる点も特徴です。ユーザーサクセス面談についても、公式サイトで「面談の場で無理に転職を勧めることはしない」と明記されています。
すぐに転職するかを決めていない段階で、まず自分の立ち位置を確認したい人に向いています。
Findyはこんな人におすすめ!
- 転職するかを決める前に、自分の市場価値を確認したい人
- GitHubでの開発実績を評価に反映してほしい人
- 自社サービス開発企業やスタートアップの求人を見たい人
◎GitHub連携でスキル偏差値を算出 ◎転職意欲がなくても利用可能
4:テックゴー

基本情報 | |
|---|---|
運営会社 | 株式会社MyVision |
タイプ | 現役ITエンジニア/PM特化転職エージェント |
フロントエンドエンジニア | 200件以上 |
対応エリア | 一都三県/大阪/名古屋/福岡 |
年収アップ実績 | 平均138万円アップ※1 |
右にスライドできます →
テックゴーがおすすめの理由
業界を牽引する大手・ベンチャーの求人が充実
メガベンチャー・大手事業会社・ITコンサルなどの高待遇の非公開求人を多数保有
効率的に進められる「土日1DAY選考会」
休日を利用して1日に複数回の面接を凝縮。平日に時間が取れない多忙なエンジニアでも、スピーディーに選考を進めることが可能
回数無制限の模擬面接で内定率を最大化
キャリアアドバイザーが納得できるまで親身にサポート。エンジニア特有の選考ポイントを熟知した、質の高い対策を提供
テックゴーは、実務経験2年以上のITエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
コンサル転職でトップクラスの実績を誇る「MyVision」の知見を継承しているため、大手・ベンチャーのみならず、戦略コンサルファームやITコンサルタント職の求人も豊富です。開発現場の下流工程から上流工程、さらにはマネジメント層へのキャリアアップなど、中長期的な市場価値の向上を見据えた提案を得意としています。
特に、納得がいくまで何度でも実施可能な「無制限の面接対策」は利用者からも高く評価されており、選考に不安を感じる方でも自信を持って本番に挑める体制が整っています。
※1-2:2026年5月時点の公式サイトより
テックゴーはこんな人におすすめ!
- 効率重視で、短期間での転職を成功させたい人
- 年収アップや、上流工程へのキャリアアップを本気で考えている人
- 土日にまとめて選考を進めたい、多忙な現役エンジニア
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5:キッカケエージェント

基本情報 | |
|---|---|
運営会社 | 株式会社キッカケクリエイション |
タイプ | 転職エージェント |
フロントエンドエンジニアの公開求人数 | 700件以上 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 年収72万円アップ※1 |
右にスライドできます →
キッカケエージェントがおすすめの理由
大手からSaaS、ベンチャーまで豊富な求人ラインナップ
MIXI、エス・エム・エス、サイバーエージェントなど、業界を牽引する有名企業の求人を多数保有
量より質を重視したマッチング
アドバイザーがキャリアプランを丁寧にヒアリング。希望に合致する「質の高い求人」のみを厳選して紹介するため、ご提案求人への満足度は93%※3と高水準です。
市場価値を最大化するキャリア設計
目先の転職だけでなく、数年先を見据えたキャリアプランを提案。中長期的な市場価値向上をサポートします
入社後まで見据えたマッチング精度
「入って終わり」にしないマッチングを徹底しており、入社後の定着率は98.49%※1。ミスマッチの少なさが数字に表れています。
キッカケエージェントは、実務経験1年以上のエンジニアに特化したIT・Web業界専門の転職エージェントです。業界知識に精通したアドバイザーが、スキルや開発経験を正しく評価したうえで年収交渉を行うため、転職による年収アップ平均は72万円※2という実績を残しています。
求職者に寄り添う姿勢も徹底しており、ヒアリングの結果「現職に留まるのが最善」と判断すれば正直に伝えるなど、誠実な対応が特徴。その結果、ご提案求人への満足度は93%※3、入社後の定着率は98.49%※1と、入社後まで見据えたマッチング精度の高さにつながっています。
また、応募書類の作成サポートが手厚い点も特徴です。面談内容をもとにアドバイザーが書類作成を代行するほか、個人開発の実績まで反映させた履歴書のブラッシュアップや、企業ごとの徹底した職務経歴書の添削、面接対策など、親身なサポート体制が高く評価されています。
※1:2025/01/01~2025/12/31までの入社者465人中、半年以内に退職した人が7人
※2:2025年の20~30歳内定承諾者を対象とし、年収の減少・維持を含む全データの平均値を算出。
※3:調査機関(自社調べ)・アンケート対象期間:2022/5/1~2023/3/1
キッカケエージェントはこんな人におすすめ!
- 実務経験1年以上のエンジニア
- 表面的な紹介ではなく、キャリアに深く寄り添ったサポートを希望する人
- 書類作成や面接対策をプロに任せて効率的に進めたい人
◎ご提案求人への満足度93% ◎いつでも退会可能
6:Green(グリーン)

基本情報 | |
|---|---|
運営会社 | 株式会社アトエラ |
タイプ | IT・Web業界専門転職サイト |
フロントエンドエンジニアの | 1,000件以上 |
対応エリア | 全国 |
年収アップ実績 | 非公開 |
右にスライドできます →
Greenがおすすめの理由
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【Q&A】フロントエンドエンジニアの年収に関するよくある質問
フロントエンドエンジニアの平均年収はいくらですか?
厚生労働省の統計にもとづくWeb開発職の平均年収は578.5万円です。
職業情報提供サイト(job tag)の「システムエンジニア(Webサービス開発)」の数値で、令和7年賃金構造基本統計調査を加工したものです。
公的統計に「フロントエンドエンジニア」という職種区分はないため、実務内容が最も近いこの区分を見ます。
求人票ベースの集計では460万円、フリーランス案件ベースでは946万円と、母集団によって数字は大きく変わります。
フロントエンドエンジニアの年収は低いと言われますが本当ですか?
コーダーとエンジニアが同じ職種名で語られるため、平均が下に引かれています。
HTMLとCSSの実装を担当する役割と、設計から関わる役割が、どちらも「フロントエンドエンジニア」と呼ばれています。
厚生労働省の求人統計では、設計から関わるWeb開発職の有効求人倍率が2.54倍、詳細設計にもとづいて書くプログラマーが0.98倍です。
同じ言語を書いていても、市場での需要は2.6倍の開きがあります。
未経験からフロントエンドエンジニアになると年収はどうなりますか?
入職直後は下がることが多く、実務3〜4年で水準に追いつくのが一般的です。
厚生労働省の調査では、この職業に就いた人の22.5%が「入職前の訓練は特に必要ない」と答え、20.0%が「1か月超〜6か月以下」と答えています。
入り口は開かれている一方、一人前と認められるまでには3〜4年かかるとされています。
前職の年収が高い場合、最初の1〜2年は下がる前提で資金計画を立ててください。
TypeScriptが書けると年収は上がりますか?
単価の高いフリーランス案件では前提スキルになっており、指標としては有効です。
ただし「TypeScriptを書けるから年収が上がる」のではなく、型を意識して設計できる人が、設計から関わる役割に就きやすいという順序です。
厚生労働省の職業情報でも、Web開発職に求められているのは実装そのものより、要件定義から設計までを担える範囲の広さだと読み取れます。
フロントエンドエンジニアの月収・時給はどれくらいですか?
公的統計では1時間あたり2,819円、ハローワーク求人の月額は36.4万円です。
時給は残業代と賞与を含む一般労働者の数値で、月間の労働時間は159時間です。
求人賃金(月額)は令和7年度で36.4万円、前年度から1.3万円上がっています。
AIが普及するとフロントエンドエンジニアの仕事はなくなりますか?
実装の一部は自動化が進む一方、Web開発職の有効求人倍率は2.54倍です。
厚生労働省の職業情報にも「ノーコード」「生成AIによるプログラムも年々、質が良いものになっている」と明記されています。
同時に「開発自体のハードルが下がるなか、サービスを企画する人材、ビジネスを考える人材が求められている」とも書かれています。
求人賃金は、掲載されている12か月すべてで前年同月を上回りました。
フロントエンドエンジニアはやめとけと言われますが、待遇面ではどうですか?
求人賃金は12か月連続で前年を上回っており、待遇面での根拠は薄い状況です。
厚生労働省の月別求人賃金では、令和7年7月の36.1万円から令和8年6月の37.6万円まで、掲載されている12か月すべてで前年同月差がプラスです。
情報通信業の所定内給与額も産業別で第4位、前年比で3.8%増えています。
「やめとけ」の中身は待遇そのものより、役割の線引きが曖昧な職場に入ってしまったときの話であることが多いようです。
フロントエンドエンジニアが年収を上げるには何から始めればよいですか?
実装だけでなく設計に関わる範囲を広げることが、最も再現性の高い打ち手です。
厚生労働省委託調査のスキルレベル別データでは、設計・構築のITSSレベル3が450万〜700万円、レベル4が500万〜780万円となっています。
レベル3から4へ上がると、レンジの上限が80万円動きます。
ITエンジニア964名への調査では、80.8%が「給与・待遇のアップ」を転職で実現したいと答えた一方、別の設問では「年収アップを達成できた」が40.5%でした。
まとめ|フロントエンドエンジニアの年収は「役割」で決まる
フロントエンドエンジニアの年収に、ひとつの正解の数字はありません。数字が割れて見えるのは、集計している母集団が違うためです。
この記事で確認した要点を3つに絞ります。
この記事の3つの要点
- 最も近い公的統計の職種では578.5万円。 460万円と946万円が同じ職種名で並ぶのは、それぞれが数えている対象が違うためです
- 有効求人倍率は、設計から関わる側が2.54倍、実装中心の側が0.98倍。 同じ言語を書いていても、職業分類の違いとして見ると市場での需要に2.6倍の開きがあります
- 年収を動かす打ち手は、役割を広げることが最優先。 ITSSレベルが3から4へ上がると、年収レンジの上限は700万円から780万円へ動きます
年収の差を生んでいるのは、書ける言語の数だけではありません。何をどこまで任されているかも、大きな要素の一つです。
いまの職場で任される範囲を広げられるかどうか。そこを見極めるところから始めてみてください。
この記事を書いた人

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